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「奥多摩小屋閉鎖」なんて言葉は似合わないくらいの、快晴と雪のハイキングへ行ってきました。


昨年3月の衝撃的な告知から1年。
ついに今月末に奥多摩小屋は閉鎖されます。そんな奥多摩小屋を惜しむべく、3月9日〜10日とテント泊へ行ってきました。

奥多摩小屋。
今まで自分は合計16回ほど訪れています。
うち、テント泊は11回。小屋自体に宿泊したことはありません。
初めて訪れたのは2010年の5月、雲取山への登山の途中。この時は雲取山荘にテント泊でした。
奥多摩小屋で初めてテントを張ったのは翌年2011年の1月、くしくも今回と同じく雪上でのテント泊でした。
それから9年。まさかこんな日が来るなんて。
ただ、閉鎖は決まったことなんだけど、なんだか「最後」とか「さよなら」とかはあんまり使いたくない。じゃあなんて言えばいいんだろう?なんとなくそんな事を思いながら今回のハイキングはスタートしました。

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9日午前6時18分。丹波山村の村営駐車場へと車を駐車。冬とは言え、奥多摩小屋の閉鎖も近い週末とあって車はそこそこ止まっていました。
ちなみにここのトイレ、張り紙では3月14日まで利用できないと書いてありましたが、実際には鍵も開いているし水も流れるので利用可能です。ただしトイレットペーパーは無い場合があるかもなので、持参が良いでしょう。
もしかして、小屋閉鎖で週末の利用者が増える事を想定して、早めに開放したんでしょうかね。
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7時ちょうど、いつもの鴨沢ルートで出発。
実は当初、この手前の取りつきから入る「登り尾根」ルートで上がることも検討していました。
が、直前になって雪が降る日が続き、バリエーションだとトレースが期待出来ないこともあり、オーソドックスなルートで上がることにしたのです。結果、良かったかな、と。
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ちなみに登山口から入って暫くは、数か所に↑の写真のようなトラロープが張られている箇所がありました。
昨年、下山中のハイカーがこの付近で滑落し亡くなっています。この辺りは、下山してくるとちょうど下に林道が見えるので、「林道が見えたからもうすぐだ」と気が緩んだり、林道に気を取られて踏み外すケースが多々あるそうです。比較的危険の少ないと言われる鴨沢ルートですが、実は片側切れ落ちていて、落ちたらただでは済まない箇所が序盤は続きます。自分にとっても歩きなれたルートではありますが、改めて気を引き締めて進みます。
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7時14分、いつもの廃屋を通過。
奥多摩小屋もいずれこのような姿になるんでしょうか・・・。
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途中、開けたところから石尾根方面が見えました。白く雪が積もっているところが見えています。
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今回の同行者も例によってまんも。
お互い仕事やプライベートで忙しくする身ではあるものの、やはり彼とも奥多摩に来ることが一番多い気がします。
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7時57分、標高1,000m付近の水場。水は出てはいるもののポタポタ・・といった感じ。
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そう言えば、少し前のTwitterで流れていたこの平将門迷走ルートの案内版、数か所が無くなっていたそうです。この風呂岩の案内版もこの場所からなくなっていて、裏の谷に落ちていたとのこと。すでに丹波山村協力隊の方が回収・修復していました。
が、もう一つ(茶煮場)の方は無かったなあ・・・。
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8時14分、堂所通過。先に書いた「登り尾根」ルートの場合ここで鴨沢ルートに合流します。
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この日は気温も高く、とてもこれから雪のある場所に行くとは思えないくらい。
それでも谷から上がってくる風が尾根上を抜けると、心地よく体を冷やしてくれます。
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七ツ石小屋の巻き道分岐付近からは雪がちらほらと出てきて、小屋直下だとこんな感じ。
慣れている人はアイゼン無くても大丈夫でしょうけど、凍結箇所もあるので不安なら面倒がらず装着しましょう。
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8時56分、七ツ石小屋に到着。
ここで小休止。
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小屋のテント場には先日の雪がまだ残っていました。がずいぶんと減った様子。この週末で一気になくなりそうです。
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そうそう、今回まんもはザックをOMMからTrailbumのHAULERに変えていました。
HAULERは45L~65Lと大容量。もともとパックラフトを入れてテント泊が出来るくらいのキャパシティがあるので、冬のテント泊など朝飯前な感じです。過剰積載でパッツンパッツンになっている自分のBummerとは大違い・・・。ちなみに、自分のBummerの方が重たいというおかしなネジレ現象が起きていましたw
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小休止と言いつつ長めに休憩、9時25分に小屋を出発。
七ツ石の小屋から上がって数分のところにある水場で、2.2Lを補給して行きます。
奥多摩小屋は既に管理人も不在で、水場も崩壊しているとの情報があったためです。

【奥多摩小屋の水場について】
3月9日の夕方時点ですが、崩壊していた水場の樋を直して水が取れるようにしておきました。
500mlに2分程度かかりますがしっかりと取れていました。
ただ、前述のとおり管理人が不在なので今後31日までにどのような事が起きて、水が使えなくなるか分かりません。念のため七ツ石などで事前に必要分は汲み上げた方が安全です。
 
また、この先七ツ石山へ上がるジグザグの登山道から、雪が着いているのが見えためチェーンアイゼンとゲイターを装着。
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ロングゲイターなんて着けるのもう何年振りだろう・・・。実は以前使っていたORのゲイターは既に手放していたため、直前に某フリマサイトでSEA TO SUMMITのアルパインゲイターを購入。安く買えたしeVentだし、なかなか良いです。
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石尾根に出るまでも結構積もってます。トレースはありますが、日当たりの良いところは雪が腐っていたり、日陰はガリガリだったりとなかなかにイヤらしい感じ。
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9時53分、石尾根に合流。奥多摩駅方面にもトレースはありましたが、9日の時点ではツボ足覚悟と言った感じでした。
(→10日に見たときはかなり明瞭なトレースが着いていました。がどこまであるかは不明)

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ちなみに、トレースを外すとスボっといってこんな感じに。
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昨年新しくなった七ツ石神社。無事登山を祈願しました。
そうそう、この七ツ石神社の正面の扉についている鍵が2月くらいに壊されていたとのこと。
今はもう修理されていますが、おかしなことがあったら七ツ石小屋へ連絡してあげると良いかと思います。

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樹林を抜けると、真っ白な雪面に青空がお出迎え。
10時05分、七ツ石山山頂に到着です。
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これから向かう奥多摩小屋〜雲取山方面。
快晴に雪面が眩しい!
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南アルプスもばっちりです。

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しばし景色を堪能してから、奥多摩小屋をへ再び出発です。

つづく。