雲湧き立つ稜線へ。
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裏銀座ハイク1日目の続きです。


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鏡平山荘でたっぷりと休憩し、8時59分出発。
ここからは弓折乗越まで標高差約260mのトラバースになります。

しっかり体も休めたし、またペース上げて歩くぞ・・と意気揚々と出発したその5分後。丁度トラバースに差し掛かる辺りに来た時、急激に腹痛が・・・。
ま、まじか!鏡平で飲んだオランジーナがまずかったのか?とにかく波が引くかどうか立ち止まって様子をを見ますが、どうも怪しい。ここから次の小屋の双六小屋まではCTでも2時間半。急いだところで途中で大波が来たらアウトだな・・という事で、一旦鏡平山荘に引き返すことに。幸いまだそれほど登ってきているわけでは無かったので良かったけど、余計な体力を使ってしまいました。

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何とか危機を脱出し再びトレイルへ。鏡平から登ること10分ほどで森林限界を超えて視界が開けてきます。
背後には槍ヶ岳〜大キレット〜穂高連峰の見事な稜線。そう言えば槍ヶ岳も行かないとなあ・・。
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トラバースに入るとほぼ日陰が無く、季節外れの夏の日差しが容赦なく体力を奪っていきます。3年前もここで結構ペースダウンしたけど、今年はお腹の調子の悪さも加わって最悪な状態に。
途中で小休止を入れつつ、もうじわりじわりと足を進めていきます。こうなるともはやファストパッキングなのかどうかもよくわからないですw

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振り返れば槍ヶ岳が雲を纏ってその姿も徐々に見えなくなり、とうとうこの日はこれを最後に再びその穂先を見る事はありませんでした。

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なんだかんだでほぼCT通りで弓折乗越に到着。標高は2,560m。だいぶ上がってきました。が、ここまでのトラバースがやはり堪えました・・。
結構なハイペースでここまで来ていたため、足がもう売り切れ間近。ストレッチを行うもあまり効果なく、下手な動きをしようものなら一瞬で足が攣ってしまいそうです。これには参りましたが、正直ここでかなり疲労が溜まってくるのはある意味では想定内。もしここまで来て足が残っているようなら雲ノ平も見えてくるのですが、現状ではかなり厳しいと言わざるを得ません。
時間的にはギリギリのラインですが、下手にペースを上げると足が肉離れをお紺指定編む可能性も考慮する必要があります。
仕方ないので、次の双六小屋まではCTくらいののんびり歩きで進むことに。
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弓折乗越から雪田花見平を通過するころには、すっかり雲に覆われてしまいました。
まあ、正直このくらいの方が涼しくて歩きやすいです。
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暫く進むと、左手には大きな双六岳の山体と右手に双六小屋。そしてその奥にはうっすらと鷲羽岳の姿が!3年ぶりのその姿にテンションアップ!
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10時52分、3年ぶりの双六小屋に到着!
いやあ〜懐かしいなあ。
まだ時間も早いせいかテント場もまばら。3年前はここに着いた時点で12時45分だったんだよなあ。
相変わらずキレイな山小屋です。

ここで再び大休止。
お湯を沸かしてミネストローネとおにぎり、コーヒーを頂ます。
※ちなみに今回は料理の写真はほぼありませんw

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小屋の正面には雲に覆われた鷲羽岳の姿が。
3年ぶり、ついに再びその姿を視界に捉えました。果たしてアタックは今日になるか、明日になるか・・。

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たっぷり1時間近く休んで体力も回復!
11時43分、双六小屋を出発します。

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まずは分岐点までハイクアップ。
樅沢岳の奥に見えるはずの穂先は雲の向こう。もうあっち側は完全に雲に巻かれてしまったようです。

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11時59分、巻き道分岐を通過。
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今回は既に双六岳方面はガスっているのが見えたため、上には上がらず中道を通ります。
事前に調べた情報では巻き道は結構アップダウンがキツクて大変なのですが、中道はかなり良い、との評判がありました。なるほど、とこちらを選択。
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歩き始めると開けたカールの底部を歩ていくようなイメージです。
解放感があって、しかも丸山の分岐まではほとんどアップダウンが無いです。
これなら絶対中道の方が歩いていて気持ちが良い!
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途中、大きな雪渓が残っていました。なんとこれ、双六小屋の水源とのこと。
道理で小屋のみずが冷たい訳です。
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それにしても牧歌的で非常に快適なトレイルが続きます。本当なら走ってもいいくらいなんだけど、足を少しでも残しておきたいので無理はせずのんびりと歩きます。
歩いている人もいなくて、完全に独り占め状態。タマリマセン!
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丸山方面へと向かう中道の分岐点。ここからは少しアップダウンが出てきます。
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双六方面を振り返ってみると、歩いてきたフラットなトレイルが。いや・・気持ちよかった。双六方面から稜線ルート以外で歩くなら、断然中道がおすすめですね。
静かな山歩きをたっぷりと堪能できます!
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自分が分かる数少ない高山植物・チングルマも秋の装い。もうここまで冬支度が進んでいるとは。

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丸山を過ぎるといったん下って、三俣蓮華岳の山頂が見えてきます。
そしてその右奥には再び鷲羽岳の姿が!
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先ほどより雲が増してきて山頂部分がすっぽりと覆われています。ううむ・・・これは今日のアタックは出来るのだろうか。
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三俣蓮華へと続くトレイル。
本当なら右奥に鷲羽岳がドーンと見えるはずなのですが、先ほどよりもさらにガスが増えてしまい・・・
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三俣蓮華岳の山頂に着くころにはすっかりあたりは真っ白け・・・。
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13時15分、展望ゼロ、ハイカーもゼロの三俣蓮華岳に到着。
ここは岐阜・長野・富山の3つの県境になっています。お、よく考えてみたら初富山かもw
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特に見るものもないので、足早に三俣山荘を目指して進みます。
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13時43分、三俣山荘到着!
三俣蓮華岳から下って、巻き道との分岐点からは30分ほどのCTらしいのですが、これが意外と歩きにくくて結構疲れました。なかなか着かないし。

それにしてもこの時点でもまだ鷲羽岳を覆うガスは晴れず。むしろどんどん濃くなっていく一方。
そのため、この日は早々にテントを張って体を休めることにします。
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テントを設営し終えると、またガスが多少晴れてきました。が、なかなか山頂のガスが取れない・・。

せっかくここまで来たので、前述のとおりこの日はもうレストに。明日朝イチのアタックに備えます。
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小屋の前でビールを飲んで
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ちょっとテント内で横になっていたらいつの間にか寝ていたらしく、気づけば辺りもうっすらと暗くなってきました。
急いでお湯を沸かして晩御飯を食べます。
ちなみに今回のハイク、軽量化のため

・ビールは持ってこない
・食事はカレーメシ×3、ポテトサラダのみ

に徹しました。お蔭でいつもよりかなり軽量だったのは確かですが、、、
結論。食事はもう少し何か凝ったものにするか、小屋メシを食べるに変えよう。。。

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18時を過ぎるとだいぶ気温が下がってきました。とは言えそこまで寒い訳ではありませんでした。
この時点だとまだ気温も10度を切るくらいだったのでは。

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この日の行動距離は約17辧この前の伊豆よりも長距離でした。しかもアップダウンも大きめ。
これを歩けたのはかなり自信にもなりますね。ただ装備を限定してきたので、もっと寒くなったら同じように歩けるかは微妙ですが・・・。

という訳で、この日は19時過ぎには就寝。
2日目は3時50分には起床し、朝イチで鷲羽岳の山頂を目指します。

つづく・・。