これは名品の予感。
DSCN7105_R
TetonBros WindRiverPant.



自分の山行スタイルは、冬以外の3シーズンではほぼ短パン生足。低山からアルプスなどの高山までほとんどがこのスタイルで行っています。 基本的に寒さ耐性がちょっと高いみたいなのでだいたいは問題ないのですが、例えば物凄い暴風の時とか・・例えば2年前の八ヶ岳
1436780455595_R
根石岳の手前で味わったあの霧雨交じりの暴風・・・・正直下半身はめっちゃ寒かった!
ただ、レインパンツをはくほど雨が降っているわけでも無し、なかなかに悩ましいコンディションでした。

そんな経験もあり、ウィンドパンツみたいなものが欲しいなあ・・と昨年秋くらいから色々と物色をしていたのですが、なかなかコレというものが無い。レインパンツではないので適度な通気性を持たせつつ、耐風性の高いもの、軽量でストレッチ性の高いもの。うーん。
当初はソフトシェルパンツも考えていたのですが、それならば今持っているOUTDOORRESEARCHのセントリフュージパンツでも事足りる。少しデザインの違うものがいいかなと思ってアクシーズクインのアヲネロとかフミアトなんかもいいかな〜と思ったけど、よくよく考えると8分丈って対応の幅が限られそうだ。

で。そう言えばと思い出したのが昨年注目していたウィンドパンツ、TetonBrosの「WindRiverPant」。軽量・かつパッキングがコンパクトなウィンドパンツで、しかもストレッチ性がめちゃくちゃ高い。値段もまあまあお手頃なので、去年欲しかったんだけどあっという間に売り切れ茶って入手できなかったんですよね。
今年はどうだろ・・と調べてみたら、ちょうどタイミング的に入荷が始まっていた!ので、早速店頭で試着→ほぼ即決で購入しちゃいました。

P1000591_R
P1000593_R
購入したのはSサイズ。Mじゃないとムリかな・・とか思ってましたけど、ウィンドパンツという特性上通常のサイズ感覚よりワンサイズ大きめに作られているみたいです。もしかしたらXSでも履けたかもしれないけど、短パンの上から履くことも考えてSサイズにしました。カラーはデミタス。ブラックより上品で、街中で履いていても良さげです。

P1000604_R
ウェスト部分は立幅が広めに作られたストレッチ+細目のドローコード。線に締め付けが集中しない造りになっていて、ウェスト部分の不快感はほとんどありません。

P1000601_R
裾の部分も同様の細目のドローコードで調整できます。ドローコードは足を通して、足首に巻く感じにすると邪魔になりません。

P1000597_R
背中側の腰部分には収納用のポケット。

P1000606_R
パッキングサイズはこんな感じ。

P1000608_R
Sサイズで実測約78g。軽い!

DSCN7097_R
履いてみた感じ。
自分は身長170cm/体重74kgで、サイズはS。これでも少し丈が長い感じがしました。
感覚としては175cmくらいまでの身長ならS、それ以上ならMが良いかもです。
DSCN7094_R
DSCN7093_R
他のレビュー記事でも書かれていますが、履いた時のシルエットがキレイですね。
この写真だと、全然街中でも行けそうでしょう?ポケットが無いくらいです、不便なのは。

DSCN7098_R
DSCN7099_R
ロールアップしてみたところ。夏場でもこのスタイルはアリかも。

履いてみると分かるのですが、薄手なので熱が籠る感じはほとんどありません。実際一度ランニングでも履いてみましたが、オーバーヒートするような感じも皆無です。それでいて薄皮一枚、肌の上にあるので冷たい外気からはしっかりと守ってくれます。

で、早速先日の丹沢で試してきました。
当日はやや気温高めでしたが、WindRiverPantの下にはモンベルのジオラインタイツ(ミッド)を履いてのハイクアップ。
DSCN7105_R
ストレッチ性がとても高いので、ハイクアップ時の足上げにも全くストレスを感じる事はありませんでした。
DSCN7205_R
こんな雪の上でもしっかり冷気をガードしてくれるので快適!
休憩中には体が不要に冷えるのも防いでくれます。
DSCN7217_R
また、当日の丹沢はこんな感じでとにかく泥濘がすごかったのですが、生地の撥水性も高く、泥はねもある程度弾いてくれていたみたいで、あまり汚れてませんでした。

1点、気になったところがあって、このWindRiverPant、生足に直接履いても、汗などで突っ張りにくいよう裏地にも細かい凹凸が設けられています。このお蔭で、肌へのべと着きがが無くさらりとした履き心地を実現してくれているのですが、問題はタイツと組み合わせた場合。
モンベルのジオラインタイツは若干表面が起毛していて、これがWindRiverPantの裏地の凹凸と干渉してしまい、たびたびパンツが突っ張ってしまう、またずり落ちてしまう?ような感じがありました。
なので、タイツを組み合わせる場合は表面の起毛があまりないようなタイツが良いでしょう。
いわゆるサポートタイツのようなツルツルしたものであれば全く問題ないかと思います。

ウィンドパンツと言うともっとシャカシャカした感じのものをどうしても思い浮かべてしまうのですが、このWindRiverPantはそんな音とも無縁です。そして優れたストレッチ性、高い耐風性と撥水性が78gのコンパクトサイズに収まっているとなれば、ウィンドパンツを探している人には一押ししたいプロダクトですね。今年は新色も増えているので、選びがいもありますよ。

温度管理の難しい季節の変わり目のお守りとして、短パンハイカーの稜線での風対策、ランニング後の帰宅時に履く街中用パンツとしても良いかと。夏の高山なんかは、これと保温用のタイツ1枚持って行けば夜のテントでも寒さをしのげそうですね。
予想していたよりかなり使用シーンが広いので、1枚持っていても損はないと思います!