笠取山をスルーして、目指すは将監小屋。当初の予定では15時ごろには小屋に到着しているはずだったのでここからもまたスピードハイクっぽく先を急ぎます。
DSC03477
しかし、このルートがなかなか、しぶといルートでした。
笠取小屋を過ぎて少し進むと、多摩川の源流「水干」の標識が出てきます。
DSC03465
昨年笠取山に来たときもスルーしていたのですが、今回も先を急ぐためスルーかな・・・と思っていました。
が、
DSC03467
笠取山から10分ほどで「水干」の場所に到着・・・?え?これが多摩川の最初の一滴??
DSC03468
ルート上にあるとは露知らず。せっかくなので中を覗いてみましたが・・・じんわりと多摩川の最初の水は染み出している、って感じでした。先日YUさんが来たときはばっちり出ていたような気がしたんだけど・・。

と、最初の一滴を待つ時間も無いので先へと進みます。
DSC03469
水干からしばらくは熊笹に覆われた比較的フラットなトレイルを進みます。
空がちょっとどんよりだけど、晴れていれば最高に気持ちいいはず。DSC03472

DSC03481
黒槐山を巻いた辺りから細かくアップダウンが始まります。このアップダウンが、前半の雁峠までをハイペースで登ってきた体にじわじわとダメージを加えていきます。アップが来るたびに脹脛がちょっとづつ悲鳴を・・・。
とは言え急がなければ、GWを舐めてはいけない、何より先月号のPEAKSは奥秩父特集だった。となればテン場の混雑は必至。。。
とにかく登りはペースを落とさないように、下りとフラットなところで時間を稼ぐように歩きます。

DSC03482
唐松尾山の東側の岩場。ここは右にトレースが着いているので巻いていきます。

DSC03483
先日降った雪がまだ残る急登を登ると・・・

DSC03484
DSC03485
噂どおり展望の無い、やや地味な山頂を持つ唐松尾山に15時29分に到着!
CTから約10分巻き・・・あまりペースを上げられなかったかな。
しかしここからは下り基調、一気にペースアップしていきます。
DSC03486

DSC03488
DSC03492
唐松尾山から30分ほどで山の神土に到着。ここで-20分。なかなか良いペースだけどだいぶ足に疲労が溜まり始めてきました。山ノ神土から将監峠まではCT20分、あとわずか!

DSC03497
フラットなトレイルをさらに足早に進み

DSC03499
16時15分、将監峠到着!
もう将監小屋はすぐそこ・・・と思ったら後一つ落とし穴が。
DSC03498
将監小屋まではこの防火帯をそのまま下っていけば良いのですが、初めて来た自分は右側にある登山道が小屋に繋がっている道だと思ってそちらに進んでしまいました。
だんだんと小屋が近づくものの、一向に小屋に向かって降りていかない。挙句の果てには小屋からそれて右側へと向かっていってしまいます。
という事で、一旦元の将監峠まで戻ってから再度小屋を目指すことに・・・時間10分、体力もロスしてしまいました。

DSC03500
という事で、16時25分、正真正銘将監小屋に到着!
早速受付を済まして設営場所を探しますが・・・どこもスペースが一杯!やはり2時間の寝坊はここに影響が・・・。将監小屋のテン場は段々畑状になっていて一見すると張れるスペースは多そうに見えるのですが、実はフラットな場所は限られていて探してみると意外に張れるところがありません。
これは最悪峠の方に張らないとか・・・と思っていましたが、なんとか無理やり通路スペースのところをお借りして場所を確保。
DSC03501
初張りのNEMO META 1P。特に設営に苦労する事はありませんでした。しかし左から斜めになっていたためテンションがかけられずなんだかヘニャンとしちゃってます(このあとセンターポールの長さとガイラインを調整してテンションをかけなおしました)。
取りあえず荷物を突っ込み、まずは一人カンパイ!
DSC_3136
DSC03503
何度も書いてますが朝寝坊2時間した時はホント終わったかと思いました。が、なんとか初日の目標である将監小屋にたどり着く事が出来、寝床も確保できたとあって一安心です。

一息ついたら小屋やテント場を散策。
DSC03504
小屋番の方に聞いたらこの日は小屋泊は少なくて、テント泊ばっかりだと苦笑いしてました。
最近の山スタイルは一人一張りですからね・・・。この辺、いずれどこかの山小屋で問題になって、テント泊も予約制が取り入れられるかも知れませんね。キャパオーバーが環境や人に与えるストレスはとても大きいので、自分もそうなんですけどこういうテン場を見るといつもそう思います。
日本人のクセってなんでもこう、集中し過ぎるんですよね、場所にしても人にしても。国土が狭いからって事もあるんでしょうけど、そんな事のせいか最近は平日休みの仕事がちょっと羨ましくも思ったりします。

DSC03506
テント場上から。左手前に張ってあるのはLOCUS GEARのKhufu Silですね。持ち主のハイカーさんに声をかけてみたらなんと女性のソロハイカーさん!しかも結構なULっぽい、というか雪山ガチの山ヤさんでした。

DSC03502
そうそう、META 1Pはやはりサイドリフターを使わないとちょっと頭上空間が狭く感じますね。この日は近くに落ちていた木の枝を使って左右のリフターをペグダウンしました。

そして上の写真、METAのすぐ隣はHILLEBERGのact、その隣はBigAnessのBivy、奥はタープ泊(メーカーどこのだろう・・?)の3人組ULハイカーさん。うーん、どこかで見たことがあるんだけど・・・どうしても思い出せない。
この日は結局正体?は分からずじまいだったのですが、翌日意外な形で判明することに。

DSC_3139
そのあとテントに戻るとなにやら空から白い物体が。
まさか!と思うとなんと雪が。気温はさほど低くないんだけどね・・・。そう言えばMSR HUBBA HUBBA HPの山での初張りも白馬岳での雪だったし、その前のSKINNY Tooもフェスでの豪雨。どうやら自分のテントの初張りは必ず天候が崩れるらしい。まあその方が色々使い勝手が分かるからいいんだけどね。

さて、徐々に日が暮れてきたのでささっと晩御飯に。
今回は装備を出来るだけ軽くしてきたのでご飯もフリーズドライ。
DSC_3141
まあ、味気ないと言えばそれまでなんですがもっと長い縦走になればコレでも贅沢かも知れませんしね。

その後は先ほどのKhufuのハイカーさんらと山小屋の中のストーブの前で色々と山談義。KhufuハイカーさんはGW前半は槍に行く予定が変更して蝶ヶ岳へ、そして5月半ばには剱岳に行くそうで・・!す、すごい。ちょっと次元が違うなあ。残雪期の雪山をすごく勧められたけど、そうなんだよね。確かに残雪期の北アとかは歩いてみたいって言うのはある。そうなると本格的な冬山装備が必須になるんだよなあ・・・。うーん。悩ましい。でもいずれはトライしたいなあ。

そんな話で盛り上がり、時間も気づけば20時30分を廻っていたのでここで解散。
各々テントへ、小屋の布団へと戻っていき、
DSC03517
自分はテントで一人しばらくまったりと。初日を振り返ったり、明日のルートについて考えたり。
結局今日は11時25分から歩き始めて将監小屋到着が16時25分、休憩を含めてちょうど5時間でここまで来れた事になる。体は確かに疲労しているのだけど、初日に思ったのは肩と腰へのダメージの少なさ(これは下山後の今も同じ)。=下半身へも疲労以外のダメージは少ないようです。
やはり荷物を軽量化したことが今回のCTにも如実に現れているようで、これで明日も同じようであればもはや軽量化の恩恵は計り知れない。今回は多少不安な面もあったのだけど、結果として寝坊したことで自分がどの程度までハイペースで歩けるか良い試金石になりそうです。

DSC03515
そろそろ辺りのテントの灯りも消え始めたのでこちらも就寝。
初日は疲れたけど明日はもっと疲れる。今回の行程でもっとも長いルートを歩くことになるので、しっかりと体を休めよう。

DSC_3144
21時13分、就寝。
おやすみなさい。