今回の山モノ語りは、自分にとっても懐かしい灯油バーナー『MANASLU121』。
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このMANASLU121は自分の親父の所有物なんです。
若いころはワンゲルに所属し、山に写真を撮りに行くのが趣味だった親父は数多くの山道具を持っていました。
そんな親父の愛用品をいじるのが自分は大好きで、勝手に持ち出しては一人で遊んでました。
中でもお気に入りだったのがこのMANASLU121ストーブです。

今回の記事を書くにあたり30年ぶりくらいにご対面。
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やー懐かしい!
ウン十年未使用だったこともあってかなり傷んでますが、弁とか交換すればまだ使えそう。

小学生の子供が遊ぶにしてもガスバーナーの方が一般的だと思うのですが、当時うちにあったバーナーはこれのみ。キャンプにいった時に親父にポンピングやプレヒートのやり方を教わって、それを覚えてからは隠れてバーナーを持ち出しては、実家にあった納屋の中で火遊びしてたわけです。
なんでしょうね、やっぱり男の子、火とか好きだったんですねえ。
でも、実は当時ガスバーナーが欲しくて欲しくて・・・親父が買ってきたアウトドア雑誌に掲載されてるガスバーナーをみては良いなあ・・とは思ってましたね。
この辺に今のカタログ好きの原点があるのかも。

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中央のプレートに着火剤をのせてプレヒート、その間にポンピング・・・やがて燃焼音とともに勢いよく炎があがります。
もうそれだけで本当に楽しかった。
多分、実際親に見つかったら怒られますよね、こんな事。でもその『やっちゃいけないことやってる感』と『それをやってやった達成感』みたいなのがあったんじゃないかと。
でも自分の娘がもし勝手にギアいじってたら・・・怒るだろうなあ。いや、怒れるかなぁ。

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ちなみに本体重量は実測で735g。ケースは362g。合わせて1,097g。
布製の三角テントと飯盒、荷物を詰め込んだ30〜40kgくらいのキスリングを背負って穂高やら八ヶ岳を歩いていたそうです。
そして、今は自分が当時の親父と同じように山を歩く。
娘に同じように山を歩いてほしいかはまだ何とも言えないけど、なにかこんな風に引き継がれるようなモノや思い出が出来るといいなあ、と思うわけです。