最近あまり山に行けてない事もあるのですが、テントの軽量化について色々と調べています。
ツェルト、シェルターなど色々と制限をかけず探している中で、一番気になっているのが「Tarptent」。
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なかでも「Rainbow」と「Moment」はかなり有力な候補です。

どちらも基本的にはペグダウン必須な非自立式テント。
しかし、Moment(上)はオプションのポールを使い、Rainbow(下)はストックを使う事で自立させることが出来ます。
今のところ、耐風性の高そうなMomentが個人的には候補筆頭です。 
テント軽量化の一番の理由は今年の大きな目標としている栂海新道トレイル。ロングトレイルを歩くにあたって掲げているのが「体への負荷の軽減」と「負荷に耐えられる体作り」で、後者は自分の努力次第だけど、前者は要するに持参する道具に左右されます。
という事もあるにはあるのですが、他にも理由はあったりします。これは後述するとして、まず、現状想定している基本的なアイテムを見てみると

ATMOS50 1510g
シュラフ 570g
クッカー 300g
ヘッドランプ 90g
ランタン 130g
テント 約1700g

見てわかる通り、テント(HUBBA HUBBA HP)がパッキングウェイトに対して占める重量の割合がかなり高いです。
という事は、「軽量化」を考えるとき、持っているアイテムの中でも最も効率的にかつ現実的に軽量化が可能なのがこのテント、という事です。これを軽量化することで、パッキングウェイトは大幅に軽減することが出来ます。

そのため、テント軽量化するという事は大きく選択肢は二つ。
1つは、より軽量なソロテントへのリプレイス。
もう1つは、テントからシェルターもしくはツェルトへのリプレイス。

ここで最も重要になるのが、その想定される使用環境です。
今回の目標である栂海新道は、海抜0mから3000m級の稜線までが行動範囲で、幕営地も森林限界以下から稜線上が考えられます。ここで一番怖いのは、そうですね、たぶん「風」じゃないでしょうか。

夏場を考えているので気温差は置いておくとしても、風の問題はとても大きい。
森林限界以下〜周辺の幕営地であれば、風の影響はあまり大きくないとみて良いでしょう(もちろん一概には言えませんが)。もしここで大きな影響を受けるとしたらそれは天候そのものが荒れている可能性が高く、撤退も考慮に入れるような状況だと思います。
しかし2600m以上の稜線にある幕営地(考えられるだけでも朝日小屋、白馬岳頂上宿舎)などは稜線またはコルにあり、特に頂上宿舎のテン場は雪渓から吹き上げる風の通り道であり、2年前も怖い思いをしています。
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これらの条件から導き出されるものは、圧倒的に「風に強い」という事が優先度として高くなるという事です。
単純に考えるならば、「ドーム型のソロテント=エアライズなりトレックライズなり・・・」これ以外選択肢はないです。

しかし、現実にはこれら3000mに迫る環境でシェルターもしくはツェルトで幕営しているハイカーも多く、現に頂上宿舎でもfinetrackのツェルト2で幕営している人を見ているし、何より隊員Tは昨年白峰三山をツェルト競蹈鵐阿能珍しています。

なぜ自分がここまでシェルターやツェルトにあーだこーだと考えているのかと言うと、「もっと山を感じたい」という思いが根底にあるからです。「山を感じる」というとやや陳腐な感じですが、それはイコール「タープ泊とか」という事ではありません。
もちろん、軽量化は必要な事ですが、それは一つの「手段」であって目的そのものではありません。自分がやりたいと思っているハイクを実現するための手段の一つとしての軽量化であり、そのための道具がシェルターだったりツェルトだったりするのです。

今のテントで気軽に山に行けない、という意味でもありません。今後もHUBBA HUBBAを使って山で寝泊まりすることはあるでしょう。でも昨年秋頃からソロで山に行くようになり、少しずつ感じるようになったことは、自分と山(というか自然)の間には目に見えないハードルがあるのですが、その境界線が少しずつ曖昧になってきている、という事です。

これはあくまで個人的なイメージですが、人を守るために堅牢な造りになっている道具ほど、持っていると心理的な障壁が厚いように思います。これは同時に安心感にもつながるのですが、ようするにその障壁と安心感のバランスを見極めて、自分のもっ
とも心地よいスタイルは何かという事を突き詰めていくことが必要なのではないかと考えるのです。

自分がシェルターやツェルトに期待するのは、軽量化ももちろんなのですが、どちらかというとその自然との曖昧な境界線がどこなのか、というところを模索るする課程にあります。
より自由な感覚で山を歩き、山で過ごすことが出来たら、それはきっと素晴らしいことだと思うのです。

道具についても色々と考え方は変わってきてますが、この辺は懐事情にもよるので(w) 簡単には決められないところもあるのですが、ボチボチ2013モデルの情報も入ってきているのでその辺含めて色々と検討して、自分の山歩きについても考えてみたいところです。