暖かく、軽く、コンパクト。そんな夢のようなエアマット。
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NEMO TENSOR20s INSULATED.

テント泊時のスリーピングマットとしては、Therm-a-restのZ-LITE、最近では主にNEMOのZOR ショートを使っていました。特にZOR ショートは本来嫁さんのものなのですが、Z-LITEよりも嵩張らずそれでいて軽量、という事もあってほとんど私物化している状態でした(汗
いずれは自分用のマットを購入しようと思ってはいたものの、なかなかコレと言ったものが無かったのですが、今年になって登場したNEMO TENSOR20sはかなり衝撃的なエアマットで、なんといってもコストパフォーマンスがめちゃくちゃ高い!という事で、先日のギアループでの臨時収入を有効活用させていただきました。ありがたや・・!

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購入したのはTENSOR20s INSULATED。
ノーマル(PrimaLoft無し)ともかなり迷いましたが、重量差25g、価格差も2000円であれば、これからの時期を考慮するとやはりインシュレーション入りが良いというのと、夏場であっても高山では結構冷え込みはあるので、シュラフのレンジを下げられる要素としてもこちらの方が使えそう、と思いINSULATEDにしました。

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地熱を反射し、体からの熱は維持するサーマルミラーという反射フィルムに保温力を向上させています。基本的な仕組みはネオエアーXサーモと同じ。さらに熱を保持するためのPrimaLoftが上部裏地に蒸着されています。

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スタッフバッグにはあれやこれやと説明書。この部分はいずれ切り取ろうか、リセールを考えて残しておくか・・・

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一式。
左 本体(270g/実測)
中央 スタッフバッグ(12g/実測)
右 リペアセット(10g/実測)
合計で約292g。

ちなみに。
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こちらは約290g(実測)。
中に肉抜きされたスポンジが入っているのですが、こうしてみるとZORとの重量差は殆どないように感じられます。

しかしここからがミソ。
まず、圧倒的にパッキングサイズがコンパクトです。
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長さこそあまり変わらないものの

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直径がこれだけ違います。
カタログ値では
ZOR ショート→φ10cm
TENSOR20s INSULATED→7cm
ですが、それ以上にコンパクトに見えます。

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マット本体のみで比べてみるとさらにその差が明確に。
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実際、500mのペットボトルとほとんど変わらない感じです。
このサイズになるともうザック内の隙間に滑り込ませる、という感覚。「マットのためのスペースを考慮する」という意識はだいぶ希薄になります。すごい!

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広げた状態での比較・空気注入前。

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背面。
ZORは滑り止めのシリコンコーティングがされていますが、TENSORは無し。
空気を入れる前だとだいぶ大きさが違うように見えますが・・・
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空気を入れた状態だとほぼ同じに。

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しかし、厚さはこれだけ違います。
ZOR→2.5cm
TENSOR→7.5cm
約3倍の厚さ。

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TENSORは内部構造をサイコロ状のボックスにすることで、荷重が集中した際の底突きをかなり軽減しています。
写真はちょっと力を入れてマットの1点に荷重してみたところですが、簡単に底突きすることはありませんでした。
狭いテント内では膝立ちしたり、肘でバランス取ったりすることも多いのでこれは非常に安心感があります。

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マット上部にはピローを固定するためのホールが。
これ、2か所だったらよかったのに・・・まあショックコードか何かでエアピローを繋げることになりそう。

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ちょっと写真ではわかりにくいのですが、両サイドのバッフルがやや高めになっていて、マットの上でゴロゴロしても揺れ感は少な目。
驚いたのは、あおむけで寝っ転がって安定するのはもちろん、横向きになってみてもグラグラ感がほとんどありません。
そして、寝ていると「じわ〜」っとマットに接してる部分が熱を持ってきます。これがサーマルミラーとPrimaLoftの合わせ技・・・!本当に温かいです。これなら冬場はよく持参してるアストロフォイルも不要かも。
今まで冬場になると、ZOR単体では雪上などではとても寝られないので、補助としてアストロフォイルをマットの上に引いたりしてカバーしていました。
しかし、アストロフォイルのマットも重量は142g、さらに厄介なのが嵩張る事!ただでさえ荷物の増える冬場では、余計なギアをもって行かなくても良いのはとてもありがたいです。
雪上でもアストロフォイル無しで行けるか、ぜひ試してみたいところです。

幾つか気になったのは、寝ていて滑りやすくはないだろうか?という事。
これは実際に山で、山のウエアを着て寝てみないとなんとも分かりません。
後はやはり空気を入れるのがちょっと大変・・・
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ツイストバルブで、途中で仮止めして休憩は出来るけどやっぱり入れ終わるとちょっとクラっとしますw
これはノブタ君が良い方法を載せてくれたので真似してみようかと。
あと、夏場の山での昼寝は無理でしょうかねぇ・・・多分汗ダックダクになりますw
まあ、そんなに昼寝する人はいないかもだけど・・・

エアマットというとあまりいい印象が無い、というよりは悪い印象の方が強かったのが正直なところ。
というのも、以前モンベルのU.Lコンフォートシステム エアパッドを使っていたのですが、そのふわふわする寝心地、そして晩秋など冷え込む時期では、マット内の空気が冷やされてしまい非常に寒い、ということ。それでいて重量もそこそこあり、コンパクトにはなったものの決して快適と言えるものではありませんでした。
(もう6〜7年前の話です。最近のは改善されたのかな・・?)

しかし、このTENSOR20s INSULATEDはそのネガティブな面をどれも高いレベルでクリアしてくれています。
冬のテント泊はとにかく就寝時にどれだけ暖かくして寝られるかがキモですが、これを使えばかなり良質な睡眠がとれそう。
後は毎度のことながら、いつ山に行くか・・・!それだけ!