晩秋の奥多摩ハイク2日目。 
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久しぶりに迎える山の夜明け。


夜間、寝ている間は冷え込みは全くなく快適そのものでした。
夜中に一度トイレで起きたけど、その時もシェルター内の気温は-3度程度。強風で有名な奥多摩小屋のテント場もこの日はほぼ無風、遠く沢の方では風が巻いているようなうねる音が聞こえますが、稜線のテント場まで風が強まる事もありませんでした。
また、今回導入したNEMO TENSOR 20s INSULATEDですが、寝心地は最高ですね。地熱からの冷え込みも全く感じず、寝返りを打ってもふわふわする感じも無し。こちらは追ってレポート書きたいと思いますが、間違いなく買いの一品でした。

朝は予定通り4時に起床。
いそいそをお湯を沸かしながらシュラフを仕舞い、マットの空気を抜きます。
ちなみにTENSORの空気は、バルブを開けて5分も放置しておけばぺったんこになります。
その間に沸かしたお湯でコーヒーを飲んで、カップヌードルリフィルを朝ごはんとして食べます。
(この間、急いで撤収していたからか写真全く撮ってませんでした・・)

周りのテントもぼちぼちと起床。どうやら皆さんは雲取山へ日の出を見に上がる様子。
一方こちらは反対方向へ。

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 サクッと片づけて、5時22分。奥多摩小屋を出発。
空にままだ星が。東の方がうっすらと白み始めている感じ。
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 さすがこの時期のテント泊しにくる人はマナーがちゃんとしてるなあ、と感心。
早朝だけど大きな音も話し声も全くしません。
例の探検部も雲取に向けて準備している様子です。

一人真っ暗な登山道を、ヘッドランプの明かりだけを頼りに歩きます。
谷の方からは相変わらず風のうねる音。
ふと、ガサガサッ!と音をする方向を見ると、大きな角の鹿が目を光らせてこっちを見ています。
しばし沈黙のあと、音を立てず静かに立ち去っていきました。
ああ、なんだかこういう緊張感って、やっぱり日常では味わえないよなあ。
こんな時は、だいたい、怖いし、さっさと下山したいと思うし、朝イチの登りもイヤだなあとか、まあ、ネガティブ事を考えたりしていることが多い訳です。
それでもやっぱ山を歩くのは、楽しい、正確には下山して、ホッとすると、ああ、良い山歩きだったなあ、って思える。不思議ですよねえ。

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 5時41分、ブナ坂を通過。
走ってるわけでもないのになかなかいいペース。
もちろん巻き道は使わず七ツ石山へ向かいます。
先にはヘッドランプの明かりが2つ。どうやら先行者が登っているみたいです。

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 5時51分、真っ暗でわからないけど七ツ石山に到着。
先行者の2人は、同じ奥多摩小屋でテントを張っていたカップルでした。
どうやらここで朝ごはんを食べながら日の出を見るらしい。あと30分もすれば、この天気だから見事な朝焼けが見られそう。自分も残って見ようかな・・・と一瞬思いましたが、例の奥多摩駅伝の事もあるし早めに下山の方針は変えず。
カップルに交通規制の話だけ伝えて、七ツ石小屋へと向かいます。

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 6時2分、七ツ石小屋に到着。
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小屋でちょっとだけ休憩して、ささっと先へ。
遠く富士山も見えてきて、ほんのりと赤く染まり始めてます。

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七ツ石小屋を過ぎると、もうそこからは樹林帯。
日の出は見られないけど、十分満喫できたかな。

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6時54分、廃屋を通過。
もうここまで来ると鴨沢までもあと少し。
この日は日曜でしたが、ここにくるまですでに10人近くのハイカーとすれ違いました。
やっぱり2017年に向けて・・・ってことなんですかね?

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柔らかく登山道に差し込む朝日。
真っ暗な中から一人で歩いてきた分、わずかに残った紅葉の色がなんだか安心させてくれます。

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7時4分、小袖の登山口に到着。
さて、あと一息。
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7時18分、鴨沢登山口に到着!
奥多摩小屋から2時間ちょっとでした。久しぶりにしてはまずまず。

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この後は、行きにチェックしていたお店「山の休憩所 かゑる」さんに立ち寄り。
この10月にオープンしたばかりのお店で、鴨沢登山口から丹波山方面に1分くらいのところにあります。
朝7時から営業しているので、山に行く前はもちろん、今回みたいに早朝に下山してきてもちょっと休憩に、と立ち寄る事が出来ます。この早朝営業型の店舗って、ハイカーにはありがたいですよね。

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日曜のこの時間なのでまだお客さんはいませんでした。
誰もいない店内に声をかけると、店主さんがお出迎え。
「これから登るの?え、降りてきたの?七ツ石から?え?奥多摩小屋?何時にでたの?え、5時半くらい?早くない??」
みたいな会話をした記憶が。
早速名物のおしるこ+コーヒーのセット(800円)を注文。
待っている間に色々とお話を聞かせていただくと、どうやら店主さんは東北は福島のご出身で、以前は安達太良山で小屋番をやっていたそうです。
安達太良山の小屋番といったら・・・くろがね小屋かな??聞くの忘れちゃったので分からないけど、まあ色々と面白い話を聞かせてくれました。
やっぱり雪国だから、雪山とかラッセルとかの話が多くて、本当楽しそうに話してくれました。さすが山ヤさん。
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決して広くはない店内ですが、このこじんまり感が、何となく山小屋の談話室とか、乾燥室とか、ちょっと人が集まってなんとなく会話が盛り上がってしまう、そんな空間のように感じます。

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甘さ控えめの自家製あんのおしるとと、ハンドドリップコーヒー。
下山で小腹も空いていたし、体も温まります。

しばし山の雑談をさせていただき、これから駅伝の規制前に帰ります、と伝えてお店を出ました。
鴨沢はなかなか来る機会がないかもしれないけど、訪れたときはまた立ち寄りたいお店です。
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かゑるを後にして、青梅街道をてくてくと留浦へ。
早朝の街道沿いや民家の近くを歩いていると、どことなく年の瀬感が。。そうだ、もう12月なんだよなあ。

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8時ちょうど、留浦の駐車場に到着。
この後は交通規制にもかかることなく、のんびりと帰路へ。それでも10時半には自宅についたので、やっぱり早朝は道も空いてていいですな。


さて、約半年ぶりとなったテント泊の登山、特に大きなトラブルもなく無事に終える事ができました。
ただ、この時期のハイクとして次回の課題で、
・やっぱり保温ボトルは持って行こう。
・マットは良いけど、今度は枕が欲しくなったかも・・・
とか、その辺が。
それでも12月はあと1回、忘年会ハイクも控えていたので事前に一度テン泊出来たのはよかったです。
やっぱり奥多摩はいいなあ。
何というか。丹沢は身近な山だけど、自分にとってのホームはやっぱり奥多摩のような気がする。
これらの時期は一番好きな時期だし、次は久しぶりにあそこにのんびり泊まりに行きたいかな。
あと、数年前のあのリベンジもしたいしなあ・・・。

◆登山データ
12月3日(土)
鴨沢登山口発(7:33)→小袖乗越 村営駐車場(7:55)→廃屋(8:13)→標高1155m地点(8:45)→堂所(9:00)→七ツ石小屋(9:36)→七ツ石小屋発(10:04)→石尾根合流(10:14)→七ツ石山(10:23)→ブナ坂(10:35)→奥多摩小屋(10:54)→幕営→奥多摩小屋発(13:05)→小雲取(13:26)→雲取山(13:42)→雲取山発(13:52)→奥多摩小屋(14:10)→泊

12月3日(日)
奥多摩小屋発(5:22)→ブナ坂(5:41)→七ツ石山(5:51)→七ツ石小屋(6:02)→七ツ石小屋発I(6:11)→堂所(6:29)→廃屋(6:54)→小袖乗越 村営駐車場(7:07)→鴨沢登山口(7:18)