この冬、足元の相棒。
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今まで積雪期の低山ハイクの際に愛用していたのはGRIVEL スパイダー。
非常に軽量(155g/ペア) であり、さらにコンパクトになることから重宝はしていたのですが、自分が使っているうえでいくつか気になるポイントがありました。

1.深い積雪ではほとんど効果が得られないこと。
2.角度のキツい斜面では、足、特に脹脛への負荷が大きく疲労してしまうこと。

これらの2つのポイントは、今年2月の唐松谷からのハイクの際にかなり身をもって思い知ることになりました。
この時のハイクでは、一番の失敗はシューズの選択ミスだったのですが、次が軽アイゼンのセレクト。
当時はスパイダーか、モンベルの6本爪アイゼンしかもっていなかったのでセレクトも何もなく、とにかく軽い方という事で無条件にスパイダーを使うことの方が多かったのですが、スパイダーにしてもモンベルの軽アイゼンにしても同じ欠点がありました。
それは「足裏前方に爪が無いこと」です。

これは前述の2.のポイントの原因で、この足裏前方部分に爪が無い事で、土踏まず部分にある爪でフリクションを得るためには斜度のキツイ場所では必然的に脹脛が伸びている状態になります。これが地味に足の体力を奪っていくことに。特にソールの柔らかいシューズとの組み合わせ(2月の時はマウンテンマゾヒスト)では、ここまで深い雪だとフリクション不足と重なって疲労が激しかったのを覚えています。

この反省から、この冬はもう少し扱いやすいアイゼンを探していました。と言っても冬季は低山ハイクがメインの自分に10本や12本のアイゼンは必要ありません。
そんな自分にピッタリ!と思ったのがこのCAMP アイスマスターです。

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爪は前に6本、後ろ4本。このタイプ(チェーンアイゼン)の中では爪が比較的長いのが特徴です。
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ナイロンのケース入り。

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実際に装着してみた感じ。結構爪がハッキリと出ていて、食いつきは期待できそう。

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足裏の前方と後方と、従来のスパイダーよりもグリップポイントが多いのは精神衛生上も安心感が高いです。

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他のチェーンアイゼンと異なるポイントとして、アッパー部分にストラップがついていること。これによりずれにくくなっています。

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クリスタロにも装着してみました。
フィット感はタラスの方がいい感じ?でもこの冬は雪が深い時はクリスタロ使うつもりです。シャンクがある程度堅くないときついですしね・・・。

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購入したのはLサイズ。実測値で486g。結構重たいですけど安心感には変えられません。

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ケース込みで555g。

このクラスの軽アイゼンだとモンベルからもチェーンアイゼンは出てますし、カトゥーラのKTSクランポンなんかもあります。使用する環境を積雪期の低山と考えるのであれば、価格と性能のバランスはこのアイスマスターが一歩抜けていると思います。
KTSなんかは1万円後半ですからね・・・この値段なら12本アイゼンを買った方が幸せかも。
ミックスでも使いやすそうですし、爪が足裏全体をカバーできる配置なので疲労も少なそう。今までスパイダーだとやや歩くのに気を使っていました(フラットフッティングでないと効果が薄い)が、こちらはもっと気軽に、積極的に使えそう。
雪山ハイクがますます楽しみになってきました。