いつもより静かな、奥多摩小屋の夜。
DSCN9753_R
雪と青空の奥多摩小屋ハイク、1日目その3です。



雲取山の山頂から奥多摩小屋へ戻り、さあ、宴会始めようか・・・と思ったのですが、ちょっと気になっていた水場の様子。やっぱり見に行くことにしました。
事前の情報(3/8時点)では、水場は涸れていて、かつ崩壊しているとの情報があったため、水は必要分七ツ石で汲んできてはいるのですが、実際どのような状態か見ておきたかったんです。
DSC_2484_R
小屋から5分ほど、途中は結構雪が深かったのですがトレースはありました。おそらく同じように水場の様子を見に行った方が居たんでしょう。
そして、水場を見てみると、確かに樋が落ちて、ちゃんと水が取れない状態にはなっていました。
が、よく見ると水場の1段うえの方からは水が湧き出ているのが見えます。
これは樋をちゃんと配置すれば水は取れるんでは・・?
と思い、まんもにも協力してもらい、その場にあった針金と石を使って応急処置。
DSC_2485_R
樋の上部が落ちないよう、大きめの石に針金て括り付けてみました。
DSC_2487_R
水は細いのですが、しっかりと取れます!
500ml汲むのにだいたい2分くらいかかるけど、無いよりはマシでしょう。
そして、管理人も不在となると、一度こうして直したとしても降雪や沢の崩れなどで簡単に使えなくなってしまうかもしれません。
今後の事を考えると、なんとも複雑な気持ちで、テント場へと戻ります。
DSC_2489_R
心配だった水のほうも大丈夫そうだし、やっと腰を落ち着けてカンパイ。
ここでこうしてカンパイするのも、もう何度目だろう。そしてもう最後・・なのかなあ。

この日は天気も良くて、風が少し冷たいけど前回の年末より日差しがあるので結構暖か。
快適に飲めそうなので、何かツマミでも作ろうか・・・と準備しようとしたら、何やら左側からこちらに近づく人影。
?と思って振り返ってみると、なんとRoadmanさんじゃないですか!
突然の登場にかなりハイテンションで応対、いや、本当びっくりしましたw
前日Twitterで奥多摩小屋行くにあたってちょっとしたやり取りがあって、そのあと「奥多摩小屋いいなあ〜」なんて呟いてはいたものの、まさか来るとは思いもせず・・・。
DSC_2490_R
ちょうどとなりに1張分のスペースがあったので、そちらにCrossoverDoomを設営。
DSCN9720_R
その時、ちょうど奥多摩小屋の上にヘリが飛んできました。
DSC_2492_R
DSCN9709_R
最初は遭難事故でもあったのか、と思ったのですがどうやら違っていたようで。
後で気づいたのですが、この日後山林道で法面の崩落があったので、もしかしたらそれの巡回というか、確認に来たのかもしれません(このあとヘリは後山林道側へ降りて行ったような・・・)。
DSCN9714_R
そんな感じでばたばたしていると、気づけばテントもそれなりに増えてきました。
ちょうどこの時期、週末になる直前に雪が降ったばかりなので、そんなにテント泊の人は多くないかな〜と思っていたのですが、全然そんな事なかったですね。
DSCN9711_R
そして、今回は忘れ物ないですよ!という証拠写真w
ほら、ちゃんとRotorVest来てるぜ!の図。横でRoadmanさんは失笑・・w
DSCN9719_R
DSCN9717_R
いつものようにソーセージ焼きつつ、のテン場飲み。

いやあ、それにしてもまさかRoadmanさんと山でこうして飲めるとは・・・。
自分がギアの軽量化を進めようとした際や、山の事を調べていたときには必ずと言っていいほど参考にしていたblog「Roadmanの遊具大全」。実のところ、結構緊張していたみたいで肝心の聞きたいギア話とかほとんどできなかったような・・・。

そしてさらに、途中で小屋のトイレを借りに行って戻ってくる際、大勢のハイカー集団が登ってきて、彼らが登り終えるのを小屋の前辺りで待っていると「あの・・」と声をかけてくれたのが、これまた自分のblogを見てくれていて、かつRoadmanさんのblogもよく見ていた、というHさん!
ちょうどそのRoadmanさんと今一緒に飲んでますよ〜、と声をかけたところ、Hさんも参加で予想外の賑やかな宴会に。
DSCN9724_R
DSCN9723_R
ここ、奥多摩小屋は関東、特に首都圏のハイカーにとっては定番のテント場でした。
ハイカー仲間では、週末ここに来れば大抵誰かは知っている人が居たり、また、こうして新しい出会いがある場でもあったと思います。
ただのテント場というだけではなく、こうしたハイカー同士のつながりとか、コミュニケーションの場としてのテント場・小屋という場所が無くなってしまうのは、単純に悲しい、本当に残念なことです。

DSCN9725_R
DSCN9726_R
DSCN9727_R
この、のんびりとお酒を飲んで、他愛もない会話を楽しみながら、テント場から眺める西の稜線がオレンジ色に柔らかく変わっていくのを見るのが本当に大好きでした。
DSCN9731_R
DSCN9732_R
飛龍山の稜線に沈む夕日。
柔らかい夕焼け空に浮かぶ富士山。
DSCN9728_R
ほんのりと染まる雪面。
DSCN9734_R
そんな素敵なテント場には、この日約30張ほどのテントが。この時期にしてはかなり多いと思います。
やっぱりみんな、奥多摩小屋閉鎖を惜しんでのテント泊なんでしょうね。
先ほどのハイカー集団もどうやら奥多摩小屋泊のようでした。
DSCN9735_R
やがで夕日もすっかり稜線の向こうに。
辺りも暗くなってきたところで、各々テントに戻り夕飯にすることに。
DSCN9742_R
DSCN9743_R
自分は前回と同じスンドゥブチゲ。
すっかり冬の定番になりつつあります。何と言っても味も美味しい、手間いらず。

DSCN9744_R
夕飯を終えると、もう辺りは真っ暗。
空にはいつものような星空が広がっていました。
奥多摩小屋の夜というと、結構な爆風に悩まされることが多いのですが、この日は不思議と風もほとんどなく、穏やかな夜でした。
DSCN9755_R
DSCN9757_R
木々の擦れる音も
動物の声も聞こえない
賑やかなのは、星空だけ。

DSCN9758_R
やがて、その使命を終えようとしている奥多摩小屋を惜しんでいるかのような、一夜でした。


2日目につづく。