ついに行っちゃいました。
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以前からアレコレやと悩んでいたソロハイク向けのテントまたはシェルター。
2016年S/Sモデルの情報もある程度入手し、うーん・・・と考えていた矢先。
ふと、本当に何気なくモンベルのサイトを開いてU.L.ドームシェルターを調べようとしたら、なんと商品がアウトレット価格になっている!あれ、これはもしかしてカタログ落ち・・・?実際はリニューアルされることによる旧モデル処分価格だった訳ですが、今までの考察でも最も理想に近いシェルター。値段だけがネックで踏みとどまっていたのですが、1型で25,700円(税抜き)と、従来価格より7,000円近く安くなってる!
その後2016モデルの情報も入手し、この変更点と価格差ならば2015モデルでもいいかな、という事で先日購入してきました。

ちなみに。
2016年モデルでの変更点は以下の通り。

1.長辺の長さが210cm(2015モデルは200cm)に、短辺が90cm(2015モデルは100cm)になった(1型のみ)。
2.カラーがグリーンからシトロエンイエローに変更。
3.ガイラインのループの位置が変更(入口の頂点くらいまで下げられた)+リフレクターを追加。
4.メッシュ窓が黒→白に。
5.四隅のポール先端部分にもベルクロが追加された。
6.重量が軽量化(1型で40g、2型で50g、いずれもスタッフバック込)された。
7.ポールの折り畳み時の長さが長くなった(+3cm)。

挙げてみると、全体的に使い勝手の面で改良されているようです。
特に1.の、1型の長辺が+10cmされたのは結構いい改良点だなあ・・。あとは3.の変更点も良いかな。他は個人的にはあまり気になるところではないかも。


さて、それでは早速試し張り。
実は購入した当日、そのまま近くの河川敷の公園でいきなり張ってみたのですが、超カンタン!今まで使っていたテント・シェルターでは断トツの設営スピードです。立てるだけなら本当1〜2分、ペグダウン入れても3分?ガイライン引いたら5分ってところでしょうか。
この辺りは、このプロダクトの本来の性格が「自立式ツェルト」であることを考えれば非常に良く出来てるなあと。つまり、緊急時にさっと取り出して、パッと設営してセーフティースペースを確保できるというのは最もなスペックだと思う訳です。

そんな試し張りもあったのですがせっかくなので改めてしっかりとレビューをしてみたいと思います。

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 サイズ感については、まず圧倒的に小さいです。比較対象としてNEMO META1Pを置いてみましたが、分かりますかね?ドームシェルターの方は円筒状のためパッキングの際も隙間に滑り込ませやすい形状です。

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OUTDOOR RESEARCHのヘリウム競献礇吋奪箸箸糧羈咫もちろんヘリウム競献礇吋奪箸諒が小さいけど、それでもこのコンパクトさ。

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シェルター本体が実測で418g。

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ポールが338g。合計で756g。
これとは別にガイライン、ペグ(すべてとめるなら8本)が追加される訳ですが、それでもトータル900g程度でしょう。これは個人的なパッキングウェイトの中ではかなり大きな改善ポイント。

というのも、今までメインで使っていたMETA1Pは本体は実測で約1,120g(ペグ、ガイライン、スタッフバッグ込)、さらに設営のためのストック(BlackDiamond DistanceFL)が470g、つまり、シェルタ―とはいえその幕営装備一式では約1,6kgの装備を持ち歩いていたわけです。
反面、U.L.ドームシェルターは上記の通り756g。トータル900gと見積もっても、META1Pの装備からなんと700gも軽量化されることに。これは大きい!
もちろん、これだけの軽量化なので、その分耐久性や快適性が差し引かれているわけですが、その辺はこのあと詳しくご説明。

設営自体は前述のとおり非常にカンタンで、
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広げて

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ポールを2本、それぞれ対角にあるポール受けに合わせます。

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ポールを押し込むようにして立てていきます。この時、ポールの先端が受けから外れないように注意が必要。

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2本立ててれば完成!
あとは四隅をペグダウン、風の度合いによってはガイラインを引きます。
ちなみに、兎に角シェルター本体はめちゃくちゃ軽いので微風でもすぐ幕が飛んでいきそうです。かと言って不用意にその辺にある石を乗せると破けちゃいそうだし。その薄さは結構神経使います。まあこれは分かっていたことなのでヨシ。

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あとは潜り込んで頂点1か所、各ポール沿いに2か所ずつ、計9か所のベルクロを留めます。

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ポール先端の受け部分。
当て布がされて補強されており、かつシーム処理済み。ちなみにシームはベンチレータの上部以外はほぼ処理済みです。

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ベルクロを着けて、ペグダウンを簡単にしてみたところ。予想以上にしっかりしてます。してますが、それでも本体は簡単にたわみますね。どの程度まで風に耐えられますかね。奥多摩小屋の暴風はヤバイかもなあ。
入ってみると結構中はルーミーです。一人で使う分には十分な広さで、二人もまあ、緊急時なら寝られないことはないでしょう。入って座るくらいは2人でも全然いけます。

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内側から外を見た感じ。
出入口はさほど広くないので、出入りはどちらかというと潜り込む感じが強いです。

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入口を閉めたところ。上部のアーチ状になっているメッシュ部分が閉じられないベンチレーター部分です。
メッシュは細かいですが、雨の吹き込みはありそうですね。それでもMETA1Pに比べれば全然小さいですけど。

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入口のメッシュ部分を全開にしたところ。

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後部にあるベンチレーター部分。ここもクローズすることは出来ません。
前面パネルからこの後部ベンチレーターまで風が抜ける仕組みになっています。
他の人のレポートにもありましたが、風が強い時の雨なんかでは吹き込みが覚悟しないとでしょうね。

さて、U.L.ドームシェルターを使うにあたって、結構気になるのは1に結露、2にスケスケ感、3に広さ、と言ったところでしょうか?
その3についてですが、こんな感じです。
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参考までに夏用に使っているシュラフ(NANGA250DX レギュラー)とatelierbluebottleのPAC-03を置いてみました。
何となくのスペース感が分かりますでしょうか?
シュラフについては、まっすぐ敷くと長辺ぴったりって感じで、頭か足かどちらかは側面のパネルに当たりますね。結露による濡れ対策は考えておいた方がよさそうです。

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対角に寝ると多少広いかも。この使い方が基本になりそうです。

問題は冬用シュラフ(NANGA オーロラ450DXレギュラー)を使った場合ですが・・・

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はみ出ちゃいましたw
あちゃーw冬用だと嵩張るからもしかして、と思ったけどやっぱり!まあ、これも仕方ないですかね。
幸いオーロラは生地表面が撥水加工されているのでなんとかなるかな・・・。

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対角でもギリ。
この辺、気になる方、長身の方は2型を買うか、もしくは2016モデルを検討された方が良いかもですね。

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あと、スケ感はこんな感じです。
夜はきっともっとセクシーシェルターになってくれるでしょうw


さて、長々と書きましたが、なんだかんだで非常に気に入りました。
自分がシェルターに求めていたものって、「ハイキングの途中、気に入った幕営地があったらそこでさっと設営して、撤収もサッと出来る」というもの。もちろん、日本の山岳事情では指定幕営地以外は原則禁止だったりグレーだったりとまあ、大手を振ってどこでもテント泊なんてできない事も分かっています。
が、それでもまず「設営が楽」、「軽くてコンパクト」、「幕営面積を取らない」という点は、こうも精神的なストレスを軽減させてくれるものか、と思いました。
今まではハイキングの際も、使っているテントが兎に角場所を取るものだから、出来るだけテント場には早くついて・・・と山行計画を早目早目で立てる必要がありました。が、ドームシェルターなら極端な話人一人横にゴロんとなれるスペースがあれば幕営できます。
最近はどのテン場も早い時間から混雑するケースが多いので、こういった幕営面積の問題でもちょっとアドバンテージがあるかな・・・。

取りあえず、近々1度山に持って行って実際に寝てみたいと思います。