マット問題、一旦解決。
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SEA TO SUMMIT ULTRALIGHT INSULATED MAT(X-SMALL).

昨年末の奥多摩小屋でパンクが発覚したNEMO TENSOR 20s INSULATED。
前回記事に書いた通り、メーカーからの返答でかなりNEMO不信に陥ってしまい、それまでどうしようかと悩んでいたマット問題がむしろクリアになりまして。
結論、今回は耐久性を取ってエアマットを選択してみました。

正直なところ、あの回答を貰った時は「エアマット、やっぱやめようかな・・・」とも思いました。
が、やはり自分のスタイルを考えると、軽量さもさることながらコンパクトさがとても重要になります。
TENSORの時は軽量さとコンパクトさを重視した結果、耐久性にやや疑問のつく状況が発生してしまったので、それならば・・・と、
「軽量さとコンパクトさは確保しつつも多少目をつぶり、耐久性を重視する」
という、なんとも都合の良い前提条件のもとマットを選ぶと。。現時点ではこれに行きついたわけです。
幸い、海外通販で4000円近く安く入手が出来そうだったこともあり、年明けに直ぐ発注。
多少時間はかかりましたが、この週末無事に到着しました。
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パッケージを開けてみてまず最初の感想「思ったよりデカイな・・・」。
まあ、これはTENSORのコンパクトさに慣れてしまっていたから。これでも実際はかなりコンパクトな方だと思います。
収納サイズは9×23cm。
ちなみにNEMO TENSOR 20s INSULATEDは7×20cm。STSのマットの方が一回り大きい感じです。

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購入したのはX-SMALL。サイズとしては128×55cm。
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空気を入れてみたところ。
こうしてみると、素材の丈夫さが良く分かります。もちろんムチャ出来るという意味ではないけれど、少なくともTENSORのような華奢な印象は無し。ああ、めっちゃ安心感ある・・・。
試しにマットの上に寝てみましたが、変にふわふわする感じはあまりありません。
ただ、例えば起き上がろうとしてマットの上に手をついたりすると、やはり底突きしてしまいます。
この辺はTENSORが良く出来ていたんだなあと思う反面、ちゃんと内圧が逃げてくれてるので安心!なんて思ってしまうのは、もはや立派にあの夜の出来事がトラウマになっているという事でしょうかw
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カタログ値では厚さは5cmとありますが、実際はもう少し薄い印象でした。
写真でも分かるように、エアマットの構造が小さなボックスを互い違いに配置した「エアスプリングセル」構造。X-SMALLでは132個のエアスプリングセルが網目状に配置され、これにより揺れの少ない安定した寝心地を実現しています。
また、ドットで接着された窪みにはダウンシュラフが入り込み、ダウンのロフトを維持することで保温力を確保するようになっています。・・・とのことですが、実際はこのドット面からの冷気がどの程度伝わってきてしまうのかが結構気になるところ。
エアスプリングセル内にはExkinプラチナムという、金属層と一体化した不織布と、サーモライトという中綿素材が内蔵されていて、これによりヒートロスを防ぐ仕組み。
Exkinプラチナムというのは、TENSORで言うところのサーマルミラー、サーモライトがプリマロフト、といったところで、基本的な構造は似てますね。
実際寝てみると、背中がジわ・・・っと暖かくなってくる感じも同じ。ただ、公称のR値は3.3と決して高い訳ではないので、過度な期待は禁物かも。

マット本体の性能はある程度想像していた通りではあったのですが、それ以外に素晴らしい!と思ったポイントが2つあります。
1つ目はバルブ。
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まず、空気の注入口が大きく入れ易い。しかも逆流防止弁が着いているので、空気を入れるのがとても簡単です。以前使っていたTENSORではツイストバルブだったのでこれはとても便利。
※2019モデルからNEMOもほぼ同じ構造のバルブに変更されています。

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また、バルブが2重構造になっていて、2つ目のバルブを開放するとマット内部の空気が一瞬で抜けてくれます。これはすごい!ほぼ9割以上の空気が一瞬で抜けるので、あとは丸めるときに残りの空気を抜いてあげれば問題なし。

2つ目のポイントが、付属の収納袋がそのまま空気入れになってくれること!
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「air stream PUMP SACK」と名付けられた収納袋には、バルブに差し込む口が着いていて、これをマット側のバルブに装着して、あとは収納袋に空気を入れて丸めていくと勝手にマットが膨らんでいくという仕組み。これがめちゃくちゃ便利!収納袋に空気を入れるのも、ちょっとだけ空気を1〜2回吹き込んであげればOK。あとはX-SMALLサイズでは2回から3回弱で完全にパンパンになります。
(ちなみにこの収納袋のバルブ、ひっくり返すと同社の新しいピローに使われている15个離潺縫丱襯屬砲眤弍しているとのこと・・クソ、俺がSTSのピローを狙っているのを知ってのことかッ!w)

マットの性能もさることながら、明快でシンプル、それでいてツボを押さえた使い勝手。
思えばSEA TO SUMMITのプロダクトってそういう感じのモノが多い気がします。

ちなみに重量はトータルで約396g。
本体のみで350g
収納袋で42g
修理用パッチが4g

収納袋は正直結構嵩張ります。マット単体ならTENSORとの差をあまり感じないですが、収納袋に入れると割と大きくなるので、場合によってはマット単体でのパッキングもあり得るかも。
ただ、この収納袋がめちゃくちゃ使えるので、保護の意味でも可能な限り持って行った方が良いかなあ。

プロダクト自体は2015年の登場なので、もう4年前のモノになります。が、細かいアップデートが重ねられて熟成が進んだ印象。あまり目立つマットではありませんが、ツボを押さえ、安定した性能と耐久性を兼ね備えた、万能型のエアマットと言えそうです。
あとは実際の投入でどんな感じか、早く山で寝てみたい・・・!