大雪後の丹沢大山へ、日向薬師側から登るハイク。
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予想をはるかに超える積雪量に体もだいぶ疲労しました。
ということで山頂でしばし休憩です。


 
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山頂に到着したのは10時25分。お昼にするには早すぎるし、かといってじっとしていてもちょっと寒い。。。
ので、お湯を沸かしてコーヒータイム。
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山ではこういった、見晴しの良いところで飲むコーヒーは格別です。こういう時間をちゃんと取れる山行がいいですね。

山頂でコーヒーを飲み終えた後、ちょっと小腹が空いてきたので持参した残りのおにぎりを頂ます。
と、ちらちらと小雪が舞ってきました。山頂の気温は0度。風が少し吹いているので体感的にはマイナスです。
取りあえず風を凌ぎたいので、今回は雪山ということで久しぶりに持参したMountainEquipmentのハードシェルを着込みます。これだけ積雪のある山だと、ゴワついて重たいシェルの安心感がなんだか心地よく感じます。

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大山山頂からの景色。

山頂のトイレはこれだけの積雪にも関わらず問題なく使用可能でした。どうやら大の方も水が流れていた様子。
トイレを済ませて出てきたら、トレランと思わしき4〜5名ほどのグループが登ってきました。
よくやるなあーと思うと同時に、これだけの積雪で、万が一の備えってどうしてるんだろう?とも疑問に思います。
10Lに満たないようなバックパックでは然したる装備もないでしょうし。

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まあ、それは置いておいて、11時06分、大山山頂を後にして下山開始します。

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お昼前になって気温が上昇し、雪もだいぶグズグズになってきました。
ちょっと油断していると、トレースを外さなくても・・・・

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ズボっと!
ひざあたりまで一気に沈み込みます。
どうしよう、スーパーカンジキをは装着するか悩みましたが、結構斜度があるところを降りなければならないので今回の実践投入は断念することに。

そして、途中直登ルートと正規ルートの合流点まで来たとき、正規ルート側を見ると行きにはなかったトレースがついていました。しかしそれもおそらく1人程度でしょう。それでも行った人がいるなら・・・という事で、ルートの偵察もかねてトレースの薄い正規ルート側へ進んでみました。

・・・が、これが結構大変でした。
進み始めて10mほどのところからほとんどツボ足。表面は固いのですが南斜面なのでやはり雪が緩み始めたようです。さらに進むとトレースもほとんどアテにならない状態になったので、途中からキックステップで自分でステップを作りながら歩く羽目に。お蔭で体力をさらに消耗、しかも雪の表面は固いので一歩バランスを崩してしまうと沢の下まで滑落の危険性があります。
出来ればセルフビレイしたいくらいでしたが、何とかトラバースもクリア。

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上が自分がつけたステップです。
このあと数名のハイカーとすれ違いましたが、正規ルートは避けるように伝えておきました。
これだけの角度なので、滑りだしたら結構下まで落ちてしまいますね・・・。

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見晴台で一休みして・・・

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朝よりもトレースの深くなった尾根を下り

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このお地蔵さんのところの少し下ったあたりで、あまり山慣れしてなさそうな2人組に遭遇。
見てみると一人は膝丈のパンツ、そして声をかけてみたらアイゼンは持参していないとのこと。
靴ももちろん雪山用ではなく無雪期のトレッキングシューズ。この装備で大山山頂まで向かうのは危険と思い、見晴台までにしておくように助言させていただきました。
また、雪が解けたら来ればいい、今日みたいな日は無理しちゃダメですね。

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12時29分、林道に合流。

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12時35分、登山口へと到着!
午前中で行って帰ってこれるさっくりルートでした。

さて、今回の大山のハイク。
大山といえば割と初心者向けの山のイメージが強く、事実そういったハイカーも多く来ていました。
しかし、今回のこの雪の量。市街地でも歩行困難になるほどの積雪量は、どんな山でも一気に難易度を何段階も上げてしまいます。
正直、この日のハイクに限って言えば自分の装備も前爪付のアイゼン+ピッケルがあってもよかったかと思うほどです。
ポイントとしては

●アイゼン(今回ほどの雪なら6本以上を)、ストックは必須。
●積雪によって正規ルートが辿れなかったり、ある程度のルートファインディング スキル、読図スキルが必要になってくるケースがあります。
まだまだ山の雪は安全といえるまでの量になっていないので、初級者や雪山に慣れていないハイカーは単独での入山は避けた方がいいでしょう
●今後怖いのは「雪崩」です。行きに通ったルートが下山時は雪崩で変わってしまっている、なんて事も起こる可能性は結構高いでしょう。そうでなくても雪によってルートがかなり不明瞭になっているので、トレースの分岐ではしっかりと地図での現在地確認を行うべきです。
●冗談ではなく丹沢付近では遭難の確立がグンと上がっていると思います。しばらくは入山を控えた方がいいかもしれませんね。。。

自分も西丹沢方面に行ってみたいと思ってはいましたが、現状では様々な情報を集める限りではもうしばらく様子を見た方がよさそうでした。

また、この週末は奥多摩・秩父や被害の大きかった山梨などのエリアにボランティアで雪かきに行かれた方も大勢いたようで、本当にお疲れ様でした。
自分は翌日の所要などからこの日ボランティアはいけませんでしたが、せめて今回の大雪で、低山がどんな状況になってしまうのか、参考になれば幸いです。

◆登山データ
登山口出発(08:06)→林道(08:18)→お地蔵さん(08:54)→見晴台(09:11)→休憩→見晴台出発(09:25)→大山の肩(10:12)→大山山頂(10:25)→休憩→山頂発(11:06)→見晴台(11:49)→林道(12:29)→登山口(12:35)