ウルトラフラット、最高!
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この時期まさかの、標高1,000m級ロングトレイルを歩いてきました。

7月最後の週末、この土日は2か月前から予定していた1泊2日のテント泊山行の予定でした。
海の日の後に想定通り梅雨が明けて、月末には天気も何とかなるだろう・・・と思っていたのですが、今年は予想外の戻り梅雨。ぐずついた天気が続き週末もパッとしない天気が続き、それでも月末の土日だけは晴れてくれるだろう・・と勝手に期待して、南アルプスのちょっとマニアックなルートを攻める予定で計画を組んでいました。
ところが、月末が近づくに連れてどんどん予報は悪化。一時は南アは諦めて北アにしようか・・なんて話もしていましたが、北アもダメ、当然中アもだめ、そうなると八ヶ岳ダメ・・・。
谷川方面はアブ・ブヨでまだ行きたくないし、アプローチがそもそも遠すぎる。木曜には同行者のまんもとも「ほぼダメだろう・・」という空気になっていてほどんと中止になる方向でした。

しかし。

しかしですよ。

5月末から風邪を拗らせて2か月運動も出来ず、挙句の果てに前から予定していたテント泊山行まで中止になったらもう悔しくて鼻血が出ます。この7月の月末の山行を心の支えに、咳喘息にも耐えてきたのに・・と考えると耳血も出てきそうです。
なんとかならないか。
方法は2つ。目的地の天気を晴れさせるか、晴れているところを目的地とするか。
当然前者は無理なので、後者で探すことになります。
地図と天気図と睨めっ子し、何度もシミュレーションした結果・・・なんと伊豆方面だけがぽっかりと晴れマーク優勢になっている!これならいけるかも・・!と思ったけど、ご存知の方も多いと思いますが、伊豆山稜はとにかくアプローチが大変。公共機関で行くなら時間もお金もかかるし、車だと回収も大変。
そうこうしているうちにまんもからは金曜午前中がタイムリミットとのお達し。ああ、どうしよう、ルートが決まらない。仕方ないのでまんもには「今回は中止にしよう・・・」と告げるも、実は全然諦めていなくて最悪一人でも行くつもりで往生際悪く地図を凝視。
すると、ちょうど「道の駅天城越え」に車を置いて山に入り、伊豆山稜線を辿って戸田峠へ、そこからバスを乗り継げばキレイにラウンドできる。しかもいい感じのロングハイク。
ふと考えてみれば、このルート、「伊豆トレイルジャーニー」の核心ともいえるルートだったわけです。
難点は途中水場がない事ですが、これは仁科峠からやや降りたところにある「西天城高原牧場の家」でなんとか補給できそう。ビバークポイントも幾つか目星をつけて、下山後のバス予定なども把握できたのが金曜の午後13時過ぎ。
恐る恐るまんもにLINEで「良いルートが見つかったんだけど・・・もう無理だよね?いや、無理ならいいんだ・・・」といかにも思わせぶりなメッセージを送ると、まんもから
「お前の執念には負けたw」
と同行の返答が!
イェェェェェイw

と、そんないきさつがあり決まった、名付けて「勝手にITJ(伊豆トレイルジャーニー)」へと、久しぶりのテント泊は向かう事になったわけです。

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さて、前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、金曜の深夜0時半にまんもを駅で回収し、一路伊豆は道の駅「天城越え」へ。
ここには深夜2時半ごろ到着し、軽くビールで乾杯してから車中泊で仮眠。と言っても今回はスタートは結構ゆっくり目。土曜の朝7時過ぎに起きて、準備を整えたら8時50分、道の駅を出発です。

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今回のザックは「atelierbluebottle PAC-03」。途中で水を補給して行くため、ある程度余裕のあるザックを選びました。サコッシュは前回購入した883Designsのラウンドショルダーミニ。こちらとあと一つが今回デビュー戦です。

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道の駅に向かって左手側にある「踊子歩道」といういかにも伊豆チックな名前の付いたトレイルが今回のスタート地点です。

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少し歩くと伐採された木が積まれた広場に出ます。この先をさらに中央奥に進んでいきます。
天気は薄曇り。周りの山域が軒並み崩れていることを考えれば上々の天気です。
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途中までは滑沢渓谷沿いに歩きます。湿度は高くムシムシしていますが、渓谷から聞こえる沢の流れが多少暑さを紛らわせてくれます。
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途中から本谷川沿いに進みます。
この辺りはまだまだただの遊歩道と言った感じ。そのせいか、あちこちにゴミが落ちていました。
明らかにハイカー以外の観光客が捨てていったと思われるものばかり。歩きやすい反面こういった弊害も出てしまってるようですね・・・。せっかく良い景色なのに。

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途中、林業で使われていたと思われるトロッコ電車が展示されている広場を通過します。ここを過ぎたあたりから徐々に標高を上げていく感じ。
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この辺りからは九十九折に、まずは二本杉峠まで標高を上げていきます。
雰囲気は一変して、苔の多い独特のトレイルに。

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本日デビュー戦の2品目は、「SCOTT T2Kinabalu3.0」!
あのKinabalu2.0の後継モデルです。これについてはまた別途じっくりとレビューしますが、今回のハイクでもその良さを存分に発揮してくれました。
それにしてもトレイルにいるとまあ、目立ちますw

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途中からややトレイルが荒れ気味に。片側がやや切れている感じのトラバースも何か所かあったので通過はちょっと注意が必要。とは言え基本的には歩きやすいです。
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10時16分、二本杉峠に到着。ここでザックを降ろして小休止します。
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今回の行動食はTrailButterのクランベリー&ひまわりの種。この2日間ほぼこれが行動食でした。
少々値は張るのですが、血糖値が上がりにくいのでハイキング中に食べてもパフォーマンスが落ちにくいことは実感済み。ちょっと手放せないかもです。
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休憩を終えて歩き出すと、いよいよここから先がウルトラフラットな極上トレイルの始まりです。
とにかく、7割くらいはこんな感じの、ほぼアップダウンの無い超絶歩きやすいトレイルが続きます。
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ただ、途中こうしたトレイルが少し崩落気味の箇所や
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倒木をくぐる箇所があります。
特にこの倒木や木の背が低いところがこの後も多く出てきて、まあ〜悩まされましたね。
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歩いていると時折日差しが差し込み、薄暗いトレイルを明るくしてくれます。
カンカン照りでも困るけど、やっぱりこのくらい明るい方がテンションも上がりますね。
ただ、やはり低山、湿度も気温も高いので水の消費がハンパ無いです。
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11時30分、三蓋山を通過。
ここを通過した直後くらいに、この日最初の自分たち以外の入山者に会いました。
なんと女性のトレイルランナー、しかも1人です。す、ストイック過ぎる・・・!
何となく足を止めては悪いと思いつつ、すれ違いざまに「が、頑張ってくださ〜い」とだけ声を掛けました。いや、いったい彼女どこから入ってきたんだろう?そしてどこに抜けるんだろう??
しかもソロ、この夏の暑い時期にアプローチの悪い伊豆山稜線を走るなんて、ガチというか、ストイック過ぎる・・と、まんもとも驚きっぱなし。世の中すごい人はたくさんいるもんですね。。
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三蓋山を過ぎると標高も1,000mを越えて、徐々に頭上が開ける場所が増えてきました。
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こんな感じのトレイルも。
別に上を指さしているのではなくて、あまりにフラットで気持ちよいので上機嫌で「ウェ〜イ♪」となっているところですw
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まだまだ極上のフラットが続きます。ただ、徐々に木の背が低くなってきて、何度か頭をゴチっとしましたw
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11時46分。つげ峠通過。
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途中、こんな感じで橋が3つ続く場所がありました。
特に3つ目の橋は鉄製なんですがメッシュ状の足元が結構ふにゃふにゃで、ズボっと抜けてしまいそうな恐怖感あり。
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そして八ヶ岳以外ではお目にかかったことの無いギンリョウソウが!おお〜目玉のオヤジ久しぶり!
と思ったら、このトレイルではあちこちに群生してましたw個人的には結構貴重なものだと思っていたので、あまりの生えっぷりに苦笑いw
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途中トレイル脇に大きな木があったので・・
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のんびり昼寝・・・のマネ。
今日は先を急がないとならないので、ポーズだけね。
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12時25分、猫越峠を通過。
ほぼ予定通り、順調順調。
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こんな感じで、さらに木が低くなってきます。尾根に当たる場所で、さらに海からの強い風も受けてこうなってしまうんでしょうね。ただ、この日はびっくりするぐらい風が無くて、本当蒸し暑くて大変だったけど・・・。
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まるで丹沢か!と突っ込みたくなるような長〜〜〜い階段を上がって・・¥
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12時50分、猫越岳到着!休憩込で考えればCT7割〜8割といったペースですかね。
とは言え、暑くて思った以上にペースが上がらなかった・・。

それでもここまでくれば大分気が楽になります。
取りあえず一息入れてから、仁科峠を目指すことにします。

つづく。