もう夏、終わったらしいですけどね・・・。
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 来年に向けて、一つ考察。

 


色々なギア・ウェア等を新しくしていくことで、 少しずつ、あるいは劇的に性能が向上していきます。
今までもそうしてテントや靴、ウェア、バーナーやクッカーなど様々なものを変えてきたわけですが・・・
その中で長年目をそらし続けていた、というか妥協していたのが【夏用シュラフ】です。
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今、3シーズン用として使っているのはナンガの「ポーリッシュバッグ250DX」というモデル。
購入時点で既に廃番セール品だったのですが、そのせいもあって確か1万ちょっとで購入しています。
スペックは以下の通り。

●羽毛:ポーリッシュマシーンピックダウン90-10%(DX)※国内で洗浄したポーランドマシンピックホワイトダックダウン90-10%を使用。
●羽毛量:250g
●総重量:570g(実測値590g)
●収納サイズ:(約)直径15X25cm(実測値12cm×27cm)
●内部構造:シングル構造
●付属品:収納袋
●温度域:-1℃〜-6℃
●フィルパワー:760FP

意外と対応温度域が低いこともあって、夏のアルプスはもちろん、まだ残雪の残るGWの奥秩父や、初秋の冷え込みのある奥多摩でも大活躍してくれていました。FP値は低いものの、このクラスにしては比較的多めのダウン量もあってか意外と快適に眠れる事が多いですね。自分が寒さ耐性がやや強い、というのもありますが。。。

さて、今回なぜ「夏用のシュラフ問題」なのかというと、先日記事に挙げたPAC-01でのファストパッキングをする際のこと。
対応温度域等は良いのですが、問題はその収納サイズが大きいという事。
もう少しコンパクトになってくれれば、パッキングが劇的に楽になるのに・・・という、まあ欲が出てしまった訳です。当然、サイズをコンパクトにする=各スペックが低下します(原則として)。
ただ、夏とは言え状況に応じたインサレーションは持って行くし、それらを着込んで寝る事を考えれば250DXほどのスペックでなくても良いのかも。
という事で、夏用シュラフを見直してみよう問題が持ち上がったわけです。

ポイントとしては以下の2点。

1)収納サイズが250DXより小さくなること。
2)温度域は5度〜10度前後対応。

ダウンか、化繊かはあまりこだわらない事にしました。
これを機会に、化繊シュラフにスイッチしてみようかな〜とかも思いましたが、まだまだ絶対的なコンパクトさと温度域を考慮するとダウンに軍配が上がりますしね。。とは言え、いくつか候補としては挙げてみました。


【1】Cumulus X-LITE200 ZIP

X-Lite200KhakiBlackZip

[対応温度域]Comfort:8℃ Limit:3℃ Extream:-3℃
[収納サイズ]12cm×19cm
[重量]390g
[ダウン量]200g(850FP)

n10さんの記事を見て、ああ、これがベストバイじゃん!と思いましたw
細かい説明はu10さんの記事を参照してほしいのですが、かなり使えそう。サイズから見ても、真冬ではブースターとしてインナーシュラフにも使えそう。収納サイズも直径は変わらないものの長さは8cm近くコンパクトに。重量も200gも軽量化できるとなれば飛びつきたくもなります。国内ではmoonlightgearさんが販売しているようですが、現在品切れ中。
若干お高めの値段設定(33,000円、税込みなら約36,000円・・・!)をどう見るか。シュラフなんてかなり長い事使うので、これを機会に良いものに変えるのもアリですが・・。


【2】ISUKA AIR180X
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[対応温度域]8℃
[収納サイズ]12cm×21cm
[重量]430g
[ダウン量]180g(800FP)

値段的な面でみれば現実的なのはこちら。スペック的にもX-Lite200に近いものがありながら、値段は1万近く安いです。さらに軽量化・コンパクトを狙うならAIR150Xという手もありますが、フードがある方が対応範囲が広いだろうという判断からこちらを候補にしました。収納サイズ・重量共に250DXよりもコンパクトになっており、かつシェルには超撥水加工がされています。シェルターで使う事が前提なのでこれは安心。


だいたいこの2つかなぁ。
個人的には評判の良いCumulusを使ってみたいという思いがあるけど、お財布事情がねえ・・・。u10さんみたいに個人輸入してみるのも手かも知れない。現実的なラインではやはりISUKAか。国内メーカーの安心感もあるし。


で、以下2つは化繊ならこれか・・・とう2点。
どちらも定番モデルだけど。


【3】OMM MountainRaid1.6
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[対応温度域]Comfort:9℃ Extream:-3℃
[収納サイズ]15cm×24cm
[重量]430g
[中綿量]160g(Primaloft GOLD表面100g、背面60g)

化繊シュラフとしては革命的な製品とも言えるOMMのMountainRaidシリーズ。
従来の「重く、嵩張る」というネガティブな面をクリアし、「濡れに強い」というポジティブな性能を加えた逸品。
コンパクトになって濡れにも強く、そして暖かいとくればかなり惹かれるものがあるのも事実、なのですが、やっぱり色々と調べてみるとこれはレース向けのプロダクトですね。かなりタイトな造りで、ジッパーが胸の位置よりやや下辺りまでしか開かない面など、仕様がストイックです。そしてダウン製品と比べてしまうとやはり収納サイズは化繊それなり、という事ですかね。


【4】Finetrack ポリゴンネストR4×3
FAG0504-AG
[対応温度域]使用可能下限温度:7℃
[収納サイズ]13cm×26cm
[重量]450g
[中綿量]ファインポリゴン 4枚(前面)×3枚(背面)

Finetrack独自の化繊素材「ファインポリゴン」を使ったシュラフ。
中綿ではなくシート状にした素材を織り込んでいるため、いわゆるコールドスポットが存在せず、かつ保温力を確保しやすい構造になっている、そうです。実際その通りの性能は持っているようですが、使用時に「カサカサ」音がする、という点を指摘しているレビューもありました。
あとは、特に濡れに強いので長期縦走や沢ヤさんにも評判のようです。一度どんなものか、山で一晩使ってみたい、登場した時から興味のある製品ですね。


化繊シュラフは、調べれば調べるほど「濡れる」というシチュエーションをどうとらえるかで選択肢が変わってくるなあと。常用するというよりは、そういった山行を前提とする場合(雨が降る、沢登り、長期縦走など)には強みになりそうだけど、それ以外ではそこまで積極的に選択するメリットがあまり感じられないというのが正直な印象。
OMMにしてもFinetrackにしても3万前後するので、そこはよくよく見極める必要がありそうです。

数ある山道具の中でも、靴、ザック、シュラフは自分に合ったものを選ぶのが本当難しいと思います。
2016年も後半に差し掛かり、そろそろ2017モデルも気になり始める時期でもあります。
色々と情報を調べて、よくよく吟味してみたいと思いますよ。