今年から使い始めたatelierbluebottleのHikers Socks(プロトタイプ)と、SCOTTのt2キナバル2.0。
ここ数回雪上で使用する機会があったので、その時の使用感などを簡単にレビューしてみます。

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まず、atelierbluebottleのHikers Socks(プロトタイプ)。
先日のレビューでは通常のハイクで、乾燥状態での使用感でした。ここ数回、特に先日の塔ノ岳〜丹沢ピストンでは意図的に雪道を歩き、かつシューズが濡れるような状態を作り出した時のソックスの感じを試してみました。
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こんな事してみたり。

ハイクにおいて、ソックスが濡れてしまう状況と言うのはかなり深刻な問題で、靴擦れができやすくなったり、この時期だと足が冷えてしまう事で体温の低下、状況が悪ければ凍傷など大きなトラブルに直結してしまいます。
一番はソックスが濡れるような状況を作り出さない事ですが、それでもやはり非防水のシューズを使っているとそうも言っていられません。

今回のテストで一番注目したのは、「足の冷えがどの程度発生するか」というところ。
個人的な感想としては、まず濡れそのものによる冷え感はそれほど大きくありませんでした。
テストした日の気候は快晴、丹沢山の山頂でも気温は8度ほどと暖かかったこともありますが、結構びっしょりと濡れたシューズの中で履いていたにしては、足先が急に冷たくなってしまうような感覚はありませんでした。
ただ、風を受けると途端に足先が冷える感じはしますが、これはソックスが乾いていても同じでしょうね。

要するに、個のHikers Socks、使用しているヤクウールは濡れる事での冷えを抑えるという特徴は、感覚的には羊ウールのソックスと同等であると考えられます。
また、濡れることで多少の固さはありましたが、例えば靴擦れが起きるとか、そういったトラブルは感じませんでした。
個人的には、日帰りの、悪天候ではないハイクに限るのであれば、わざわざ防水ソックスを用意しなくても替えのソックスを持っていく程度で良いかな、という感想です。


続いて、T2キナバル2.0。
前回のレビューでも絶賛しちゃいましたが、本当、今年買ったギアで今のところ大当たりNO.1です。
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3回ほど雪道のハイクで使用しましたが、まずはそのトラクションの強さに驚きました。
塔ノ岳〜丹沢山ピストンの際はチェーンアイゼンを使いましたが、これは雪が柔らかくズレ易かったため。
キックステップが使いにくいトレランシューズではトラクションを確保して登る方が楽な時がありますが、それ以外のハイクではほとんどチェーンアイゼンを使いませんでした。

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フラットはもちろん、走って下る際も雪面を捉えるグリップ力は強力で、よほどの凍結面が無ければ安心して足を運ぶ事が出来ます。
泥濘の際も泥ヌケが割と良い方で、走っている途中で落ちてくれる事がほとんどなので、ラグが埋まってしまいトラクションが失われる、といったケースが少ないです。
ソールのプロテクションは必要最低限といったところですが、路面の凹凸への追従性が高いため食いつきがよく、スタッドレスタイヤのような安心感があります。
現状スノーハイクでの安心感は抜群で、出来ればテント泊もこれで行きたいところ。

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数センチ程度の積雪であれば濡れに関してはあまり気にする必要はありません。が、それ以上になるとやっぱり少しずつ濡れてきますね。これは非防水でないシューズなのである程度は仕方ないかなと。
前述のとおり、ソックスについては条件次第では現状のままで良さそうですが、より深い雪道、トレースが薄いルートなどでは防水ソックスの導入も考えた方がよさそう。
特にオーバーナイトハイクの場合は、素直にスカルパ クリスタロGTXを使った方がいいかもですね。
1度くらいは試してみたいけど・・・。


ここ数回のスノーハイクで、足回りの装備を軽量化することによるリスク検証が出来たのは大きな収穫でした。
これをベースに今後のハイクも色々と試してみたいと思います。