憧れの稜線へ。
DSCN8770_R
南アルプスラウンドハイク 1日目の続きです。


仙丈小屋でたっぷりと休憩を取り、10時30分、小屋を出発します。
DSCN8760_R
 仙丈小屋と甲斐駒、そしてその向こうには八ヶ岳。
6年前に仙丈小屋に来た時は、なんだかスタッフさんも暗くてあんまり良い印象が無かったんですよね。しかし今回応対してくれた若いスタッフさんはとても受け答えが丁寧で、しっかりとした人だと感じました。お蔭で小屋の印象までガラリと好印象に。思えば3000m級の山で、これだけ登山道も整備されて安心して歩ける山って数少ない気がします。
もし高山に子供と来るなら、最初の山はここがいいかな。小屋もキレイだし、安心して泊まれそう。

DSCN8762_R
小屋の裏手からカールを右手に登っていき、山頂への稜線に乗ると伊那方面が開けてきます。手前中央に伸びるのは地蔵尾根、その遥か彼方には中央アルプスの姿。右手のシルエットは乗鞍辺りでしょうか。

DSCN8764_R
小屋から山頂まではそんなに時間かからないのですが、なんせこの天気に人気の山。続々と山頂からハイカーが降りてくる下山渋滞に遭遇し、しばし待機。
DSCN8767_R
なんだかんだで10時49分、6年ぶりの仙丈ケ岳山頂に到着・・・するも、あまりの人の多さに感動も湧かず、そそくさと先へ・・。
DSCN8768_R
まあ、言ってみれば仙丈ケ岳までは前哨戦みたいなもの。今回のハイクのハイライトはここから先、第仙丈ケ岳を越えての仙塩尾根!

DSCN8770_R
仙丈ケ岳の山頂からわずか数十m西に歩いただけで、もうその先の稜線を歩く人の姿は見えません。
こんな素晴らしい尾根なのに。
仙塩尾根。
仙丈ケ岳より南下し、塩見岳に至る約20劼曚病海長大な尾根。その間にある山小屋は両俣小屋と熊の平小屋の2か所のみで、日帰りなどでは足を延ばしにくいルートかもしれません。
また、一般的な登山道に比べて倒木なども多く、荒れている、と、数年前の情報では聞いていました。
しかし、今年はご存知の通りTJARが開催され、コースとなっていた仙塩尾根も多少整備されたとのこと。そう思うとやはり今年はチャンスだったんだな、と思います。
いずれにしても人の少ないルートは大好物。たっぷりと山を満喫できることでしょう。
10時51分、期待を胸にいざ、仙塩へ!

DSCN8771_R
DSCN8773_R
歩き始めるとすぐに、前方には、まず目指すピークである大仙丈ケ岳。そして
もう少し進むと、明日歩く予定の間ノ岳〜北岳の3000m級の尾根もばっちり見えてきます。
その手前中央に伸びるのが仙塩尾根。ここをひたすら進んでいくのです。
DSCN8776_R
大仙丈に至るルートは、途中から伊那側が切れ落ちた痩せ尾根に変わってきます。
細いながらちゃんとルートがあるので歩けるのですが、強風やガスが出ている時は結構注意が必要かも。
そうでなくても油断してバランスを崩せば、一気にカールに真っ逆さまです。
DSCN8777_R
ちなみに仙丈ケ岳からこの辺りに来るまで、2組とすれ違いました。1つはソロの男性ハイカー、もう一組は4人組の女性ハイカー(トレランかな?)でした。仙丈ヶ岳よりも静かだし、往復も大して時間かからないので来れる人にはお勧めしたいですね。
DSCN8778_R
振り返って仙丈ケ岳。
DSCN8778a_R
伊那側と山梨側を交互にトラバースしながら進みます。
DSCN8779_R
11時10分、大仙丈ケ岳に到着!
誰もいないので暫く写真を撮ったりのんびり。
すると、1人のハイカー、というかトレランの人ですね。が颯爽と通過。あのハイペースでこの時間にここを通過という事は、おそらく今日は熊の平まで行くんでしょう。
熊の平も行ってみたいですねぇ。。。
DSCN8779a_R
北岳〜間ノ岳の稜線を眺めながら。
いや、最高に気持ちいい!

DSCN8785_R
11時18分、たっぷりと大仙丈ケ岳を満喫したので、先へと進みます。
DSCN8786_R
初日のルートで一番気持ちよかったのは、この大仙丈ケ岳から苳ノ平辺りまで。こんな稜線を歩いても良いし、走っても良い。人も少ないのである意味自由気ままに歩けるわけです。
こんな開放的な稜線、最高じゃないですか!
DSCN8788_R
人が少ないとはいえ、所々ピンクテープがありルートは明瞭です。
これもTJARのおかげですかね。
DSCN8789_R
大仙丈からの大下りの途中で、2人のソロハイカーとすれ違いました。
一人は、多分外国の方だったような。
DSCN8790_R
気持ちよく歩いていると、途中突然こんな岩壁が。と言っても2mほどの高さなのですが、ほぼ垂直で巻くルートもないのでちょっとクライミング気分で乗り越えていきます。
DSCN8791a_R
ハイマツと草紅葉、そして日本第2位の高峰の稜線を見ながらのハイク。樹林帯はまだまだ先なので、ずっとこんな感じで周りの山をたっぷり堪能しながら歩けます。
DSCN8792_R
ナナカマドと仙丈ケ岳。
ナナカマドの色づき具合はなんとなくイマイチ?まだこれからもう少し赤くなりそう。
DSCN8795_R
アップダウンもこの辺りはあまりなくて、非常に快適。
こうだったらいいな、と想像していた通りの稜線です。
DSCN8797_R
摩利支天を従えた甲斐駒ヶ岳、そして栗沢山にアサヨ峰。
DSCN8798_R
こちらは鳳凰三山。
そうそう、夜叉神から入って鳳凰三山→早川尾根って言うのも面白そうなんだよな・・・めちゃキツそうだけど。
DSCN8798a_R
天気は見てのとおりの快晴ですが、西側のルートに出ると風が結構強く冷たかったです。
なのでPatagoniaのHoudineJacketをずっと着っぱなし。ジッパーの開け閉めで調整してます。

それにしても最高の稜線、このまま両俣までずっと続けばいいのに・・・
まあ、そんな訳ないんですけどねw

つづく。