先日購入したALTRA ローンピーク4.5を、山初めの大山詣ででフィールドテストしてきました。
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個人的な感想になりますが、簡単にレビューしてみたいと思います。

 今年1発目の物欲購入、ALTRA ローンピーク4.5。
腰の痛みとか結構あったけど、正直なところコイツを早く試したくて、多少痛みがあっても無理して行こうって決めてましたw(本当ヤバそうなら行かないけど)。
今回は降雪直後の丹沢大山。
試したトレイルコンディションは
さらさらな雪、締まった雪、シャーベット、一部凍結、泥濘、濡れた石段、濡れた木段
と言ったところです。
今まで履いていたadidasのAGRAVIC SPEEDとの比較になります。

■足入れの感想
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細身のシルエットのAGRAVIC SPEEDと足先にゆとりのあるローンピーク、まったく正反対の性格を持つシューズですが、アルトラは今ロードではone v3、過去にもトレイルシューズとしてはスペリオール2.0を履いていたこともあってあまり違和感はなくすんなりと馴染んでくれました。
ただ、これはどのシチュエーションでも実感できたことですが、AGRAVIC SPEEDがコンチネンタルソールの強力なグリップ力により、「ソールのどの面で接地してもとにかくグリップする」タイプだとしたら、ローンピークは「足裏(足先)でしっかりと地面を掴んで接地することで、ソールを噛ませてグリップする」タイプだと感じました。
AGRAVIC SPEEDは確かに安心感抜群なのですが、反面ソールの限界値が高すぎて自分の使い方だとそこが見えない気がします。一方ローンピーク4.5は自分で意識してグリップさせることで、ある意味限界値が分かりやすい、という印象です。
コントロールしやすい、という意味ではローンピークはとても安定していると思います。
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その一因として大きく貢献しているのがこのソール。Maxtrac+Trailclowは4.0→4.5になって、より粘りのあるソールへと変更されているそうです。この「粘り」が、強すぎず、かと言って弱いわけでは無く、過去のスペリオール2.0のイメージがどうしても強かった自分からすると、予想外のところでトラクションが消えてしまうような不安感は、少なくとも今回は感じる事はありませんでした。
期待はしていたとはいえ、これは嬉しい誤算です(正直グリップが納得いかなければ即効でフリマ行きかな、くらいの覚悟はしてましたw)。
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また、このソール形状は雪面をよく噛んでくれます。
そのため登りでは持参したチェーンスパイクは無くても問題なし。下りでは大山山頂から蓑毛分岐までは装着しましたが、それ以降も使用せずとも安心して歩けるし、走れました。
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雪の木段、下りです。
この日は降雪直後という事もあって凍結無し、雪も締まっていたのでチェーンスパイク無しでも全く問題なし。
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雪の付いた岩場斜面の下り。写真では伝わりにくいかもですが、ここは中速程度で走って下ってきています。こちらも雪質は乾いていて締まった雪、所々出ている岩もドライに近かったのでトラクションに不安は一切なし。
ここでもローンピークのソールのラグ形状が下りでもよく噛んでくれることを実感できました。
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あとは雪の付いた岩、濡れた石段の登り、やや苔の付いた岩等でグリップを試してみました。
濡れた石段の登りについてはあまり不安なし。ソール全体でちゃんとグリップしてくれます。
雪の付いた岩(ミックス状態)については、雪の付いていないところを一部でもソールで接地出来ればまあまあ行けます。
苔の付いた岩は、どの靴でも滑ると思うのですがやっぱりツルっと行きますね。
あと、シャーベット状のどころもズレが結構ありました。
それから、終盤にあった粘土質の下りや泥濘の強いところでは、ラグが詰まるのが早くて結構ヒヤリとする場面がありました。小まめに泥を落とすことでなんとか対処しましたが、これはもしかしたら噛みやすいラグ形状トノトレードオフかも知れません。

ただ、もしこの日履いていたシューズがAGRAVIC SPEEDだったら、恐らく前述のうち、雪の木段の下りと岩場はちょっと怖かったかも。と言いうのもAGRAVICのソールはラグで咬ませるのではなく面でグリップさせるタイプなので、雪道など面での接地によるトラクションが期待出来ない場面ではかなり苦戦しそう。実際、同行したまんもが履いていたTerrexは、かなり苦戦していました。
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それから、クッションについて。
ローンピーク4.5を初めて店頭で履いた時は、結構クッションが効いていてこれなら足裏の疲労も軽減できるかな、と思ってましたが、今回実際にトレイルで履いてみて、良い意味でクッションは強すぎない、と感じました。
もちろんAGRAVIC SPEEDに比べれば足裏のプロテクションは強いのですが、やはり足裏とフォアフットのお陰で接地感はかなりダイレクトに感じます。必要十分プロテクションといった印象です。

あくまで個人的な感想であり、しかも今回はコンディションがやや特殊なのでこれだけですべてを判断することは出来ませんが、それでも一番よくないであろうコンディションでも安心して走れたり歩けたりするのは嬉しい誤算でした。
まだしばらくは難しいかもしれないけど、早いところ乾いたトレイル、岩場なんかを走ってみたいですね。