お久しぶり、丹沢。
の後編です。

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塔ノ岳を後にして、次に目指すは鍋割山。
ここはどちらかと言うと山頂よりも、その手前の「鍋割山稜」がお目当てだったりします。
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8時57分、金冷やしを右に入ると、そのお目当ての山域に突入です。
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いきなりのご褒美フラット・トラックですよ!!もう一気にテンションMAX。
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さらに、鍋割山稜に入ると、塔ノ岳からはやや遠くに見えていた富士山も、その迫力が段違いになります。ドーン!
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なんといっても鍋割山稜は大倉尾根や表尾根よりもハイカーも少ないのが魅力。
落ち葉の敷き詰められたフラットを思う存分走り放題です。
もう気分は最高!
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るんるんッ♪
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鍋割山稜はアップダウンも少なくて、こうして走れるフラットがあちこちにあります。
そして、特にこの晩秋にもなると、木々の葉も落ちてトレイルからの見晴しも良くなるので、開放感も相まって最高のトレイルになってくれるわけです。
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9時12分、小丸尾根分岐を通過。今回下山のルートは、そのまま後沢乗越に下るか、ここを使うかどちらかで迷ってました。さてどうするかな・・。
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途中、展望の開けたところから鍋割山の山頂越しの富士山。
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9時29分、気持ちよく走っていたらあっという間に鍋割山に到着。
そして到着時点ですでにお目当てであろう鍋焼きうどんの行列がずらり。山頂にも続々とハイカーが登ってきます。
自分はいつもの、南側の芝生に荷物を降ろしてここで休憩することに。
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お昼を食べるにはちょっと早い時間だけど、小腹もすいてきたので・・・
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今回はこれ!チーズトッポギを食べてみます。
これなかなかいい感じの山向けのご飯で、お湯は50mlで済むし、鍋にお湯を沸かして3分一緒に煮込めば完成。
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味は結構本格的で、ぴりりと甘辛いスープとトッポギが良く合います。
寒くなるとこんな感じのちょっと辛いものが食べたくなりますよね。これでカロリーも確か370kcalくらいあるので、山向けご飯としてもまずまずといった感じ。

で、ご飯を食べ終えたら下山開始!
なのですが・・・ルートについて。結局、この後山頂はさらに人が増え、時間もまだ全然お昼前なので、後沢乗越から上がってくる人は増えるだろうな・・そうすると下山時に結構待つことが増えそう。
という事で、後沢乗越ではなく、小丸尾根で下山することに決定。

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10時12分、再び鍋割山稜を、今度は塔ノ岳方面へと向かいます。
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来るときに見なかった蛭ヶ岳方面。
こっちも雪が着いたら行きたいなあ。特に塔ノ岳〜丹沢山と、丹沢山〜不動ノ峰のところは最高なんだよね。
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10時30分、小丸尾根の分岐に到着。
ここから尾根に入っていきます。小丸尾根は昨年、2017年に一時期整備のため通行止めになっていましたが、その後再び開放されています。ただ、尾根の下部では林業の作業道が入り組んでいて道迷いによる遭難が多発している尾根でもあります。
特に今回、下山では初めて使うので、気をつけて行かないと。
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尾根の頭はこんなに開けていてとても気持ちいいです。
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ここから九十九折に一気に急斜面を降りていきます。
細く抉れたトレイルは、岩もごろごろしているので足をくじいたりしないよう注意が必要です。
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それにしても驚いたのは、自分としては「小丸尾根はマイナールート」という認識だったのですが、登ってくる人の多い事!
さらに下る人も結構いました。地図だけ見れば、後沢乗越を回るより早く二俣に出られますしね・・・。特に尾根上部では何組ものパーティを追い越しました。
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10時41分、植生が変わって針葉樹の樹林帯に入るところです。
ここの下が、作業道があったりして分かりにくいところ。自分もルートを外さないように気を付けないとね・・。と思い直して先に進んだのですが、ここでちょっと不思議な現象に遭遇しました。

前述のとおり、自分も気を付けないと、と思いながら歩いていると、前方の木々の間に「白い帽子に薄いカーキ色の上着を着た登山者」が見えました。ちょうど左から右へ尾根を横切るように歩いてる感じ。

自分の歩いているルートの前方に居たので安心していたのですが、ふと気づくとルートから外れて踏み跡のない場所に出てしまいました。
あれ??おかしいな、と、直ぐにルートを外したことにと気づいて少し登り返してルート復帰したんですが、そう言えば「白い帽子に薄いカーキ色の上着を着た登山者」が回りに見当たりません。
この時、自分は小走りで下山をしており、そのハイカーは前方30mほど先を歩いていたので、そもそも追いついていないことがおかしい。かつ、ルート復帰に少し時間かかったとはいえ数分の話で周りに姿が見えないというのはどう考えても不自然です。
しばらくその付近で立ち止まり、その登山者を探しました。
手を叩いたり、「誰かいますか?」とロストした方に声をかけてみたものの反応無し。

もしかしたら気づかないうちに先に行ったのか…?と思い直してとりあえずそのまま下山したんですが、遂にその登山者とは会わず仕舞いでした。

まず、見間違い?の可能性ですが、まぁ、これは確かに見たとしか言いようが無いのですが、やや猫背で手の開き具合から恐らくストックを持っていたと思います。
そして年齢、比較若く見えました。最初は高校生位かと思っていたけど、今思い返してみると年配の方だったかも知れません。

あとは風貌からしてハンターではないし、まして歩荷さんでもない。

いくら考えても答えは無く…なんとも不思議な体験でした。

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そんな不思議な現象に遭遇した直後に出たのがこの場所。
今はトラロープが張られているので間違える事はなさそうですが、前方に細い尾根が続いてるのが分かります。以前はここを突っ切って行ってしまうハイカーも多かったんでしょうね。

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徐々にトレイルも広くなり、少し落ち着いて歩けるようになってきました。
そうすると辺りの景色もちゃんと目に入ってきてくれます。
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小丸尾根は中腹より下部は広葉樹が多くて、以前、春先の新緑の時期に来た頃もとても気持ちの良い山歩きが出来たのですが、今回は紅葉がまだ残ってくれていて、それはとてもきれいでした。
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標高が下がってくると、まだ赤くなるのはこれからかな、と思わせるところも。
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11時4分、作業用の林道と合流する地点まで降りてきました。
写真に写っている標識は「小丸まで1,500m」と書かれた標識。
それにしても記憶があやふやなんですが、こんな感じだったっけ・・?と思いながら歩いていると・・・
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なんと立派な林道が出来てるじゃないですか・・・。
写真だと分かりにくいかもですが、車1台が余裕をもって通れるくらいの幅はありそうです。
この辺り、以前来た時はもっと鬱蒼とした樹林帯だったと思うんだけど、こんなになってしまったんですねえ・・・。
2013年の小丸尾根ハイクの時の記事を見ると、様相が全く変わってしまったのが分かります。)

歩きやすくなったのは良いんですけど、ちょっと寂しい感じもしました。
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それでも気を取り直して、日当たりの良いところはキレイに赤く色づいた紅葉を楽しみながらのんびりと歩いて・・・
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11時18分、林道に再び合流。
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お馴染みの橋を渡って
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11時19分、二俣に到着!
この後はそのまま駐車場へ向かい、車を回収。
ところで、この日は実は午後から車の点検のためにディーラーへ向かう用事がありまして。
その前に汗を流したい、と思って周辺の立ち寄り温泉を調べたのですが、どこもだいたい800円〜1000円前後と、結構割高。特にシャワーでも浴びられれば十分な自分にとっては、なんとも勿体ない金額です。

そこで、そう言えば・・・大倉にある山岳スポーツセンターって、シャワー借りられたんじゃなかったっけ?と思い出して、実は鍋割山の山頂から電話で問い合わせていました。
すると、「一人160円で使えますよ」とのこと!やった!
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で、やってきました「神奈川県立山岳スポーツセンター」!
表丹沢県民の森からは、車で20分ちょいくらい。大倉のバス停からも歩いても10分かからないくらいの場所にあります。
その割には存在があまり知られていない?または、存在は知られていてもシャワーのことは知られていないのかも?
結論から言いますと、ここ、めっちゃ便利で良かったです!
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シャワー室はこんな感じ。
まとめると
・一人160円で使える。
・ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー完備。タオルは持参。貴重品ロッカーもあります。
・駐車場も使えますが、台数が少ないので、停められない場合は歩いて5分ほどの諏訪丸のコインパーキングを利用。2時間まで310円なので、シャワー代を含めても500円でお釣りが来ます。
自分は自宅が近いので、早々毎回使う事は無いかもしれませんが、それでも汗を流したい!という時はここが良いかもしれません。
特に電車を使う方で、「温泉要らない、汗流せられればOK!」な方にはオススメですよ!

という事で、後編はちょっとボリューム満点な内容になってしまいましたが、久しぶりの丹沢を大満喫。
特に鍋割山稜と小丸尾根は本当に素晴らしかった!雪が着いたらまた歩きに行きたいところです。

さて、11月ももうすぐ終わりで、いよいよ来週からは12月。平成最後の年末がいよいよ迫ってきました。
個人的にもあと1回のテント泊と・・・ラストハイクはどこかに日帰りで行けると良いんだけどなあ・・。

<登山データ>
表丹沢県民の森駐車場発(6:25)→二俣(6:37)→堀山の家(7:30)→小休止→堀山の家発(7:35)→花立山荘(8:04)→塔ノ岳(8:33)→休憩→塔ノ岳発(8:50)→金冷やし(8:57)→大丸(9:03)→小丸尾根分岐(9:12)→鍋割山(9:29)→休憩→鍋割山発(10:12)→小丸尾根分岐(10:30)→二俣(11:19)→表丹沢県民の森駐車場(11:30)