奥秩父主脈縦走 セクションハイク2日目。
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湧き立つ雲の稜線、その向こうへ。

2日目の朝は予定よりちょっと遅れて3:10に起床。
その2時間ほど前にトイレに行きたくなって途中起きたのですが、その時はシェルターの天井がかなり結露していました。
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 写真じゃわからないかもですが、かなり濡れてます。フロントパネルを半分くらい開けて寝たのですが、かえって外気に含んでいる湿気を吸い込んでしまっていたようです。実際、出入口側に行くに従い結露が激しく、反対に後方の天井部分はほとんど結露はしていませんでした。
今回は後方側を頭にしていたので、呼気によって結露するケースは想定していたのですが、それも出なかったとなるとシェルター内は比較的外気との温度差も少なかったようです。
トイレから戻った後はフロントパネルは閉めて、常時開放のベンチレーターのみで就寝しましたが、その後3時過ぎに起きたときはほとんど結露していませんでした。
ちなみにシェルター内の気温は約8度。
就寝時にはMONTANEのFireballSmogを着込んで寝ましたが、まったく寒さは無く快適に休めました。
今回は就寝時の想定ウェアリングは大成功だったと言えそう。RotorVestでもよかったかもですが、結果論なので難しいところですね。

さて、外は雲が多いものの雨は降っていません。
シェルターの外でお湯を沸かしてコーヒーを飲みつつ撤収作業。
荷物をザックに詰め込んで小屋前のベンチに移動、そこで朝ごはんにします。
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朝ごはんはカップラーメン(カップから出して中身だけZIPLOKで持って来てます)と、あとちょっと前に買っておいた鍋の〆雑炊用のアルファ米。
量は少ないのですが、ちょい足しにはちょうどいい感じです。食べ終わった後のスープに浸しておけば5分くらいで食べごろになります。

朝ごはんを食べていると小屋からも続々と人が出てきました。
時間はまだ4時前。ああ、こんな風に山って朝は早いんだよなあ、なんてそんな感覚も鈍っていたみたいです。
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東の空は徐々に白み始めて、やがてほんのりと青空も見えてきました。
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太陽が雲に近くなり、空を赤く染めていきます。
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4:32、2日目の日の出です。
この風景だけは、なぜかじっと見入ってしまいますよねえ。
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雲の動きが結構早いです。天候はやはり下り坂ですなぁ。。。

朝ごはんを食べ終えたら、小屋前で100円払って水を2L購入。
そう言えば初日は大弛で購入した水で事足りました。結局この2日間では4L購入し、1Lは余剰でした。
荷物を再度パッキングし、念入りに体をストレッチします。前日までの疲労は多少抜けたものの、特に下半身はまだ筋肉が強張っている感じ。これはあとはもう体を動かしていくしかなさそう。幸い、変な肉離れになりそうな痛みは消えてくれてました。

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ほぼ予定通り、4:57甲武信小屋を出発。
やっぱりいい山小屋でした。次に来るのはいつかな。

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いざ、まずは本日最初のピーク・木賊山を目指します。
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東から朝日が差し込むフラット・トレイル。少し冷たい風が通り、五感が目覚めていく感じ。
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朝イチ目覚めの一発。
ちょっとザレた急登ですが、距離は短いの一気にクリアします。

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ふと目線を右手に向けると。対面の山肌に影木賊。今まさに、あの右側の急斜面を登っているところですよ。

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振り返ると甲武信ヶ岳のキレイなピラミダルな姿。
甲武信ヶ岳は今まで反対の源流側からしか見たことが無かったのですが、この写真が多分一般的なんですよね?

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5:09、木賊山山頂に到着。
ここで、初日からバス、トレイル、甲武信小屋でも見かけたハイカーさんと少し談笑。
この日は徳ちゃん新道で西沢に降りるとのこと。そう言えば甲武信ヶ岳の最もメジャーである徳ちゃん新道、歩いたことないや・・・いつかそっちからも登ってみるかなあ。

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木賊山からのトレイルは、この日のハイライトだったように思えます。
朝陽を浴びたシラビソのトレイルは、最高にキレイでした。何度も目を奪われ、写真を撮りまくりです。

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なんか不思議ですよね、シラビソって朝日が入ると光が「ふわっ」としませんか?
優しい感じ。この空気の中にいると何とも言えない気持ちになります。
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優しくもあり、力強くもあり。
夜明けから日が登りきるまでのトレイルはそれだけで壮大なドラマが繰り広げられているように見えるのです。
こんな風景を見ながら歩いていれば、それはもうとてつもないパワーを貰う訳です。

昨日までは、足の痛みや天候の悪化もあって、途中でのエスケープもありだな・・なんてちょっと弱気になってました。
でも、この時点でもう気持ちは「絶対に雁峠まで歩きとおしてやる!」に変わってました。
甲武信小屋から雁峠を経由すれば、その歩行距離は約17km。久しぶりの山で、こんなにがっつり歩けるんだから、やれるところまでやってみないと!

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5:14、徳ちゃん新道との分岐を通過。

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ここから暫くは下りが続き増す。
露岩があってややスリッピーなところもあって多少注意が必要です。途中で2人ほどのハイカーとすれ違いました。前日は破風山避難小屋に泊まっていたとのこと。ああ、あそこも良い雰囲気の小屋なんだよなあ。

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途中の開けた場所(賽の河原)から前方を見ると、未だ雲に覆われた稜線。その位置には破風山〜雁坂嶺の稜線が連なっています。この数分の間でもどんどんと稜線の雲は流れ、また谷から上がってきて・・・と非常に目まぐるしく景色が変わっていきます。
いいね、この感じ。俄然やる気が出てきた!

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一方歩いてきた木賊山方面は雲も抜けて青空も見えてきました。
この辺りは立ち枯れの木々のトレイル。これ、おそらく北八ヶ岳と同じ縞枯現象なんでしょうね。

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眼下には広瀬湖が見えています。
あの辺りまでぐるーーーーーっと稜線を回って降りていくわけです。

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何とも牧歌的な風景。
前日の苔むした樹林帯のトレイルも良いけど、こうした熊笹のトレイルは開放感があって気持ちがいいですね。
今回のハイクは、初日と2日目で全然雰囲気の違うトレイルを歩いているわけです。同じ山域にあっても、標高やトレイルの向いている向き、場所によってこうも違いが出るというのは、面白いですね。変化があって飽きさせないです。

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5:40、破風山避難小屋のある笹平に到着。
かなり良いペースで歩けています。ちらっと小屋を覗いたら登山客が1名、ここに宿泊した方らしく掃除などをしていました。前日は6名泊まったそうで、2名は先ほどすれ違った人、そしてさらに2名は破風山方面へ登って行ったそうです。
ここには良く来るらしく、
「にいちゃんラッキーだな、こういった天気の時はだいたい晴れるんだよ。破風山の山頂に着くころは富士山も見えるかもな!」
と言っていました。まあ、結果として富士山は終始見えなかったわけですが、何となくその気風の良いセリフを聞いてこちらも気分が楽になった気がします。

この避難小屋、ネットで調べてみるとまあ色々といわくつきらしく、実は今回の宿泊ポイントとしては理想的な位置にあるのですが、そういった事情もあって却下していたんです。
風の通り道なので幕営は結構辛そうですが、小屋はキレイで快適そうでした。ダルマストーブもいい味出してましたね(写真撮り忘れ)。
トイレが無いのと、水場がちょっと遠いのがネックかな。

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避難小屋の客人に見送られ、いざ破風山へ。
ちなみに避難小屋のある笹平は標高が2,074m。破風山山頂は2,317m。約300mの登り返し。木賊山からも結構下ってきたとは思っていたのですが、この日最初で最後の大アップダウンです。
先ほど賽の河原から見えた破風山はガスガスだったけど、果たして晴れ間は出るか・・・?

DAY2-2へつづく。