背負うごとに、気持ちいい。
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今回の「三条の湯ハイク」の直前に届いたatelierbluebottle PAC-03
早速実戦投入してきたので、レビューなど。
既にブログにも上げさせていただきましたが、12月の頭に1泊2日のオーバーナイトハイクに行ってきました。
この日は朝は快晴、次第に曇り、雪、そして吹雪と、まあ色々な気候変化がありました。
加えてトレイルも急登から始まりフラット、岩場、痩せたトラバース、激下りに広大な尾根とバリエーションも豊富。バックパックの実践テストにはもってこいのハイキングでした。



まずはPAC-Sと同じく、今回のハイクの装備から。
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この時期のハイクとしてはやや少な目の装備かもしれませんが、最低限必要な冬山装備は含めている状態です。
恐らく一般的なハイカーのテント泊装備に比べれば随分少ないかもしれません。
それでも食料込でパッキングウェイトは約12kg。シュラフとインサレーションが追加されたくらいで、基本は夏山装備の拡張です。

収納力についてはPAC-Sで記載した通り、非常に高いです。
X-Pacはハリがあってパッキングがとても楽。ぐいぐい詰め込んでいくことでバックパック自体がコンプレッションの役割を担ってくれるので、ウェア類なんかも隙間を見つけてはグっと押し込む。するとデッドスペースもなくなり、パック内のアイテムもブレなくなるので一石二鳥。
このパッキングをすることで、ハイク中も不快なブレを感じることなく歩くことが出来ます。

実際に背負った感じがこちら(自分の身長は約170cm、標準体型です)。
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正面。
ショルダーハーネスが太目でよく荷重を分散してくれます。
長時間背負っていてもヘタらないので、肩の疲労も少な目。これはPAC-Sと同じです。

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後から。
ロールトップを使うと結構大きく見えます。逆に使わないと40L弱のバックパックになるので、ちょっとしたデイハイクでも使えますね。

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右側面。

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左側面。

側面からの写真を見るとよく分かると思うのですが、バックパックの重心はかなり高めです。
実際には背中の、腰の付け根?辺りよりちょっと上くらいにバックパックの背面の下がくる感じで、これのお蔭で背中全体でバックパックを背負う感じが実感できます。この構造は特に負荷のかかりやすい登りの際に効果を発揮してくれるのですが、実際手に持つほどの重量感は背負ってしまうと感じる事はありません。

このクラスのバックパックとなると、ショルダーと背面、そしてウェストハーネスで荷重分散する、というのがセオリーだと思います。が、前述のとおり、背面全体で背負う感じになるので、正直ウェストハーネスが無くても全く問題はありませんでした。

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一応、簡易的なウェストベルトが着いていますが、今回のハイクでは1度も使用しませんでした。
これはどうしても、というときのブレ止めの性格が強いですね。


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上の写真を見るとバックパックの重心位置の高さがよく分かると思います。
また、背中全体をバックパックがぴったりと密着してくれるので、歩いているとき、登りも下りも含めてバックパックのブレは少ない、というかほとんどありません。
PAC-Sの時も書いたのですが、ブレの無さと、体を余計に締め付けるパーツの少なさ。これらの要素から成り立つストレスの少なさと言うのが、このPAC-03の魅力でもあるのです。
しかし、改めてPAC-03を使ってみて思ったのですが、ここまで完成度が高い03があったからこそ、PAC-Sという、28L前後のバックパックでもあれだけのキャパシティと使い勝手の良さ、背負い心地の良さが実現できたんだなあ〜と、実感しました。
PAC-Sにも03のノウハウが惜しげもなく投入されているという点、PAC-Sの魅力も再発見した気分です。


今年、PAC-Sを使うようになってからウェストハーネスを使うバックパックをほとんど使用してませんでした。
感想としては、無い方が歩きやすいなあ・・・と。
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こういった急斜面、やや岩場のような場所でも体の動きを妨げる要素が無いので、非常に楽。
もちろん、ウェストハーネスがあるバックパックを否定するわけでは無いのですが、実際自分の背負うレンジ(だいたい10〜13kg程度)だと、そこまで大げさなハーネスは必要ないんだなーと、実感できました。

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両サイド+フロントの大型ポケットは実に使い勝手の良い収納。
ただし、フロントについてはそのデザイン上左右で高さが異なるため、収納する際にはポケットの形状に合わせてアイテムを入れる必要があります。
自分は右側の長い方には歯ブラシやシャベルなんかを入れていました。
その他フロントポケットにはウェットティッシュ、タイベックシート、ヘッドランプ、行動食などを入れてます。

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1泊2日、無雪期であればPAC-Sでも十分だったのですが、PAC-03はさらに余裕をもたらしてくれます。
PAC-Sに比べると+約12L(最大値)ですが、このお蔭で少なくとも自分が想定する範囲内のハイクは四季を通じてカバーできるようになったかなーと思います。
来年は、これを使って3泊くらいのロングハイクにも行ってみたいですね。

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(Photo by ほとんどタカさん)