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一番好きな山の季節、久しぶりに歩いてきました。

今年はちょっと天候がおかしいですよね。
夏の山の日以降、週末ごとに天気が悪かったり・・
11月には季節外れと言ってもいいような、これまたまさかの初雪。東京でも若干積雪したし、当然山でも結構な量が積もったようで。

そんなわけで、12月の初めの週末を「晩秋」と呼んでいいのかどうか・・という事も気になったのでちょっと調べてみたら、どうやら「11月から12月の初め」くらいをざっくりと指すらしい(Wikiによる)ので、当BLOGでも便宜上晩秋と呼ぶことします。


なぜ「晩秋」に拘るか・・
この時期の山が、個人的には一番好きだから。
賑わいの夏が過ぎ、色づく秋を終えて徐々に冬へと移り変わるこの季節。
山は急ぎ足で葉を落とし冬支度を始めます。そんな山を、落ち葉を踏み鳴らしながら歩くのはとても気持ちが良いもの。キンと冷え切った空気と、暖かい日差しを浴びながらのハイクは何にも代え難いものがあります。

そんな時期に山へ行けるとあって、それはもううれしくてうれしくて!
ただでさえ久しぶりのテント泊で、しかもこの季節。テンションが上がらないわけがありません。
出発の前日も、いつもよりちょっとだけ早めに就寝、スマホのアラームもちゃんとセット。準備も万端だし、あとは起きるだけ・・・

な、ハズなのに!
またも、前回の大山錬に引き続きの寝坊・・・!というか実はその前も寝坊してたりして・・・
しかし今回は1時間ですよw
2時間の寝坊だったら、多分山行ってませんでしたね。ふて寝ですね。
良かった1時間で起きて・・・

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 で、結局時間短縮のために泣く泣くお高い圏央道を使用。その甲斐あって6時50分には奥多摩・留浦の駐車場に到着。
急いで準備して、登山口へと向かいます。

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 今回の登山口はド定番の鴨沢ルート。
なぜこのルートにしたかというと、前回のテント泊が6月の奥秩父で、気温や山の感覚がかなり変わっていること。またこの時期なんだかんだで一番慣れているのが奥多摩小屋だったので、まあ、リハビリの意味も兼ねてリスクの無いルートを選択したら、必然的にここになった、という訳です。
留浦から鴨沢までは青梅街道を10分弱歩きますが、この車道歩きすら、なんとなく懐かしいような。

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 見慣れた風景の鴨沢登山口へ到着。そうだ、そう言えば1年前くらいの忘年会ハイクの時はまんもと鴨沢ルートから雲取山を経由して三条の湯へ行ったんだっけ。

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 何となくこの階段を上らないとスタート、って感じがしないので、今回もここから。
7時33分、出発です。

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 ああ、懐かしの急坂。
なんだかこんな普通の道ですら、テント泊装備を背負って歩くとこうも新鮮だとは・・・
山不足は相当深刻なようで。

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 だいぶ上がってきた太陽が日陰になっていた鴨沢周辺にも差し込んできました。
こんな光景ですら、一瞬めを奪われてしまう。うーむ。いい。

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 鴨沢から20分ほど、小袖の村営駐車場までの登りはウォーミングアップには最適。ここで着込んでいたOMM RotorVestを脱ぎます。
それにしてもなんだこりゃ?と思ったら、公衆トイレの設置工事をしているそうで・・・。
この場所にトイレなんていりますかね?あったらそりゃ、便利なんだろうけど・・・。

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 7時58分、やっとここから登山道。
何度も見たスロープから今回のハイクは始まります。

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 登り始めて暫くは樹林帯を延々だらだらと標高を上げていく、まあ、言ってしまえばさして面白味があるわけでもない鴨沢ルート。
それでも一歩山の中に足を踏み入れれば、それまで感じていなかった張り詰めた空気や、山の音、風の音、落ち葉の落ちる音、遠くで聞こえる何かの足音・・・とか、全身のセンサーがちょっとずつONになっていくのを感じます。この感覚、やっぱり日常では味わえません。

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秋は終って、もう冬の姿へと変えつつある山。
そんな短い秋を惜しむかのように残る紅葉にしばし見とれてみたり。

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薄暗い杉の樹林帯にも朝日が差し込み、そんな明るさにほっとしたり。
一人で歩いているからこそ感じる何気ない風景が、いちいちとにかく新鮮で、懐かしくて、何となく「帰ってきたなあ・・」という気持ちにさせてくれます。

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8時45分、標高1,135m付近の休憩スペースに到着。
久しぶりとは言え、ある程度体も動かしていたおかげか、さほど疲労もないのでそのまま通過。
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歩きながら最近のお気に入りの塩羊羹を投入。
この日は気温もやや高めで、汗もかなりかいたので糖分と塩分補給を合わせて。

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あまりペースを落とさないまま堂所を9時ちょうどに通過。

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その堂所の少し先にある開けたスペース。
そう言えば何年か前にここに来た時、大学生?かなんかのサークルが20人くらいで宴会やってたっけ・・・。
まあ、確かにフラットで快適そう。寝るにはステルスにならないので落ち着かなさそうだけど。

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途中、いつも富士山が良く見えるポイントから。
ここからの富士山も色んな季節でみたなあ。今日もいつも通り、端正なお姿です。

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七ツ石小屋への分岐。
調子も良かったので、右の急登ルートを選択。
が、5分後にはやっぱりやめときゃよかったって後悔・・・いい加減、回り道ルートの方が楽だってこと学習しよう・・。

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9時36分、七ツ石小屋に到着。
この4月から丹波山村の村営に変わってからは初めての訪問です。
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一時期は休業か?なんて心配もあったけど、看板も新しくして、いつも通り営業していました。
小屋番さんに声をかけて、今回ちょっと懸念だった熊のことを聞くと、最近では全然見かけていないとのこと。
少し前までは七ツ石山の近辺でかなりの頻度で目撃されていたけど、もう葉も落ちたし人里に降りちゃったんじゃないの?と冗談だか本気だかわからない情報もいただきました。
まあ、山にいる間は安心・・・かな?
小屋番さんは、若い気さくな青年さんでしたよ。

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七ツ石小屋からの富士山の展望も見事。
なかなか機会がないけど、一度はテント泊してみたいところ。
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そうそう、こんなのもありました。
旧山頂標識。
これがここにあるってことは、どれもきっと例のアレになってる、ってことですかね。

七ツ石小屋で少し長めの休憩。
おにぎりを食べたり、トイレを済ませたり、水を補給したり。
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10時4分、小屋を出発。
少し休み過ぎたせいか、ちょっと体が重たい感じ。鴨沢から七ツ石小屋までは結構いい調子で上がってきたので、休憩は短めにすればよかったかとちょっと後悔。

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10時14分、石尾根縦走路に合流。
相変わらず気持ちよさそうな尾根道。ああ、またこっちも歩きたいな・・・

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七ツ石の山頂ちょっかをじわじわ登ります。

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小屋から20分ほどで山頂が見えてきます。
おお・・・あれか、あの異質な感じ・・・

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10時26分、七ツ石山に到着。
・・・なんだろう、このもやもや感w言っちゃなんだけど墓石の横で写真撮ってるみたいな気分・・・。

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気を取り直して、飛龍山の奥には右から甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、やや切れ気味の農鳥岳。

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右側にちょこんとピークをのぞかせているのが塩見岳、そこから中央が荒川三山→双耳峰っぽいのが赤石岳→左が聖岳。

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そして、いつ見ても良い眺めの石尾根〜雲取山への稜線。
ここまでは良いペースで来れたので、すこしのんびりと奥多摩小屋を目指すことにします。

つづく。