丹沢山塊の山は特徴的な名称を持つものが非常に多い。
二ノ塔、三ノ塔、塔ノ岳もそうだし、蛭ヶ岳だって山の名称としてはあんまり良いイメージとは言えない。日本百名山にも選定されている丹沢山がごく平凡な名称に聞こえてしまうほどだ。
とりわけ丹沢主稜から西のエリアにはその特異な名称が目立つ。畦ヶ丸、菰釣山、そして今回登ってきた「檜洞丸」。
実は丹沢から麓に下った大井松田付近も特徴的な地名が多く、「村雨」や「庶子」など。この地名についてはかつて隊員Kに、長野県安曇野に土着した朝鮮人が移り住んだためとかなんとか聞いた記憶があるのだが、もうずいぶん昔で記憶もあやふやだ。

さて、今回2013年の登り初めとして選んだのはその特徴的な山名を持つ「檜洞丸」。
標高は1,601m、丹沢山塊では丹沢主脈に含まれる山だ。登山起点とした場所が西丹沢自然教室だったのでてっきり「西丹沢エリア」かと思っていたら正確には違うらしい。なるほどねえ。

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という訳で、さっそく早朝6時30分、その西丹沢自然教室に到着。
さすがに朝早く出てきた、そして正月明けの土曜という事もあってまだ駐車場には一台も車は止まっていない。
ここを起点として、ツツジ新道経由で檜洞丸をめざし、そのあとは熊笹ノ峰を通り犬越路周りでループするルートだ。
西丹沢自然教室にはきれいなトイレもちゃんと完備されてました。
そしてトイレ前にはこんなものも。
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一瞬、暗闇でヘッドランプとかで照らしたらビビるね。ツキノワグマの大きさの目安らしい。

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熊に会いませんように。7時14分、西丹沢自然教室を出発。
なんだか雲が広がっているけど、うっすらと青空が透けてる。なんとか天気は持ってくれるだろうか?

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5分ほど林道を歩くと登山口に到着。檜洞丸まで4.8km。

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その登山口は見てみると沢じゃん!と突っ込みたくなるけど、案内板を信じて沢を進んでいくとちゃんと登山道が出てきます。ちなみにこの登山道のところ、沢の水が凍結していてちょっと危険でした。アイゼンは要らないけどしょっぱななので油断は禁物。

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途中登山道が崩落している個所がありますが、ちゃんと修復されていました。とはいえ沢の真上を通るので慎重に。

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この辺りはまだ冬枯れのトレイル。気温は低く、固く締まった土のトレイルは歩いていても沈み込みもしない。

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振り返ると左には権現山、その奥の白んだ山が畦ヶ丸。
こちらの方は本棚・下棚という滝があるところ。この滝も見事らしいので、次はこっちを回ってみてもいいかも。

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スタートから35分くらいで、ゴーラ沢出会に到着。
ここは道迷いが多い場所と地図にもあったのでどんなところかと思ったら・・・

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うーん。なるほど。なにも知らないて来ると沢沿いに左手の方に向かう人は多いかもね。
本当は写真中央に檜洞丸方面へ登る階段があるんです。

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と、いう訳で渡渉します。
まさか沢に落ちたりしないよなあ〜なんて思っていたら、まんまと足を滑らせて左足がボチャン!
幸い浅瀬だったので浸水することはありませんでしたが、この辺りは浮石も多く岩もゴロゴロしているのでどうしても不安定になりがち。さすがゴーラ沢(たぶんゴーラ沢のゴーラは、岩がゴロゴロ→ゴーロ→ゴーラですな)。
気を付けないとね。

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で、こちらが檜洞丸方面への階段。
脇には冬山登山への注意事項も書かれている。この時期は使わなくても軽アイゼンは必須でっせ!

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鎖場を登り・・・

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トレイル脇には立派な霜柱。
踏むと気持ちいいけど、踏むともったいない。

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沢を渉ってからはひたすら標高稼ぎ。じわりじわりと進んで、8時28分、展望台に到着。
そんなに急いでるわけではないのだけど、CTをだいぶ巻いて来れたかな。

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この展望台、本当なら畦ヶ丸と富士山の見晴しが良いらしい。
けど、あいにく富士山は厚い雲の向こうに隠れたまま。畦ヶ丸はなんとか見えている。
うーむ、天気、やばいな・・・

と思っていたら
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やっぱり雪が降り出した!
ああ、これはちょっと急がないと。というかあんまり降らないでほしいんだけどねえ。