街から山へ。
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atelierbluebottle PAC-01[コヨーテ]。

 

2014年の年末、冬の奥多摩は三条の湯へ向かう途中、

 「辻岡さん、次は15Lくらいの小さいザック作ってくださいよ」
 「実は既に構想があって、20L 前後の小型パックを作ろうと思ってるんですよ」 

そんな会話を交わした記憶があります。

あれから1年半。
沢山の試行錯誤を繰り返して、この夏ついにリリースされた新作の「PAC-01」。
今年行われたOff the GridFrom Follows Field vol.01でも好評だったようでで、今回縁あってレビューを書かせていただくことになりました。

試作品では何度か手に取っていたのですが、製品版に至るまでは相当な苦労があったようで。
それは最初に話を聞いてから1年半という時間が経ったこと、そしてこちらの記事にもその想いが書かれています。 

今回はまずは製品のファーストインプレッションという事で、各部の特徴などを書かせていただきました。
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atelierbluebottle PAC-01
容量:12L
重量:260g(コヨーテ、カタログ値)
素材:X-PAC(VX21)

 デザインはatelierbluebottleらしく、シンプルながら個性の際立つデザイン。
アクセントとなる斜めのファスナーと、対を成すポケットが印象的です。
ショックコードはパックの中ほどから下部にかけて設置されていますが、これは良く出来てると思います。
実際パッキングした荷物は行動中下へ下へと圧縮して移動します。なので、本来は荷物が少ない時等でもこういう風に下部をコンプレッションして、パック内の容量を制限してパッキングアイテムのブレを防ぐ方が効率的です。

PAC-01の大きな特徴の一つが、小型パックにもかかわらず荷物の出し入れ口が2か所あります。
一つは、前面パネルに設置されたこの斜めのファスナ―部分。
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ここは左右両端に大きくガバっと、パックの中間点辺りで開く事が出来るので、パック内のアイテムへのアクセスがとてもやりやすいです。

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もう一つはこのトップリッド。ここがロール式で、中型〜大型パックに見られるような構造になっています。
小型のパックで、こういった構造を持っているものは、自分の知る限りではないですね。これによってパック内へのパッキングがかなりやりやすくなっています。

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パックの内側にはatelierbluebottleの理念が書かれたタブ。
これ、自分が持っているPAC-S、PAC-03には着いてませんでした


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前面パネル向かって右側に設置されたオープンポケット。この手のパックにしては大きめのポケットです。
かなりぎゅっと開口部を閉じる事が出来る(コードを引いて締める)ので、例えば通勤時の定期等小物を入れても、早々飛び出てしまうような事はないでしょう。

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ペットボトルを入れたところ。もう1本プラスαは余裕。

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ULTIMATE DIRECTIONのボトルを入れたところ。まだ余裕あり。2本は無理かな。

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背面パッドは縫い付けタイプで脱着は不可。
ショルダーハーネスはPAC-03やPAC-Sよりはやや薄手ですが、幅自体はほぼ同じ。このショルダーハーネスによって背負ったときの安定感や安心感が抜群なんですよね。今回のPAC-01では、このショルダーハーネスに相当苦労したそうです。パッキングウェイトと行動中の動き、そして重量とのバランス等・・・。分厚ければいいというものではないし、かと言って軽量化し過ぎてペラペラでは肩が痛くなってしまう。
結果、背負い心地と重量の最適なバランスを見つけるのに時間をかけたそうで。こだわりですね〜。

そして背面側のトップリッドの左右付け根付近にはショックコード等を通せるループ付き。
様々なアタッチメントを着ける事が出来ます。

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チェストハーネスと、写真右下付近にはアクセサリーリング。
チェストハーネスのオス側はホイッスル付になりました。某やんまぁさんも言ってたけど、もう全部バックパックのチェストハーネスのオスはホイッスル付にすればいいと思いますよね〜。

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そして、PAC-01の大きな特徴その△、このストラップ。
ショルダーハーネスの調整用のストラップなのですが、先端にオスメスのクリップが着いてます。
これによって、例えばベストパックのように前で留める事も出来るのですが、面白いのがこのストラップを背中側に回して接続することで、パックのブレを軽減させることができます。
これ、とても面白いギミックなので、詳しくはフィールドレビューの際に詳細を書こうと思います。

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3つ並べてみたところ。
左からPAC-S、PAC-01、PAC-03。
01と03の大きさの違いは結構衝撃的ですねw


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重量は実測値で約268gでした。

既に1度帰宅ランで使ってみましたが、非常に安定感の高い背負い心地です。
背面ストラップのギミックがかなり効いてる気がしますね。

近々実際にフィールドレビューを実施する予定です。
お楽しみに!