禁断の夏丹沢、行ってきました。
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8月の中旬からどうにも週末の天気が上手くかみ合いません。
夏山シーズンももう世間では終わりという感じで、それでも何とか夏山の雰囲気を感じたい・・・と、9月の2週目の週末は、当初北アルプスへのファストパッキングを予定していました。ところがここの所相次ぐ台風の影響でまたも週末は不安定な天候。
装備を切り詰めて距離を稼ぐファストパッキングではややリスクが高いため北アは断念。
代わりに近場でサックリと日帰り出来るところ→奥多摩か丹沢か。いつも見ている天気予報で雷マークの着いている奥多摩を回避して、結果地元の丹沢でラウンドハイクすることにしました。
この時点で、ある重大なポイントをスルーしてしまっていたのですが、それはすぐに自分達に降りかかることに・・・。

土曜の朝、地元の駅で同行者のまんもをピックアップ。
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今回は県民の森の駐車スペースに車を停めてここを基点とします。
7時23分、準備を済ませて、いざ出発!
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県民の森からはしばしの林道歩き。
大倉から歩くのに比べれば全然楽。もっぱら鍋割方面に行くときはここをベースにしています。
二人とも久しぶりのハイクなので、本来「重大であるポイント」についてもあまり意識を向けていなかったような気がします・・・。

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7時38分、分岐である二俣に到着。
今回はここから堀山の家へと上がる破線ルートを登る予定。
以前ここを使ったときはルートをミスって沢沿いに上がっちゃったんだよね〜、などと軽く話ながら分岐の標識から一歩足を踏み入れた瞬間でした。

ふと、足元を見るとモゾモゾ、いやニョキニョキ・・・・とうごめく物体・・・!

「ヒルだ!!!!!」

あああああ
すっかり忘れていました。というか気づかないフリをしていました。
急いで手前の林道側に戻りますが、既に自分もまんもも足に数匹のヒルが。
ウワサ通り動きが早くて、ふと気が付くと足首近くまで一気に上がってきます。
幸い吸血はされていないので、付近の枝等で剥がして、近くにあった塩をかけたり、靴にまぶしたり・・・
そう、肝心のアイテム「ヒル下がりのジョニー」も持参していなかったのです。なんたる油断。

実は、この時期の丹沢に入るのは初めて。
理由はもちろんこの「ヒル」です。
そのため、これまでは幸いにしてヒルに遭遇することも無かったのですが、まさかあんな一歩踏み入れただけで洗礼を受けるとは思っていませんでした。。。堀山の家へ上がる尾根は破線ルート、そして沢沿いを上がるという事もあってもしかしたら・・・という思いは無くは無かったのですが、さすがにこの辺りは大丈夫だろう、という安易な判断が間違っていたわけです。そりゃそうだ・・・。
あの、地面から、石の影から湧き出るその姿はさながらアンデッドの如し。あの動きを見てしまったらもう一瞬にしてトラウマになりましたね・・・。
ちなみに写真はありません!
撮っている時間なんてないくらい、奴らは動きが早いので・・・。

ヒルに遭遇してしまったお蔭で一気にテンションダウン。
本気でもう帰ろう・・と喉まで出かかっていましたが、塩を靴と足首にまぶし、コンビニの袋に少量入れて持参、効くかどうかわからないけどハッカ油も靴にかけて、兎に角一気におねまで上がろう、という事で先に進みます。
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一歩進むごとに足元から這い上がってこないか、超怖い・・・
しかも奴ら、上からも落ちてくる事ありますからね・・・山に来てこんなに癒されないのは初めて(汗
ヒルだけではなく、片側が切れ落ちている高巻きがあるため、通過には注意も必要。ヒルでパニックになったら危ないです。

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勘七沢を渡渉。
ここから一気に急登を登っていきます。

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今回はatelierbluebottle PAC-01のフィールドデビューです。
色々と背負い心地や使い勝手等をチェックしながら登ります。とは言え常にヒルチェックは欠かさずに。

この破線ルートの尾根ですが、勘七沢の渡渉までは緩やかですが、渡渉後は急登をジグザグに登り、ほぼ堀山の家に到着するまで続きます。
ただ、次第に尾根が広くなり、左右に林業用の踏み跡も出てくるためルートチェックは常に必要です。
以前来た時よりロープが張られていたりと多少整備されているようですが、それでも慣れない方は通過しない方が、特に下山には使わない方が良いでしょう。
基本は尾根の中心を外さないように進みます。

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ここで再度ヒルチェック。
すると、自分の左足に2匹、まんもの靴には3〜4匹着いていました。
自分は靴と靴下の間に入り込んでいて危うく吸血される寸前。
まんもは靴の表面に着いていました。何とかヒルを剥がして、靴以外にも着いていないか互いにチェックして、さらに急ぎ足で進みます。
こんな日当たりがよさそうで、ヒルなんていなさそうなのにいるなんて・・・!
ああ、もうヤダ、早く上に上がりたい・・!

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尾根を一気に駆け上がり・・・

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8時27分、堀山の家に到着!
ヒルチェックも済ませて一安心・・・。
体力というよりは精神的に疲れた・・・。

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行動食を食べたりして小休止、大倉尾根に合流して先を目指します。
そう言えば、日が差していたのにいつの間にか空も曇り空に・・・うーん、まあ雨にならなければいいけど。

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この日の大倉尾根は比較的人も少な目。
でもキツさはやっぱり大倉尾根、階段つらい・・・気温と湿度の高さもあって汗のかき方が尋常じゃありません。
早くも下山して温泉でも入りたい気分。

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途中、花立山荘前の階段地獄のところから。
やっぱり曇り空、なんだか天候の崩れるのが早そうな感じ。この分だと南アに行くと言っていたタカさん組もどうしたんだろう・・(結果、南アには行かなかったようで)。

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若干青空が見えるものの雲の流れが思いのほか早く、スーッと青空が消えては見えて、また消えて・・・の繰り返し。
それにしてもやっぱりキツイこの階段!夏場に来るもんじゃないなあ・・・次の丹沢は本格的な秋になってからだな〜。

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9時7分、ぐだぐだと花立山荘に到着。
あーキツかった・・・。そして暑い!
下から見えていた氷の旗がたまらなく誘惑してきます。歌舞伎町のお姉さんよりも魅力的だ・・・!

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で、結果、いただきましたw
何度も登っている花立山荘ですが、これまたかき氷は初めて。普段下界ではかき氷なんて全く見向きもしないのですが、オーバーヒート気味の体には堪えられないおいしさ!頭キーン!も無視して一気に食べてしまいましたよ。
前に裏銀座を歩いた時、鏡平山荘でもかき氷が売っていたけどあの時も食べなかったんだよなあ・・・今度行ったら絶対食べよw

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まんもはカップラーメン。
この対照的な組み合わせは何なんだw

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山荘でダラダラと休憩、さて、この後どうしよう?
なんだかガスっちゃって展望もなさそうだし、むしろ天気が心配だし塔ノ岳は回避しようか・・・?
と言いつつ、9時28分、花立山荘を出発!

つづく。