先日ファーストインプレッションを書かせていただいた「atelierBluebottle PAC-S」
あっという間に終ってしまったゴールデンウィークにフィールドテストをを兼ねたハイクに行ってきました。
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まずはこのバックパックのコンセプトでもある「デイハイク(日帰り)」での南アルプスは日向山ハイク。その時の使用レポートです。 

 
まずはこの日のパッキングアイテムから。
快晴の、しかも日帰りのハイクとあって持って行ったアイテムは少な目です。
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 アイテム一覧は以下の通り。
・クッカー(ミニトランギア+エバニューチタンアルコールストーブ)
・アルコールボトル
・レインウェア(OR ヘリウム競献礇吋奪函▲譽ぅ鵐僖鵐帖
・救急セット
・トイレットペーパー
・Wildo Fold a Cup
・ヘッドランプ(BlackDiamond ReVolt)
・ナノタオル
・ウィンドブレーカー
・除菌ウェットティッシュ
・セイシェルボトル(この日はハイドレーションの代わりとして)
・ミニマット
・ゴミ袋一式
・コーヒーセット
・保温バッグ(ランチのサンドイッチ入れ)

当日は上記に+してプラティパスの2Lタンクを満水でパッキングしています。これはお昼の際のスープやお茶用(2人分)、そしてハイドレーションボトル用の水です。実際水は余りましたが、日帰りでもこれからの季節はやっぱり2Lくらいは必要になりそうです。

前回のインプレッションではテント泊の装備を書いてみましたが、本来はやはり日帰りがメインターゲットのバックパック。なのでこのくらいの荷物の方が見た目はしっくり来るかも知れないですね。
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八ヶ岳をバックに。
サコッシュがあるので大きさのイメージわかりますかね?

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サコッシュ(赤)との組み合わせ。

さて、実際背負ってみた感じです。
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印象としては、「腰骨から上の背中部分全体で背負う感じ」です。
このフィット感がとても心地よくて、これは受け取った初日から感じていたことでした。
そして、日帰りにしてはやや重めのパックウェイト約4.5kgほどですが、あまり重さを感じません。通常荷重の分散という意味ではショルダーハーネスの他にしっかりとしたウェストハーネスがあると、肩、背中、腰で荷重を分散出来るのですが、このPAC-Sはウェストハーネスはありません。
その分、太目に作られたショルダーハーネスと、この背中部分全体を覆うような背負い心地によって上手く荷重が分散される感じです。さらにPAC-S自体は縦の長さがあまりないのですが、これが実は絶妙で、自分の体型ですと、ちょうど腰骨の上にバックパックが乗っかるイメージで、歩いていると背中全体で受け止めている感じがとてもよくわかります。
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この構造とショルダーハーネスのおかげもあって、トータル初めて山で使っ4時間ほどの山歩きでしたが疲労感はほとんどありませんでした。


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正面から。
ちょっと分かりにくいかもですが、通常のバックパックと比べてもかなりショルダーハーネスが太目です。
デイハイクメインのバックパックとしてはかなり贅沢な造りですね。
ちなみに自分の身長は171cm、体型は・・・まあ標準体型としておきましょうw

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後から。

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横から。
これが一番分かりやすいですかね。背中側の腰のへこみのところにちょうどバックパックが乗っているのが分かるかと思います。
今回のハイクではハイドレーションパックではなくボトルを使ってみたのですが、↑の写真を見て分かる通りサイドポケットが斜めになっていて、ボトルの出し入れが非常に楽でした。
これならボトルホルダーを特別用意しなくても大丈夫そうです。
(自分はテント泊もするので、用意はするつもりですけど)

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斜め後ろから。

そして、PAC-Sを使う上でのポイントを幾つか。

1)パッキングは雑でもOK
メインコンパートメントはガバっと開いて、マチも幅もあるので雑にパッキングしても中のアイテムは取り出しやすいです。よく使うものはフロントの大きなポケットへ。
この日自分は
・カップ
・ウエットティッシュ
・ヘッドランプ
・熊鈴
を入れていました。天候が不安な場合はレインウェアとか入れておくと便利です。
ちなみにこのフロントポケットには水抜き用の穴もちゃんと開いてます。

2)ただし、重たい物は背面寄りに来るように。
PAC-Cはそのシンプルな構造上、バンジーコードなどでバックパックを絞る事が出来ません。
サイドからフロントを半周する形でコードはついていますが、これはコンプレッション用というよりはポケットに入っている荷物が飛び出ないようにするためのもの、と言った要素が強いので、重ためのもの(水など)は背中寄りにパッキングした方がハイク中にブレが少なくていいと思います。1)と矛盾するようですが、この点だけ気を付けた方がいいかなと。まあ、パッキングの基本ですね。

3)貴重品は小さなバッグにまとめて。
PAC-Sはジッパー付の内ポケットなどが付いていないため、貴重品(例えば車や家の鍵とか)など、「ハイク中には使わないけど持ち運ばなければならないもの」は小さなバッグなどに入れて分かりやすくしておくとよいでしょう。
例えばグラナイトギアのエアジップディティーとか、イーグルクリークのパックイットなど、シルナイロン製の小さな小物入れとか。もちろんこちらもおすすめですよ!
(atelierBluebottleさんには、小物入れ用の内ポケットはあった方が便利かも・・とはすでに伝えてあります)


ちなみに今回はストックは持参しませんでした。
このPAC-S、シンプルな構造のためストックホルダー用のループなどは一切ついていません。
しかしこれらのループはオプションで実装可能なので、気になる方はatelierBluebottleさんに相談してみてくださいね。
そのほか、ハイドレーションなんかも相談出来るみたいです。


今回は日帰りハイクと、しかもちょっと時間も短めだったのですが、その短時間でもやはり一番に感じたのは兎に角背負い心地が良いこと。
今まで使っていた場BlackDiamondのRPMも決して悪くはないのですが、どちらかと言うと「バックパックに体を合わせる」感じ、要するに多少背負い心地が悪くても我慢ガマン・・・といったイメージ(決して悪いという事ではないんですけどね)。
このPAC-Sは反対に体にしっかりとバックパックが合わせてくれる、そんな印象です。
バックパック選びは見た目や機能も重要なのですが、一番は「使う人の体に合うかどうか」という事。
こればかりは背負ってみないと分からない部分ですが、PAC-Sに関していえば、お世辞抜きで本当に背負った感じがとても気持ちいいです。
ちなみに自分は、割と背面が背中にべったりとフィットするようなバックパック、OSPRAYのアトモス50もそうなんですけど、そういったバックパックが好みです。
なので似たような感覚の人は間違いなくハマると思いますよ。


◆atelierBluebottleさんのサイトでも正式に受注を開始したようです。5月中旬からオンラインでの注文が可能になります。
こちらのblogから
オンラインショップはこちら

PAC-Sは前述のとおり兎に角シンプルなバックパックですが、アックスループやハイドレーション、そのほか気になるところは是非相談してみてくださいね。
質問など、自分に答えらる範囲のものは対応しますので、気になるところがありましたらお気軽にコメントか、twitterなどでメッセをどおぞ。


今後はもう少しデイハイクでも長い時間背負ってみて、気づいた点があればレポートしたいと思います。
そして次はテント泊でのレビューを予定していますので、こちらもお楽しみに・・・!