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赤く染まる夜明け。

明けて月曜、7月13日。
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何となく4時過ぎに起床。オーレン小屋のテント場は樹林帯なので風の影響もほとんどなく、気温もさほど下がらず快適な一晩でした。ただ、起きて空を見てみるとかなりのガスが湧いてきていて、上空の強い風に流されながら目まぐるしく表情を変えていきます。

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取りあえず寝起きのコーヒー。
(Photo byタカさん

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 朝からガッツリ、トムヤムラーメン。今回は試しに乾燥大豆を使ってみました。苦手な人もいるかもだけど個人的には全然アリですね。麺と一緒に煮込んでしまえば味もしみてくれるし、見た目はお肉っぽいです。
食感と味は全然違うけど。

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東の空を見ると、流れるガスが朝陽に照らされて赤く染まっています。
その表情も瞬間ごとにころころと変わっていきます。つまり、稜線はかなりの強風+ガスっているという事・・・。

タカさんとも相談しましたが、取りあえず夏沢峠へ行き、さらに行ければ根石まで。
天狗まで行くかどうかはそこで改めて検討することにして、5時32分、オーレン小屋を出発します。

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出発前に撮った一枚。
タカさんのFluidRacePackと自分のFluid6。どちらも同じ6Lです。・・・本当に。
多分自分のFluid6は、ハイドレーション2L分くらいを入れた状態で6L、という事のような気がしますよね。


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前日、夏沢峠から下ってくるときは明るい木漏れ日のトレイルでしたが、この日はなんだか鬱蒼としていて暗い雰囲気。相変わらず上空では風が唸り声をあげていて、時折風で揺れた木々同士が擦れる音がまるで獣の叫びのようにも聞こえます。
早朝という事もあり、熊鈴を余計に鳴らしながら歩きます。

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5時47分、夏沢峠に到着。
あれだけ風が強ければガスの抜けも早いのでは・・・と淡い期待を持ってましたが、やっぱりダメ。
小屋の後ろに見えるはずの硫黄岳も白いガスの向こうに隠れてしまってます。

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この時点ではまだ遠くの山が見えてますが、数秒後にはガスに飲まれて見えなくなってしまいした。
トレイルがガスでホワイトアウトしていないのがせめてもの救い。
タカさんんと相談し、取りあえず樹林帯で進める箕冠山まで進むことに。

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夏沢峠から箕冠山までは展望のきかない樹林帯の登りが続きます。

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そしてやっぱり展望の効かない箕冠山に到着。
そう言えば、2年前に来た時に置いてあった仮設トイレ(使用不可)は撤去されてました。
ここから根石岳山荘はすぐそこ。取りあえず山荘へ行って休憩し、ガスと強風が収まる事を期待してみることにします。

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箕冠山からの途中、ガスが抜けた一瞬だけ根石岳と根石岳山荘が見えました。が、次の瞬間また真っ白に・・・。

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山荘前に来ると、油断するとバランス崩して転んでしまいそうになるほどの暴風。
身の危険を感じるほどで、急いで山荘へ駆け込みます。

ここで、山荘内でちょっとした出会いがありました。
自分達よりも先に山荘に入って休憩している青年ハイカーが1人。聞くと前日はオーレン小屋でやはりツェルト泊していたそうです。そう言えば1張ツェルトがあったことを思い出しました。
何でも、この夏南アルプスの大縦走を計画しているらしく、そのトレーニングを兼ねて八ヶ岳の全山縦走の途中らしいです。さらに南アの後には北アの大縦走。上高地から入って槍→西鎌→裏銀座をぐるっと回って七倉岳経由で後立山に入り、そのまま親不知まで繋ぐロングトレイル。
計画を話す彼の表情はとても楽しそう。そりゃ、そうだよね、日本の2大アルプスをどっちも食べつくす縦走だもの。
北も南も10泊以上のハイク。どちらも楽じゃないけど、無事踏破してほしいですね。
ガンバレ!

そんな彼と話をしていると、少し外が明るくなった様子。
結局、根石岳までは取りあえず行って、そこから先は状況によって撤退する事にして、根石岳山荘を出発します。
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山荘前に咲いていたコマクサ。
まだ先初めらしく花は小さいそうです(7月13日時点)。

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山荘から出てみると確かにガスは少し抜けてくれたのですが、相変わらずの物凄い暴風。
以前、笠取山に行ったときに分水嶺付近で体が浮きそうになるほどの暴風を体験しましたが、まさにそれに近いくらいの強さ。実際、意識してしっかりと体を低く、耐風姿勢を取っていないと転んでしまいそう。
もうこの時点で、天狗まで行くのは止めよう、と何となく自分もタカさんも思ってました。

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根石岳山頂にて。
写真は例の青年ハイカーに撮っていただきました。
この後、自分らは青年ハイカーを見送って、根石岳方面へと戻りました。
八ヶ岳の全山縦走も、いつかやりたいなあ。。

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根石岳山荘前まで戻ってきました。
再び辺りにはガスが立ち込め、相変わらずの暴風です。
来ているウィンドブレーカーのフードが破れて飛んでしまうか、というほどの強さ。
これを考えると、やはり当初予定していた鹿島槍ヶ岳のテント場は結構な風だったんじゃないでしょうかね・・。
同じ天候かどうかはわからないけど。

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箕冠山を過ぎると樹林帯で守られた安心の樹林帯トレイル。
あれだけの風が当たり続けるとそれだけで結構体力を消耗しますね・・・。

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オーレン小屋までは何故かずっとラン。
お蔭で箕冠山→オーレン小屋までは10分ちょいで到着。

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ささっと、撤収準備に取り掛かりますかね。