白銀の世界から、古の往還へ。
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大山詣で その3です。


山頂での休憩を終えるころには、周りにハイカーも大分増えてきました。
時刻は9時50分、そろそろ下山開始です。
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登りではあまり必要でもありませんでしたが、下りはチェーンスパイクを装着。
・・・まあ、ぶっちゃけ無くても大丈夫でしたが、せっかく新しく購入したので使いたい(本音)!
という事でCAMPのアイスマスターライト、この日初の実戦投入です。
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下山開始前に、東側の展望台から都心方面。
いつもの見慣れた景色のはずなのに、霧氷越しだとなんだか本当、ここが丹沢大山の山頂からの展望とは思えないですねぇ。
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もちろん、山頂裏の電波塔横にも行きました!
が、いつも写真を撮る斜面、雪が深すぎてちょっと危ない感じだったので今回は景色のみ。
しかもタイミングが悪く大倉尾根〜塔ノ岳の辺りに雲がかかってしまっていて、富士山も隠れちゃってました。まあ、それでも絶景である事には変わりないですけどね。
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10時00分ちょうど、やっと下山スタート!
山頂裏のルートは北側だけあって雪の量が全然違いました。
登山道逸れると膝上辺りまで埋まってしまいそう。
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降雪翌日だけあって、雪もバフバブ!いやあ、これは気持ちいい・・・
スノーシューでも楽しめそうなくらいですね。
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10時23分、蓑毛との分岐に到着。
流石にここまで、結構な数の登ってくるハイカーとすれ違いました。みんな快晴の雪山ハイクを狙ってきたんでしょうね。
ちなみに、先ほど装着したアイスマスターライトはここで外して、ここからはローンピーク4.5の下りでのグリップ等をテストしながら降りていきます。
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一見すると滑りそうなところですが、降雪直後で雪も締まっており、かつ一度溶けた後の凍結なども無いので意外と滑りません。とは言え雪道である事には変わりないので慎重に。
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木段の下り、岩場に雪の付いた下り等を走って降りてみましたが、予想以上に安定してますね。
ラグの形状も良く雪面を噛んでくれるので安心感高いです。
詳細はまた後日レポートさせていただきますので、こうご期待!
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10時37分、阿夫利神社下社方面との分岐に到着。
ここから左手のかごや道を通って下社へ向かいます。
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かごや道はトレイルもやや細く、斜面をトラバースするルート。
しかも南斜面のため一部ではすでに融雪が進んでいて、シャーベット状になっている箇所は流石に滑りました。これがまた凍結すると怖いんですよね・・・。とにかく下手に転ばないように気を付けて進みます。
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10時51分、朝とは打って変わって賑やかになった阿夫利神社下社へ戻ってきました。
目的はもちろん・・・
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この1年、お世話になった古い足腰守をお返しして・・
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新しい足腰守をゲット!
ふう、毎年のことだけど、これを新しくして、やっと新年を無事に迎えたって感じです。
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さて、用事は済んだので再び大山南陵へと戻ります。11時02分、下社を出発。
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蓑毛へのルートは基本フラットなのですが、1か所、上の写真のところの鎖場だけ要注意です。
足場の少ない岩の斜面である事に加えて、雪が中途半端に着いていてかなり滑ります。
鎖を頼りにしつつ、山側の岩も支点にして慎重に下る必要ありです。
(ちなみにここで10人ほどのパーティとすれ違いでしたが、先方の待ち人数が多かったので先に通させていただきました)
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11時27分、蓑毛分岐に到着。
ここまでチェーンスパイクを装着していたまんももここで外します。
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ここから先は、ほぼ通常の登山道ですね。
泥濘は厄介ですけど。
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浅間山の下を通る樹林帯のトレイル。日陰だけこの辺りは結構雪は残ってましたけど、標高も低いので積雪はそんなでもない感じです。
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その先のこの登りが結構きつかった!
体力的にとかではなく、泥濘がめちゃくちゃ滑る・・!DSCN3893_R
12時02分、浅間林道と交差するポイントに到着。
今回はここの林道を左手に進んで、大山古道を使って下山します。
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林道に入って200m弱進むと左手にあるのが水呑地蔵。ここの脇に水が湧いていたそうですが、この時は涸れていました。
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さらに進むと、右手に石碑と祠のようなものが出てきて、その右わきに「大山古道」のやや古びた標識が立っています。ここから古道に入ります。
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古道に入ると、それまでと雰囲気が一変。あまり歩かれてもいないようで、何となく登山道が荒れている感じがあります。また、台風の影響か流れてたまったままになっている枝や落ち葉、倒木もそのままになっているところが多かったです。
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この大山古道、古くは大山の麓と西側の秦野、さらには風祭を経て小田原・箱根まで伸びる往還だったそうです。
昭和初期までは生活路としても使用されていたようですが、車の復旧に伴い廃道化するところを、地元の有志(阿夫利神社の支援団体)が近年整備・復活させたそうです。
確かに荒れてはいるものの、要所では標識があったりとその活動の一端を垣間見ることが出来ます。
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落ち葉に紛れて岩やこぶし大の石がごろごろしているので、捻挫要注意です。
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この辺り、バイクの乗り入れがあるらしく登山道の真ん中が抉れて轍になってしまってます。
粘土質の土と合わさってめちゃくちゃ滑りやすいので通行注意です。
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12時30分、一旦浅間林道に出ます。ここから左手に50mほど進んだところを再度右に下っていきます。
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標識が立っているので見落とすことはないでしょう。
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さらに少し進むと「禊の大滝」という滝が出てきます。
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かつては秦野方面から大山を参拝する客が、ここで身を清めていたという滝。今でも大山で行われる神事の際は禊で使われているそうです。
いやあ、古道だなあ。歴史あり、ですよ。
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滝を過ぎると、登山道もあとわずか。
荒れ気味の道を沢沿いに進み・・・
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橋を渡って
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12時38分、旅館たけださんの脇から一般道に合流!
車道なので車に注意しながら坂を上っていきます。
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12時42分、駐車場に到着!
いやあ、お疲れ様でした。

こうして予想外の雪と、古の往還の一端を交えた、今年最初の山行は無事終了。
いやあ、本当雪はすごかった。大山でこんな雪が楽しめたのはもう6年ぶりくらいか。。。
あの時は災害レベルの大雪だったけど、こんな感じのスノーハイクなら大歓迎。またぜひ今シーズン味わいたいものです。

そして今回のルート、第一駐車場を基点としてぐるっと回ると、およそ12kmのラウンドハイクが楽しめます。
さくっと、それでも少しはガツっと登りたい、かつ下りはちょっと走ったりしたい時には持ってこいのルートかな。大山古道は結構雰囲気あるので、早朝の登りより下山で使いたい感じですw

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このあとは東海大学前の「秦野天然温泉 さざんか」にて汗を流し、この日のハイクは終了。

という事で2020年の山も幸先の良いスタートを切れたと思います。
安全第一で今年もたっぷり楽しみます!

◆登山データ
伊勢原市営第一駐車場発(6:47)→ケーブル駅(7:09)→大山寺(7:25)→阿夫利神社下社(7:44)→阿夫利神社下社発(7:54)→蓑毛分岐(8:26)→大山山頂(9:02)→休憩→大山山頂発(10:00)→蓑毛分岐(10:23)→下社分岐(10:37)→阿夫利神社下社(10:51)→阿夫利神社下社発(11:02)→蓑毛越(11:27)→浅間林道合流(12:02)→大山古道入口(12:19)→浅間林道(12:30)→禊の大滝(12:33)→旅館たけだ(12:38)→第一駐車場着(12:42)