お久しぶりのギアレビューです。
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NITECORE(ナイトコア) NU17

最近は仕事後の帰宅ランや、山に行くにしても早朝暗いうちから登り始めたりとヘッドランプを使う頻度が上がってまして、何となくまたヘッドランプ欲に火が付いたのですよね。。。
と言っても、今使っているACTIK COREは個人的にめちゃくちゃ気に入っているので、これをリプレイスするのではなく追加する方向の欲です。

欲と言っても理由はちゃんとありまして。
1つは今、ヘッドランプは上記のPetzl ACTIK CORE1本体制なんですよね・・・。
もちろんランプ系であれば山に行くときは他にも小さなUSB差し込みのLEDランプとか持って行ってますけど、これは行動用じゃないですし。
なので長らく空席だったサブランプが欲しい、という点。

も一つは、メインであるACTIK COREの防水性能です。
ACTIK COREは防水性能を示す指針で言うところの「IPX4」相当。
このIPX4というのは「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。」というものでして、これがまた微妙と言えば微妙な性能なわけです。要するに小雨で雨粒が付く程度なら問題ないけど、本降りの中で使うには難あり、という感じ。
基本的に雨の時はお家で引きこもっていることが多い自分ですが、と言っても急な天候変化ややむを得ずというケースは想定されます。今のところは大丈夫だけど、もし本降りの雨の夜間行動が必要な場合、ランプが浸水して使えないのでは生死にもかかわる重大な問題です。

ということで、「防水性能がACTIK COREより上のサブのヘッドランプ」が欲しいゾ☆となったわけです。


さて、上記を加味したうえで今回の選定ポイントは以下の通り。

1.IP5または6相当の防水性能
2.サブである故コンパクト/軽量であること
3.USB経由で充電ができるもの
4.赤色灯あり
5.100lm前後の実用的な光量
6.できればバッテリー寿命がだだ下がりしないもの

・・・まあ、高望みしすぎかな、とは思ったけどw理想は高くね。
1.は必須、2.も前提としては優先度高め。3.バッテリー運用を統一したいので必須。
4.はサブとはいえ万が一を考えると必要。5.は数値だけデカい光量はいらないので実用的なものが欲しい。個人的には100lmもあれば十分(配光にもよるけど)。6.はいわゆるコンスタントライティング(これ今は使われてないのですねえ)という考え方に近いもの。点灯直後から光量がダダ下がりしてしまうと使いづらいので。。。

まずもって思いついたのがPetzlのBindi(ビンディ)
bidi
サブのヘッドランプとしては定番の部類ですね。
ULな人ならメインで使うこともあるでしょう。自分もこれが結構欲しくて何度となくカートに出し入れしたことがありますw
モノとしても良くできているし、デザインとか所有欲を満たしてくれるものがありますね。

<スペック>
光束:200lm
重量:約35g
バッテリー:680mAh内蔵型リチャージブルバッテリー(リチウムイオン)
赤色灯:あり
USB充電:〇
防水性能:IPX4

そう・・・スペックは申し分ないのですが、防水性能だけ選定ポイントから漏れてしまうのです。
ここは外せない・・・。

ぐぬぬ・・・
それならばライバル(?)blackdiamondはどうだ!
調べてみたらよさげなのがスプリント225ですかね。
supurinto225
以前同社のReVoltを使ってましたがこれも結構良いヘッドランプでした。
その後Petzlに鞍替えしちゃったけど、あれからかれこれ4年。BDヘッドランプの出来は如何に。

<スペック>
光束:225lm
重量:約56g
バッテリー:750mAhリチウムイオン充電池
赤色灯:なし
USB充電:〇
防水性能:IPX4

もともとランニング向けに展開されていた旧モデル(イオタ)のリニューアル版であるスプリント225。やはり市街地での使用を前提としているのか、赤色灯は装備されていませんでした。
そしてこちらもIPX4相当・・・。ううーーむ。

やっぱり選定ポイントは要求が高すぎるのだろうか。
どうしても諦めきれず海外のレビューなどを読み漁っていると、スプリント225のレビュー記事に対して「比較するならBindiだけじゃなくNITECORE NU25もいいよ!」とのコメントが。

NITECORE・・?
NU25・・?

聞いたことない・・。
で、早速調べてみましたよ。するとこれがめちゃくちゃいいじゃないですか!
nitecorenu25
ちょっとベルトのデザインが野暮ったいけど、何となくダグラムとかボトムズっぽい本体は昭和世代を擽りますw
さらにスペック!

<スペック>
光束:360lm(メイン)
重量:約28g
バッテリー:610mAhリチウムイオン充電池
赤色灯:あり
USB充電:〇
防水性能:IP66

キターーーーーー!!!
ついに理想を実現したヤツ発見!!
しかもこNU25、色々調べてみると海外のULハイカーの間では、ベルトをショックコードに変更してBindiっぽく使うのが流行っているらしく、ニコニコ顔でカスタムしてる動画をYoutubeにアップしてるおばちゃんとかおじちゃんがいっぱい出てきました。
レビューもこれだけあるなら相当期待持てますね。
しかもアマゾンで5000円弱で購入も可能ときたら、速攻飛びつくでしょう!

そう思うでしょう?w

で、それでも気になってさらにNU25調べてみたんです。欠点らしい欠点は見当たらないのだけど、さて、それじゃ実用的なランタイムや光量はどうだろう?
ちょっと調べてみるとこんな情報が・・・
nitecore-nu25-turbo
nitecore-nu25-high
https://budgetlightforum.com/node/59021より引用)
ここでいうTURBOというのは最大光束である360lmを照射した場合で、HIGHが190lmの光束の照射になります。
見ての通り、点灯直後から一気にグラフは下がっていきます。さらにTURBO(360lm)だとかなり不安定な光量であることも見て取れます。

ううううむ・・・
これはちょっと厳しい・・・?地雷な気がする・・。

それでもスペックは非常に魅力的。同じメーカーで他に良いものはないのだろうか?と思ってちらっと探してみたところ、見つけたのがこちら!

NITECORE NU17
FL-NITE-NU17-2
やっとこれにたどり着いた・・・!
見た目はNU25の方が正直好みですが、スペックがなかなかバランス取れていてよいです。

<スペック>
光束:130lm(メイン)
重量:約46g
バッテリー:580mAhリチウムイオン充電池
赤色灯:あり
USB充電:〇
防水性能:IP66

スペックはNU25の下位版といった感じですが、防水性能などは同等のIP66!ちなみにこの「IP66」の場合、
・あらゆる方向からの水の暴噴流を受けても有害な影響を受けない。(耐水型)
かつ
・粉塵が侵入しない(耐塵型)
となります。
さらにランタイムについても
Nitecore_NU17_33
Nitecore_NU17_35
https://budgetlightforum.com/node/68956より引用)

かなりコンスタントライティングな形に近い!というかあまりのフラットさに本当か?と思いたくなるくらいですが、少なくともデータとして上がっている以上、これは期待できそう。

ということで、前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、結論として安定したスペックであるNITECORE NU17を購入!早速届いたので簡単にレビューしてみたいと思いますよ。

まずパッケージ。
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シンプル。
この手のパッケージ、簡易でよいと思うのだけど、絶対破かないと中身取り出せないのがイマイチ。
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中身を取り出してみたところ。
バンド×1
本体
USBコード
マニュアル
こちらもいたってシンプル。
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バンドを通してみたところ。
このバンド、実は結構凝っていて、▲▼のシルバー部分はリフレクターになっています。
ナイトラン想定の自分としてはありがたいですな。
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内側にはシリコンの滑り止め&汗止めがついています。これがなかなか良くて、あまりバンドをきつくしなくてもズレにくくなってます。
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見た目はなんともしゃれっ気のない(いい意味でねw)デザイン。古臭いと言えばそうだけど、まあこの辺は許容できるかどうかですかね。自分としてはアリでした。
ちなみに照射パターンと各光量は以下の通り。
spec
自分が注目したのはMIDモードで、28lmで10時間とあります。
今使っているACTIK COREでは、街灯があるような市街地ではLOW(5lm)で、街灯のないサイクリングロードなどではMID(100lm)を使ってるのですが、100lmは正直明るすぎるんですよね、市街地のナイトランで使うには。なので50lm前後くらいのものがあるといいなと思っていたのですが、28lmで使えればそれでヨシ、です。
あとは130lm6時間というのもいいですね。ACTIK COREは100lmで7時間。これでバッテリーサイズはCOREの半分以下(580mAh)ですからね。いや本当かな。
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充電中はセンターのランプ部分が赤く点灯します。某緑のモビルスーツみたい。
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充電完了すると緑に点灯。
ちなみに、前述のNU25ではUSB経由で充電しながらライティングが可能でした。
NU17は調べてみたところ特にそういった情報はなかったのですが・・
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おお、充電中でもライト点灯可能!!
まあこれが出来たからなんだ、って話ですけど、仮に充電を忘れて山に入ってしまったとしても、モバイルバッテリーがあれば繋ぎながらランタン代わりにはできる、ってことですよ。
トイレとかには持っていくの大変そうだけど。
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電源ボタンの上部には背面ブラケットの上部が覆うような形で被さります。
使用していないときはこれで誤動作防止になるようです。
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このブラケットがまた凝っていて、仮にブラケットを被せた状態で上からグっと押しても、電源ボタンを押してしまわないよう、左右にボタン保護のレールがついてます。良くできてるなあ。。。
あと、電源については右側(写真向かって左)が白色灯の電源、左側(写真向かって右側のR印字)が赤色灯の電源と、操作が分かれています。右利きの自分としてはサッと電源に指をあてて右側のボタンを迷うことなく押せるのはとても使いやすいですね。
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本体下部にはUSBのポート。ゴムパッキンでキャップできるようになってます。
ここのキャップが少し弱いというか、もう少し堅くかっちりとハマってくれたほうが安心感あるんだけどなあ。
あと、本体ハウジングは変な隙間もなくしっかりとした作りです。この辺はPetzlみたいに隙間があって「これダイジョブだろうか・・?」といった不安はないです。ちゃんとIP66相当の防水・防塵性能がありそう、な感じはする。
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横から見た状態。
この状態では電源は入れられません。
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角度は初期位置を含め4段階。これは2段階目。
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3段階目
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MAXした向きの4段階目。
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こちらはPetzl ACTIKCORE(350lm版)とNITECORE NU17。
比べてみると結構小さいですね、NU17は。
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実測値は46g
おお、カタログ値とばっちり同じ。
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本体のみ 33g
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ベルト 12g
・・・あれ、1gどこ行った??ww

さて、2021年1発目&久しぶりのギアレビューとあってかなり長文になってしまいましたが、これだけ小さくてかなりの高機能なNITECORE NU17。正直スペックとぱっと使ってみた感じではめちゃくちゃいいですね。ながら点灯もできるしそうでなくても実用的なランタイムを持っているので、サブとしてだけでなく荷物を削りたいときのパッキングとしては良い候補になりそう。
あとは耐久性ですねー。このNU17自体2018年に登場したもののようなので、はや3年です。
もしかしたら今年あたり後継モデルが出るかもしれませんが、とりあえずしばらくはこれでナイトランとか、あとは山で試してみたいですね。
山は、まあ、今は色々と行きづらいので落ち着いてからかな・・・。