以前からボチボチと記事に書いておりますヘッドランプの考察について。
あれやこれやと書いておりましたが、紆余曲折を経てBlackDiamondのReVoltを購入する方向でほぼ固まっています。
御存知の方も多いと思いますが一応さらっと書いておくと、このヘッドランプ、2013シーズンからBlackDiamond発売を始めたもので、その大きな特徴はヘッドランプをUSB経由で充電できる、という点にあります。
これにより移動中の車内や、PC経由、また通常のコンセントでもUSB変換アダプタを取り付けることで充電ができるようになる、という、従来のヘッドランプで言えばPetzlのCOREのみが実現していた機能をより手軽に、そしてリーズナブルな価格でその恩恵を受けることが出来るようになります。

と、こう書くと非常に素晴らしいプロダクトのように思えますが(実際素晴らしいですけど)、ふと気になるのがそのバッテリー性能。以前、充電式ヘッドランプについて書いた記事で「ニッケル水素充電池を使用した場合はアルカリ電池の約2割程度のバッテリー寿命」と書きました。
ニッケル水素電池を使った場合はどちらにしても照射時間は短くなるようなのですが、それじゃ、あの有名な「エネループ」を使っている人はどうなんだ?と、気になったのでちょっと調べてみることに。
ouuu
実は、もともとはBlackDiamondのコズモ(2013モデル)+エネループでの運用を考えていたところ、同社のReVoltについているバッテリ―の方がエネループよりも容量が大きいことに気づいて、果たしてどちらが現実的に良いのか?というところから疑問が生じて調べてみる気になったのです。

簡単なデータを整理すると

◆エネループ(単4)
電圧:1.2v
容量:750mAh

◆エネループ pro
電圧:1.2]v
容量:900mAh

◆BackDiamond AAA ReChargeable Battery
電圧:1.2v
容量:1,000mAh

■メリット
エネループ
・ヘッドランプ以外の様々な製品にも利用可能。
・実質電圧が高い(初期1.4v、充電後も1.3v程度)

BDのバッテリー
・ヘッドランプとセットになっているので初期コストが安い。
・比較的高容量のためバッテリー持ちがエネループより良い?

■デメリット
エネループ
・容量が少ないため、使用時間が短い(最大照度で4〜5時間とのレポートあり(spotの場合))。
・個体差によりヘッドランプ内に収まらない場合がある。
→これは古いエネループの場合の話のようですが、それでも個体差はあるみたいですね。

BDのバッテリー
・充電環境が限定される(USBを経由しなければならない)
・汎用性はない(保障されない)
・これは推測ですが、おそらく満充電までの時間が結構長い気がする。


そもそもエネループでヘッドランプを運用してる人ってどのくらいいるんだろう?もしかして意外と少ないのかな?と思い金曜にtwitterで呟いてみたところ、レスを頂いた人は100%(!)の確立でエネループまたはエボルタを使用していました。。。
知らぬは自分だけ、って感じ(^^;なるほど、この辺はさすがアウトドアを愛する人たち。100均電池で運用している自分も反省です。

ところが、その電池の運用時間となるとどうやらどの方もはっきりとは把握されていない様子。
そしてそれならばとネットで様々情報をあれから調べてみたのですが、結論として具体的な検証を行っている情報や、エネループでのヘッドランプ運用についての照射時間についての明確なデータを得る事は出来ませんでした。

ただ、前述のとおりReVoltではニッケル充電池を使用した場合、最大照度で70時間→12時間とおよそ17%の時間しか持ちません。これをエネループでの運用に置き換えてみると、

バッテリー容量:1000mAh→750mAh(75%)

最大照射時間:70時間(アルカリ)→12時間(ニッケル水素)×75%(バッテリー容量の減少分)=9時間

つまり、あくまで数値上の単純計算のデータですが、ReVoltをエネループ標準モデルで運用した場合、最大照射での運用時間は9時間と、当初の70時間の約13%にあたる9時間しか持たない、という事になります。
乱暴な解釈をすれば、一般的なヘッドランプをアルカリからエネループに運用変更した場合、その使用時間はおよそアルカリ数値の13%程度にとどまる、という事です。

しかし、ネット上で調べた限りでは、エネループで運用している人から使用時間についての不満の記事は少なくとも現時点では見当たりません。そして実際、自分の友人から貰ったtwitterのレスからも使用時間について気になるというコメントは一切ありませんでした。

実際問題、山行におけるヘッドランプの使用時間を考えてみると、一般的なテント泊1泊程度だと日没から数時間+早朝の2時間程度と考えると、せいぜい5〜6時間程度でしょう。もちろんスペアも持って行ってる人も多いはずなので、そのくらいで使用時間が気になることはほとんどないはずです。これは2泊3日だとしてもほぼ変わらないでしょうね。
ようするにエネループで運用している人のそのほとんどが使用時間については気にしていなくて、むしろ経済的なメリットに対する満足度がそれを上回っているため、と考えられます。

ここまで記事を書いていて思ったのは、つまりこの手の充電電池を使った運用に切り替える場合は、その使用時間の減少をデメリットと捉えるよりも、経済的な、あるいは環境面(余計な電池ゴミが出ない)と言ったところのメリットに着眼した方が幸せになれるという事ですね・・・。


何だか結局意味のある考察だったのかどうだったのか分かりませんが、少なくとも自分の中で多少なりとももやもやしていたところについてはクリアになった気がします。
あとは、実際にReVoltを入手してみてから、数値上の記録を残すために一度くらいは使用時間についての検証をやってみようかと思います。

※本記事内の数値データは、あくまでカタログ値をベースに想定のもと計算してみたものなので、実際の数値とは異なる場合があります。実際電池の計算は電圧の推移なども考慮したものでないと正確ではないので・・・。