奇岩と絶景の稜線へ。
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薬師岳小屋を後にして、まず向かうはもちろん薬師岳。
鳳凰三山1発目のピークは、小屋から10分もかからないところにあります。
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ところが、この辺りから二人に異変が。
小屋で休憩したはずなのに、どうにもこう、ペースが上がりません。標高は既に2,700mを超え、しかも薬師岳までは足を出せばずるずるっと滑ってしまう砂地の登山道。体力が奪われるのは分かるのですが明らかにペースダウン。

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12時50分、それでも何とか薬師岳山頂に到着。
目の前には白峰三山が目前に迫る大絶景。なのに今一つテンションが上がらない・・いや、このころはまだ上がったふりをしていたかもしれないな・・・。

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日本2位・北岳

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なだらかな稜線の先には間ノ岳。

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西農鳥〜農鳥岳。
良いなあ鳳凰三山コンプリートしたら、次はこっちかなあ。

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北の方には3年前に登った仙丈ケ岳の姿。
ここからの北岳、甲斐駒ヶ岳〜鋸岳の姿は圧巻だったなあ〜。

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続いて向かうは鳳凰三山最高峰の観音岳。
ここからは前方には奇岩と白砂、左手には3,000m級の稜線を眺めながらの絶景トレイル。
思わず走り出したくなる・・・所なんでけどね。いや、実際は多少走ったのですけど、写真を撮る、というところまで気が回っていなかったらしいです。

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奇岩のトレイルの先には観音岳の山頂。

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13時11分、観音岳山頂に到着。
それにしてもひどい写真・・・。せっかく来たのにやっつけ仕事のような撮り方。

この辺りで、自分ははっきりと認識しました。
どうやら軽い高山病になっていたようです。頭がくらくらするのと軽い眩暈。高山病としては軽度ですが、写真の撮り方とか、色々振り返ってみると兎に角集中力が全然ない状態だったみたいですね・・・。

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そんな状態で観音岳から見る地蔵岳。
手の届きそうなところにある地蔵岳と、その後ろに一際大きく構える甲斐駒ヶ岳。なんだか地蔵岳までは楽勝のように思えたのですが・・・

観音岳から地蔵岳へ10分ほど進んだところ、鳳凰小屋への1つ目の分岐へ下る途中でまんもと相談。
お互い分岐からの登り返しの赤抜沢ノ頭、そこからさらに下って、再び登っての地蔵岳。
そしてそこから折り返しての、観音、薬師のピストン・・・。
疲労もあったし、実はこの時点で本日2度目の盛大な右足捻挫をやらかしてしまった自分は、この集中力のない状態でこれ以上先に進むのは危険では、という懸念もありました。
その旨をまんもに伝えると、どうやら同じ事を考えていた様子。

せっかくここまで来て、念願の鳳凰三山制覇も目の前なのだけど、本調子でない状態でこれ以上先へ進むのはお互い危険だ、との結論。
地蔵岳を眺めながら5分くらいはその場で立ち尽くしていたと思うけど、ここで引き返すことにしました。
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やー、悔しい!
悔しいけど、正直もうこの時点では早く小屋に戻ってゆっくりビール飲みたい・・・なんてことも思ってたり。
そんな事考えてる辺り、完全に集中力切らしてる証拠ですね。撤退は正解だったかな。。

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この後、観音岳から降りてきたu10さん一行と再びすれ違い、自分らはここで折り返す旨を伝えて分かれました。
思えば、鳳凰三山は夜叉神→鳳凰小屋でも、その反対にしてもonewayが正解だったんですねぇ。
実際来てみてよく分かりました。

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さて、戻ると決まれば行動は迅速に。
薬師岳越しの富士山を眺めながら小屋へと向かいます。

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観音→薬師→砂払→と通過、この奇岩を過ぎれば絶景の稜線ともお別れ・・・なのですが、あんまり未練はないみたいです。
正直なところ戻りの時はかなり体力も消耗していました。周りを見て感動する余裕もあんまりなし。
薬師岳小屋から砂払の登りでさえきつくてもう笑っちゃう感じ。
寝不足と疲労、軽度とは言え高山病の影響。
低山ハイクならこんな事はおそらくなかったと思うのですが、標高も2000mを超えるようなエリアでは、高山病のリスクをもっとしっかりと考えるべきでしたね。
多分、途中で走ったりしたのが余計に高山病を早めてしまった原因の一つでもありそう。そう考えるとTJARとか走る人って、本当、変態ですね(良い意味で)w

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やっぱり下山も残雪に難儀しながら・・・

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14時48分、南御室小屋へ戻ってきました。
テントはちょっとだけ増えた感じですが、それでもガラガラ。
さて、一休みして宴会宴会!

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宴会モードになったら、なんか元気になりましたw

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特になんの相談もなかったのですが、示し合わせたようにお互い無印のツマミ系を持参してました。
しかも奇跡的に被りなし。どれもうまかった〜、無印クオリティ恐るべし。今度から山のツマミは無印にしよう。

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地蔵岳は行けなかったけど、体力的には結構な充実感。お蔭でビールも進みます。

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一通りビールが空いた時点で1時間ほどお昼寝タイムを取ることに。
これがまた気持ちよかった・・・!ガッツリ歩きもして、こんなお昼寝付。山行としてはかなり贅沢な部類です。

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昼寝から起きたら夕飯タイム。
メインの前に前菜、トランギアで豪快にソーセージを焼くまんも、これ美味かったな〜。

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こちらは珍しくカンツマ、ハニーマスタードのベーコン。
缶詰は後処理が面倒だし重たいので滅多に持ってこないんですが、今回は特別。やっぱり美味しいですなこれ。

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1泊程度であればまだこの時期サラダも行けます。山だと無性に野菜食べたくなるんですよね。

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まんもはトムヤムクン鍋。最初は味薄めかと思ってたら徐々に味が変化して最終的には絶品トムヤムクンになってましたw
でも最後までツミレはなじまなかったな・・。そしてやっぱり自分はパクチーだめ。無理。ごめん。

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自分はKALDIで前々から気になってた「柚子胡椒キーマカレー」。
お手軽でめちゃくちゃ美味しいです。でも柚子っぽさはあんまり感じず、むしろ胡椒が良く効いてる感じ。

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だいぶ日も暮れてきました。写真では明るく写っているけど実際はライトがないと薄暗い感じです。
気温は少し下がって2〜3度くらい。それでも風がほとんど無かったので非常に楽でした。

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食事を済ませたら、電波の入るところに移動して翌日の天気予報と連絡などをチェック。
この時点でも今一つ天気はよろしくなさそう、特に市街では昼頃から雨予報だったので、やっぱり早く下山するに限るね、という事で、翌日は7時出発とすることに。

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気づけば時間はもうすぐ21時。
辺りはもうすっかり静かに寝静まっていて真っ暗。
テントの明かりも自分らのところだけでした。

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という事で、こちらもシュラフに潜り込んで21時04分、就寝。
初日は結構疲れたけど、幸い寒さも全然ないので良く寝られそう。日曜はなんとか車に戻るまでは天気が持ってくれるといいのだけど。

【就寝時のウェア】
・スマートウール トレーニングビーニー
・patagonia エアフローTシャツ
・patagonia キャプリーン4フーディ
・MONTANE FireballSmock
・ユニクロ ヒートテックタイツ
・MP ダウンパンツ
・シュラフ ナンガ オーロラ450DX
・マット NEMO ZORショート