憧れの山は、遥か遠く。
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(Photo by taka

―憧れの山、ありますか?


山が好きで、山に登る人ならほとんど即答できるんじゃないでしょうか。
もちろん、自分もその一人。

好きな山は人それぞれで、花のキレイな山、高い山、低い山、登りのきっつい山、岩肌の険しい山。
日本イチの山・・・・挙げればきりがないほど、その数はそれこそハイカーの数だけあるでしょう。

そんな自分の「憧れの山」は北アルプスは裏銀座の中央付近に鎮座する、「鷲羽岳」。


数年前、某山雑誌でその姿を見て以来、いつか自分の足で、自分の目でその姿をとらえることが大きな目標となっていました。もちろん、山頂を踏むことも含めて。
空高く、鷲がその両翼を大きく広げて、今まさに飛び立とうとしているかのようなその姿は、同じく天を突き上げるように聳え立つ槍ヶ岳とはまた違った迫力があり、まさに一瞬にして虜になってしまいました。

今までも何度か裏銀座の縦走を計画してはとん挫、計画しては中止となり、いつになったら行くことが出来るのか、と思っていたのですが、9月に入って最初の週末を迎えるにあたって、ついにそのチャンスを得る事が出来たわけです。




そんな裏話がありつつ、念願の裏銀座は鷲羽岳へと向かう事になった、9月初めの週末。
8月はことごとく天候不順で延期してきた週末のハイクにあって、久しぶりに決行出来そうな予感。
今回の同行者は、昨年夏に八ヶ岳でお会いして以来交流させていただいているタカさん。抜群の晴れ男らしく、そのパワーにも期待大です。

金曜の夜、仕事をバッサリと切り上げて定時で帰宅。
待ち合わせ場所の八王子にてタカさんをピックアップします。
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深夜の高速をひた走り、登山口となる新穂高の駐車場に到着したのは土曜午前の3時半過ぎ。
ここでしばしの仮眠を取ります。

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1時間ちょっと仮眠を取り、5時15分、駐車場を出発。

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新穂高のロープウェイ乗り場下まで来ると、もう目の前には3,000m級の山並みが。目の前に見えているピークは笠ヶ岳でしょうか。笠新道という急登を抱える裏銀座の名峰。いつか歩いてみたい稜線がそこにもあります。
ここで登山届を提出し、5時40分、いざ出発!

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前日の金曜は北アルプス周辺でも大雨だったらしく、平常時が分からないものの川の水量もかなり多いように思えます。途中の沢が増水していないといいのですが。
一瞬今年起きた事故のことを思い出しました。

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20分ほど歩くとゲートが出てきます。
ここから暫くは林道歩き。途中笠ヶ岳へと続く笠新道や、わさび平小屋を経由してトレイルヘッドである小池新道入口へと向かいます。

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今回、タカさんと歩くのは実は初めて。
先日自分より先に尾瀬にも今年行っていて、山への感覚的な部分で一致するところが多いです。やはり山はこういった感覚の合う人と来るのが一番楽しいですね。

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6時40分、笠新道の入り口を通過。
特に急ぐでもなくのんびりと歩いて1時間ほど。さすが人気のエリアだけあってハイカーもたくさん。
日帰り装備、テント泊装備の人とそのスタイルはまちまち。

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さらに10分ほど歩くと「わさび平小屋」に到着。
ここで小休止。持参したおにぎりを食べたり、トイレを済ませたり。
この先鏡平まで小屋は無いので、しっかりと準備しておきます。

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キンキンに冷えておいしそうなビール・・・でも、この付近日陰であること、早朝であることなどでめっちゃ寒いです。もう北アルプスは秋、気温もぐっと低く感じますよ。

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壁には可愛らしいルートマップが飾られていました。


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7時6分、わさび平を出発。

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またも暫く林道歩き。
「こんな林道にこそ低公害車(尾瀬のエスティマ)が欲しいよね〜!」
と愚痴りながら歩きます。

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増水した沢を超えて・・・

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7時26分、トレイルヘッドとなる小池新道入口にようやく到着!

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ようやく本格的な登山道のスタートです。

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ちなみにこの小池新道、一見すると岩が多く歩きにくく見えますが、その配置と高さが絶妙でめちゃくちゃ歩きやすいです。

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奥には西穂高方面の稜線。

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時折振り返ると・・・

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徐々に槍ヶ岳の姿も見えてきました!
小槍もばっちり!
今まで槍ヶ岳をこの角度から見たことが無かったのですが、やはり迫力ありますね〜!と言うかまともに槍が明け見るのなんて。。。

よく考えてみたら3年前の白馬岳以来かも??

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さらに進み、8時13分、秩父沢に到着。
先行しているハイカーが大勢休憩中でした。
秩父沢の橋は10月上旬で外されるとのこと。それ以降は沢を高巻いて進むことになります。

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わさび平小屋での肌寒さがウソのような快晴。
気温も急上昇で、暑いので沢の水で顔を洗ってリフレッシュ!これは気持ちいい!!

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さらに岩のトレイルを進みます。
相変わらず岩のステップは段差も調整されていて歩きやすいです。
これ、鏡平小屋や双六小屋など周辺の山小屋のスタッフさんが整備してくれているそうです。
山小屋の方には本当、頭が上がりません・・感謝!

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9時15分、シシドウヶ原到着。シシドウが多く咲く、ちょっとしたカールのようなお花畑があります。
この写真中央にいるオレンジのバックパックの方、どうやらガイドさんのようで、周りはカメラなどの機材をもったスタッフらしき人たち。
どうやらこの方々が「にっぽん百名山」の撮影隊のようです。

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シシドウヶ原で小休止を済ませて再び出発!

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今回、尾瀬に続いての山ストールのフィールドテスト第2回目。
このストールはPRIRETの「ノーケイストール」。ざっくりとした風合いで個人的には非常に好印象。
詳しいレポートはまた後日・・・。

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途中から登山道も急になってきて、さらに時間が経つにつれて気温も急上昇。
兎に角暑いので水の消費も多くなります。

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湿原を超えた先にある沢で水を補給。
冷たくて美味しい・・・!

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だいぶ進んできて、鏡平小屋まであと5分・・・!

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(Photo by taka)

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10時2分、鏡池に到着!
おお、これが良く写真でも見る逆さ槍・・・!
なんだがアングルが良くなかったのか、槍の穂先がちょっと分かりづらい・・。

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(Photo by taka)

ここで何枚か写真を撮っていたら、あとから先ほどのNHKの撮影クルーがやってきました。
ガイドさんが何やら説明しながら、カメラも回っている様子。
⇒という事は、俺らも映ってるかも??

みなさん、この時の「にっぽん百名山」は10月6日オンエアだそうですよ。
カットされていなければ映っているはず!


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そんな撮影クルーを見送り・・・

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10時11分、鏡平小屋に到着!
新穂高から約4時間半。1時間ほどCTを巻いてきましたかね。
ここで1度しっかり休んで行くことにします。
小屋の受付には、魅惑のメニューも・・・!どうしよう、おいしそう・・・!