3月9日に実施された三鷹・Hiker's Depot主催のイベント「Hiker's Party vol.11「五国ロングハイク〜日本のロングハイクの可能性〜」」に参加してきました。 
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Hiker's Partyの参加は2回目。
最初は1年前の
vol.8「UL Summit 2012 Hiking in Slovenia」。ここでもたくさんの人、そして刺激的なハイキングカルチャーとの出会いがありましたが、今回もまたとても有意義なPartyになりました。


 

前回と同じく、少し早目に三鷹に到着し、この日一緒に参加するマンモと待ち合わせからまずはHiker's Depotへ。
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おそらくPartyに参加するであろう人がちらほらと店内に。
しばし店内を物色し、マンモがOMMのボトルを購入するのをうらやましく横目で見つつ、時間も来たので会場へと向かいます。

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会場はいつもの三鷹 「Cafe Hi-famiglia」。前回のPartyの際にとても雰囲気の良いお店だったので、三鷹に来るときには寄ってみようと思いつつ結局まだParty以外では入ったことのないお店。でも料理も美味しいし、おすすめですよね。

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今回で11回目となるHiker's Partyのメインテーマは「五国ロングハイク〜日本のロングハイクの可能性〜」。
いわゆる海外や、昨今日本のアウトドア市場でもキーワードになりつつある「ロングトレイル」というヤツです。しかし、昨年あたりから突如として各雑誌がやれ「ロングトレイル!」と声高に叫び始めたのに違和感を感じていたのは自分だけではなかったはず。
かくして、今回のテーマはそんな日本のロングトレイル事情に一石を投じるべきテーマでもあると、勝手に解釈しております。

長谷川氏曰く、そもそも「ロングトレイル」という言葉自体、その定義は非常にあいまいで決まったものは無いそうです。それでも、あえて言うのであれば、
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それは「ハイキング中に、1度は街へ降りて補給を行う」ということ。まあ、これもあえて定義を作るのであれば・・・という話でしょう。要するに例えば10日間歩くとして、じゃあ10日分の食料や燃料、水を持って歩くというのは、やってやれなくはないだろうけど効率面ではよろしくないし、何より体への負担が大きすぎるというデメリットもあります。
ならば、トレイルの途中で人里に下りて、補給と休養を取り、再びトレイルへ戻る、というやり方をすれば、ある程度敷居を下げて長い距離を歩く事が出来るでしょ、というお話。

しかしここで注目したいのは、単に途中補給をすることで長い距離を歩くこと自体が目的という事ではなくて、歩く際の土地や人とふれあい、感じること。それ自体は例えば車でも電車でも自転車でもできるでしょうけど、野山に分け入って、歩くが故の時間をかけた行動によって、より深くその山や自然、人、文化を感じること。
それこそは本来のロングハイキングの魅力である、と教わった気がします。

その試金石として、昨年長谷川氏が歩いた五国ロングハイキングという、全長400kmに及ぶトレイルは、山も人も文化もどれも満喫できる実に贅沢なトレイルでした。
大きくは4つのセクションに分けられており、いずれも4泊5日程度で歩けるようなプランニングをしているとのことです。つまり、一気に400劼亙發韻覆ても、年に数回ある長い休みや連休をうまく使えば、我々サラリーマンハイカーにも決してハードルの高いトレイルではない、という事です。
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そしてもう一つ、長谷川氏が意図的に言っていた「ロングハイキング」という言葉。
前述のとおりどこか一人歩きしている感が否めない「ロングトレイル」という言葉よりも、もっと身近に感じられる言葉として「ロングハイキング」、素敵な言葉だと思います。
自分もかつてblog記事で「海外のロングトレイルカルチャーにとらわれず、自分だけが思うロングトレイルを歩くべき」的なことを書いたことがありますが、まさにその考え方にも通じるような部分があると、改めて考えさせられました。

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それから、今回のPartyで感じたのは、やはり「何かにとらわれない、自由な感覚でのハイク」というところ。
常々「時間なんて気にしないで歩きたい!」なんて思っているいるものの、どうしても制約を受ければそれなりに整備されたルートを歩くのが一番確実です。
しかしそのルートであっても一つ発想を変えれば、思いがけないロングハイキングができるかもしれません。
小さなことですが、自分も奥武蔵と青梅を繋げたいと思ったきっかけも、そんなところからでした。そんな自由な発想というものがもっとハイクには必要なんだなーと。


一方で、現状の課題というものも少し感じました。
どの程度地域の理解を得られるか。
そしてどうしても必要になってくるステルスビバークにおけるハイカーのマナー問題。そしてハードルは高くはないかもしれないけど、それでも一般的なルートを歩くのとは違った準備・知識が必要になってくるでしょう。
今回のPartyでは時間の関係で細かいところまでは聞くことができなかったのですが、食料や燃料、水場、ビバーク適地など、このあたりの情報はぜひ一度じっくり聞いてみたいですね。
長谷川さん、1冊本でも出してくれればいいのに(笑)。

最後に、今回のPartyでお会いしたみなさん、そして普段会うことのなかなかできない、さまざまなハイカーとの交流の場を設けてくれたHiker's Depotの土屋さん、長谷川さん、バイトのニノさんに感謝します。
今回のような日本のトレイルにフォーカスしたPartyは、ぜひ今後増やして行ってほしいです。
奥秩父で隣同士だったSanpoさん、こちらからご挨拶できずすみません。
それから「山と道」の夏目さん夫妻、日本海からの栂海新道をだどり、北アルプスを縦走した時の話をぜひ聞きたかった・・・。もしまたお会いする機会があればお願いします!


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最後、マンモにそそのかされて(?)食べた大量の鶏肉フォーで、三鷹の夜は終わりました・・・。