果たしてゴールテープを走り抜けられたのか？？
笑撃ｗｗのレース後半戦！
▼アルトラエイド〜A19〜A23〜アルトラエイド（復路）
エイドの先にあるトイレの脇を左に進むと、AttackLineではもっとも傾斜のキツイ登り区間がスタート。ここで約300mちょっとの累積を稼ぐことになる。
熊笹と樹林の、一見すると大した斜度には見えないけど、全走りするかと言われたら自分にはキツい区間。と言っても、もともと当初の作戦でもここは走らずパワーウォークの予定だったので、まずはしっかりと前に進むことを意識する。
そう言えば、登り始めてすぐくらいだったと思うけど、自分の後にマーシャルの方がいて、その方の無線から
「まもなくAttackLineトップ・上田選手が鐘掛松通過します！」
なんと、上田瑠偉選手、自分がさっき通過したアルトラエイドにもう戻ってくるって・・ｗ
思わず「マジかよｗｗ」って声出ちゃったもんね。次元が違い過ぎてショックも受けないｗ
登りはキツイけど雰囲気はとても良い。だんだんとガスも晴れて日差しが届くようになってきた。
取り付きから約20分ほどで大きな登りをクリア！そうそう、↑の誘導ボラの1人が、
「〇〇さん！ナイスラーン！」
って名前で呼んでくれたんですよね。
それで思わず「ありがとうございます！ミチタロー方式ですね！」って答えたら、名前呼んでくれた方が「ミチタロー・・・？」と不思議そうな顔をしてて、そうしたら隣にいたもう一人のボラの方が「高松山の・・・」って声をかけてて、するとピンと来たのか「ああ〜！」、といったやり取りがありました。
そう、名前呼んでくれた方、正にATGTRAILの時に自分もやっていたように、恐らく名前とゼッケンNo.が書かれた紙を持ってて、自分の番号で名前を探して声かけてくれたんだろうな、と。
知り合いがボラでいて応援してくれるのはもちろんだけど、知らないボラの方でも名前を呼んで貰えるのはとても元気付けられるね！
というやり取りの後は、やっとここから下り！（と思ったｗ）
ボラの応援もあって、ギアを入れ替えた感覚。ここからの下り区間は思いっきり飛ばす！と決めてた。
と、思ったらこの下りがまあまあトラップだったｗ
そう言えば、試走に行っていた同じAttackLineに出てるアヤノさんも、木段が苦労した、って言っていたけどこれのことか・・・！
草に紛れて埋もれた木段、しかもしっとりしてて滑りやすい。最初はこれに苦戦したけど、徐々に慣れてきてここも快調に飛ばせるようになってきた。
更に、もう下りしかない！と勝手に思っていたらまだ登りがあるというねｗまあ先ほどの尾根に比べれば短いけど。上の写真3枚目が多分この区間の最高地点「三味線滝」の手前辺り。
ここを過ぎてからが本当のダウンヒルスタートだった。多分ここで10〜15人くらいは抜いたと思う。
この下りがとにかく気持ちよかった。今までのレースで一番気持ちよく下りを走れたかもしれない。
途中OnePackLineのマーシャルをされていたサクさんをパスし、更に下の林道まで一気に下る。
林道に出たところで、ロング（OnePackLine）との分岐があり、ここには厚木大学のミカさんとシャウシャウさんが誘導ボラをやっていた。お二人から応援を貰い、エイドまでの林道区間もしっかりと走る。ここの2�劼�らいの区間はキロ6分→5分を切るペースで進んだので、かなり調子が良かったみたい。
ある程度温存しつつ、飛ばせるところで飛ばす。後はエイドを過ぎたら大きな登りはないので、落とし過ぎないようにペースを維持できればかなり良いタイムでゴールできるはず。
10時12分、再びアルトラエイドに到着。往路では9時29分にここを出てるから、1時間経ってない！
計測チップを読み込みして貰ってから、ここでも水だけ補給してすぐに出発。
▼アルトラエイド〜ゴール
エイドを出ると再び大平林道。ここはほぼフラットだけど復路では緩やかに登り基調な区間がある。
先ほどの下りで飛ばし過ぎたのか、やや足に疲労感があり、ここでは持参した桃わらび餅を食べたり、塩ジェルを飲んだりしながらややペースを落とし気味に走る。
例のゲレンデみたいな登りのところに着いたら、下から乗馬の皆さんが登ってくるところだった。
写真を撮りつつ一呼吸入れて、馬が通り過ぎてからここもダウンヒル開始。
ここもキロ5分ちょいくらいで快調に飛ばす。前方に見えるランナーもこの区間でだいたい捉えたはず。
A13を過ぎ、防火帯の区間。過去のスリーピークスの写真を見ていると、やっぱりここは印象的な区間らしい。だって気持ちいいもの。こんなまっすぐなトレイルを走れるなんて、最高だよ。
防火帯下部のところでは、高松山のギョウさん！
↑この時ギョウさんが撮ってくれた写真！
その先ではシミシミズも。お二人とも誘導ボラありがとうね！
いよいよ最後のトレイル区間、信玄棒道。ここまで来ればあと4�劼曚鼻�このまま行けば目標だった2時間半切りも行けるかもしれない！このラスト数キロを走りきるために、この日のレースの戦略があったんだ、ここまで大きく外れてないから、ここを踏ん張れば行ける！
と思って走っていた矢先。
なんと・・・急激に腹部にキリキリと刺すような痛みが。
マジか！
まだ全然走れる、足は残ってるのに。
走ろうとすると腹部の激痛で走り続けられない・・・
ちょっと走ってはお腹をさすり、また走っては歩き・・。
それでも最初の方は何とか走るのと、競歩みたいなのを繰り返して進んでいたのだけど、ラスト1�劼鮴擇辰進佞蠅任い茲い茱筌丱ぁ�このままでは、大会史上初の社会死による失格という不名誉な記録を打ち立ててしまうｗ
一刻も早くゴール（トイレ）に行かなければ、でも急げないｗｗ
途中、ゴール手前にあるコンビニに本気で駆け込もうかと思ったけど、誘導ボラの方が「あと300ｍですよ〜！」（確か300、500ｍだったかな？記憶があやふやｗ）って言っていたので、もうラスト乗り切るしかない！と意を決してゴールを目指す。
ここで、応援で来ていたヨッシーさんと再び合流。事情を簡単に話すと「あとちょっとだよ！」と励ましてくれた。ヨッシーさん良い人だ、本当ありがたい・・・！
必死で生きようと（社会的に）しているアラフィフランナーの姿です（Photo by ヨッシー）
ちょうどこの辺りで、後ろから来たアヤノさんに追い抜かれる。
一瞬心配してかペースを落とそうとしてくれた（ように見えた）ので、「行って行って！」とアヤノさんを先に行かせる。
さらにその先では、ハイク＆ラン仲間のペロさんが、この後のマーシャルの前に応援に駆けつけてくれていた。カメラを構えて
「マサさん走って走って！！」
と鬼のような事を言うｗ
いや、普通なら全然ありがたい言葉なんだけど、今の自分には正に生きるか死ぬか（社会的に）、絶対に負けられない戦いの真っ最中。何ならもう全歩きでゴールしたいくらいだったけど、なんとか声援にこたえてギリギリ走ってる風で写真を撮ってもらうｗ
自分からするともう涙なしでは見られない後ろ姿ｗｗ
足が痛いんじゃなくて、お腹痛くて走れないなんて・・・そんな事全然予想してなかったｗ
この先には厚木大学のマナブさんが最後の誘導をやってて
「おう、なんだよゴールなんだから走れよ！」
と往路でも聞いたような事を言われたけど、もう苦笑いしかできないｗ
それでも最後のカーブを曲がって、ゴールテープが見えた時は、やっぱり最初から決めていたように走ってゴールテープを切りたい、って思ったよね。
Photo by ヨッシー
なんとか、なんとか！本当にギリギリで、走ってゴールテープをカット！
ま、間に合って良かった・・・！
この後、計測チップを外してもらって、完走証も受け取らずにトイレへダッシュ！！
やっと社会死からの恐怖から解放されました・・・ｗ
で、タイムは・・・
んーーー！目標のタイムには届かず・・・。
ラスト4�劼�らの腹痛が無ければ行けただろうか・・STRAVAを見るとラスト4�劼�
7:03
7:23
7:45
8:20
だから、仮にキロ5で走れたとしても8分ちょっとしか縮まらないから、それより前からもう少しペースアップしてないとダメだったっぽいなあ。
それでも、今まで3回レースに出て、初めて50%以内の順位（部門/総合共に）だし、結果としては満足はできないけど、及第点なんじゃないだろうか。
非常にスッキリとした笑顔ｗｗｗ
AttackLineに出走したアヤノさん、応援のヨッシーさんと記念に1枚。
この後は、ゴールの会場で開催されていたマルシェをふらふらと見学。
そう言えば、スタート前に呼び出しアナウンスで知った、モチカナ菓子さんが出店されてましたなｗ
そしてなんと、前に甲府ナイトで一緒に飲んだamehika氏（左後ろにいるｗ）も、今回AttackLineに出走していたそうな。タイムも自分とだいたい一緒くらい。早っ！さすが日曜夜に走ってるだけあるね〜。今年の武田の杜も出るって行ってたから、その時は是非、また甲府ナイトで飲もう！
ちなみに、モチカナ菓子さんではいつものカヌレとスコーンを、留守番してくれた家族のお土産に購入！
ビールで乾杯！と行きたかったけど、帰りの運転もあるし、ノンアルで。
この後は道の駅小淵沢に併設されているスパティオ小淵沢の「延命の湯」で汗を流し、ちょっと渋滞したけどまあまあ順調に17時過ぎ位に帰宅。
本当に楽しい、充実した2日間でした。
という事で、今回のレースはこんな感じ。
距離：22.00km
経過時間：2:42:31
獲得標高：840m
平均ペース：7:23/km
（※STRAVA計測なので大会のタイム・データとは若干ズレあり）
簡単に振り返ると、
・序盤の信玄棒道〜アルトラエイドまでは、フラットや走り切れるところは押さえつつもある程度走り切れた。
・アルトラエイドからの登りはある意味捨て区間。むしろここで変にペース上げようとすると今の自分では後々に響きそうだったので、ここは戦略通りで良かったと思う。
・三味線滝からの下り2�劼鬚�なり飛ばして走り切れたのは大きい。
・その後の下りやフラットもあまりペースを上げすぎず落とさずで走り切れた。
特に自分にとっての鬼門である17�卅宛紊蚤�攣りや疲労によるペースダウンが無かったのは、4月5月のトレーニングがある程度活きてくれたように思う。
・残り4km以降腹痛のトラブル。振り返ると水を一気に飲み過ぎたかもしれない。あと、同時にわらび餅と塩ジェルを採ったのも、急激に胃腸に負荷をかけてしまった？
補給の取り方は見直してみたい。
・ゴール時も足は残っていて走り切れたこと、その後もダメージは筋肉痛以外無く、翌日もジョグはできたこと。
総じて、事前の準備、作戦、補給等が今までで一番うまくいったと思う。
この感じを忘れないようにして、今後ブラッシュアップしていければ良いかな〜。
一番はやっぱり足攣りが無かったこと！これは「ギリギリ大丈夫だった」のではなく、全然気配も無かった。一応対策としては
�．灰爛譽吋▲璽蝓爾鬟好拭璽�15分前に１つ、7�卉賄世�1つ飲んだこと
��塩ジェルを7�卉賄世�1つ、13�夘婉瓩�1つ
��ドリンクはエブリサポート＋ピュアパラ（パラチノース）
これがセットだったこと。この組み合わせでもう少し検証して、問題なければ今後のスタンダードにしたいかな。
あとは本当、腹痛ね・・・今まで出たレースでも腹痛なんて無かったし、トレーニングでもこんな事は無かったのでちょっとはっきりとした原因は分からないけど、こういう事もあるんだな、と言い勉強になりましたｗ急な腹痛にはやっぱストッパが良いのかな？
しかし思い返しても足攣り以上に厄介でしたｗ
本当、残り3�劼�らいは一体何と戦ってるのか分からなくなりましたｗ
という訳で、2日間、八ヶ岳周辺を満喫したスリーピークス八ヶ岳トレイルは無事に終了。
この後、夏〜秋とまだレースの予定は全然ありませんｗ気が向いたらショートレースに何かエントリーしようかな・・・。
この2日間でつくづく思ったけど、やっぱり自分はショート〜ミドルくらいのレースの方が合ってる気がするなあ。レースだけでなく前泊でレース会場付近を観光したり、今回のようにプチハイクを織り交ぜたり、そう言うのを楽しみつつレースも出る、ってパターンが良いみたい。
もちろん100mileとかでも、2泊、3泊と宿泊を増やせばいいのかもしれないけど、自分の場合はやっぱり1泊2日くらいでやり切れるのがちょうどいいかな〜。
あとは年末の武田の杜！
これは去年大失速してしまったので、今年はちゃんと走り切りたい！
という事で、次のレースは（多分）武田の杜トレイルランニングレース、でお会いしましょうｗ
おわり。
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