以前、LEDランタンのリプレイスについてうんたらかんたらと書いたのだが、前回・奥多摩小屋で朝撤収する際、YUさんのヘッドランプを見て思った。
俺のコズモ、暗い!
DSC_1939
DSC_1836
↑この前の奥多摩ソロハイク 早朝出発の際に撮った写真。うーむ・・・。

まあ今まで使っていて暗いと思ったことも無いことも無いのだが、まあこんなモンだろうとタカをくくっていたのだ。
と言うのも、俺の周辺でも使ってるヘッドランプと言えば隊員T夫妻もコズモ、俺の嫁さんもコズモとまさにコズモ教の如く同じタイプばかり。
要するに、今まで回りに同じような明るさのヘッドランプを使っている人間しかいなかったのだけど、YUさんのPetzl(たぶんティカXP2)の明るさを目の当たりにして、ようやく自分のの暗さを実感したというのがホンネ。まさに井の中の蛙なんとやら。
いや、なんともお恥ずかしい。
実際問題、こないだの奥多摩小屋の時のように早朝5時半とかの出発になると、この時期本当に真っ暗。そしてその真っ暗なトレイルを少なくとも30分〜1時間程度は歩かなければならないという事実。
幸い奥多摩小屋から七ツ石のような広い尾根道であればよほどの事が無い限り足を踏み外して滑落、なんて事は無いだろうけど、例えば七ツ石から鷹ノ巣の間の石尾根ともなると、場所によってはトレイルが痩せていたり、片側が崖、なんてところもある。暗闇の中で唯一頼りになるのは己のヘッドランプの灯りのみ。そう考えるとしっかりとトレイルの状況を確認できるくらいの明るさは最低限必要な要素だ。
これはLEDランタンを〜!なんてのたまっている場合ではないのだ。の灯りのみ。そう考えるとしっかりとトレイルの状況を確認できるくらいの明るさは最低限必要な要素だ。これはLEDランタンを〜!なんてのたまっている場合ではないのだ。

それによくよく思い返してみれば今年に入ってのテン泊は早朝暗いうちからの行動が多い。
富士山、八ヶ岳、燕岳〜常念縦走、こないだの七ツ石〜鷹ノ巣や奥多摩も、いずれも暗いうちからの行動だ。
そう考えるとますますヘッドランプのリプレイスを考えたくなる・・・。

という事で、いくつか気になるヘッドランプを早速物色。
と言っても実際には選べるほど種類は無いというのが実情だったりする。

■Petzl TikkaXP2
E99P-1
80 ルーメン (最大レベル)
最長照射距離: 68 m (最大レベル)
最長照射時間: 190 時間 (エコノミーレベル)
重量:88g

さすがはヘッドランプの老舗メーカー、40年の歴史はダテじゃない!
カタログ見てるだけで非常に勉強になります、ハイ。
だけではなくてプロダクトの造りも実にマジメ。機能面では最長照射距離が68mとあるけど、これは充電フルのバッテリーで使い始めた時の最大値で、使用後30分程度で約半分の38mほどに落ち込むとの事。さあ、これをどう見るか。38mもあれば通常のハイクであればまず問題の無い距離だ。そして暗闇の中を歩くとしたら最長でも2時間程度だろう。それだけバッテリーとある程度の明るさが確保出来れば良いし、それ以上歩くなら予備のバッテリーを持ち歩くべきだし。
そう考えれば実用面では多分まったく問題ないはず。ネックとなるのはそのややお高めな値段設定か。
ネットでも6,000円前後が相場。この値段ならBDなら1ランク上のモデルが買えてしまうというジレンマ。


■BlackDiamond STORM
BD81084L1
誤点灯を防ぐロックアウト機能/3段階のバッテリー残量メーター/IPX7(1mの水に30分没しても影響を受けない)

全光束    
トリプルパワーLED×1=100ルーメン/シングルパワーLED×2=25ルーメン

最大照射距離    
トリプルパワーLED=70m/シングルパワーLED=7m

最大電池寿命    
トリプルパワーLED=125時間(低照度)/シングルパワーLED=200時間(低照度)

重量:110g

今回自分がヘッドランプに求める性能を高いレベルで実現しているのがこのStorm。トリプルパワーLEDの放つ100lmの光は今持っている2010コズモの2倍以上の出力!そこまで必要か??と思うほどのハイスペックっぷりに萌え心が止まりません!アハン!そして地味に魅力的なのが、このStorm、低温時のバッテリー性能低下を防止(というか緩和?)するヒートシンクが内蔵されている点。LEDから発生する熱をバッテリーに伝導させることで性能低下を防ぐと言う優れもの。どこまで機能するのか分からないけど気になるなあ。
何よりIPX7相当の防水性能は、ここのところ雨に祟られることの多い俺にとっても心強い。
ネックはその重量。今使っている2010コズモが約80gなのに対して30g増の110g。この30gは数値以上に持ってみるとズシリと来る。あとはそのハイスペックさ=オーバースペックになる気がするのも一つ・・。


■BlackDiamond SPOT
BD81051L1
全光束    
トリプルパワーLED×1=90ルーメン/シングルパワーLED×2=16ルーメン

最大照射距離    
トリプルパワーLED×1=70m/シングルパワーLED×2=15m

最大電池寿命    
トリプルパワーLED=200時間(低照度)/シングルパワーLED=250時間(低照度)

重量:90g

前述のStormとほぼ同じスペックを持ちながらややリーズナブルになったモデル。というとただの廉価版に聞こえるが、必要充分にして2010コズモを大きく上回る性能をもつ。
Stormに比べてヒートシンクやIPX7相当の防水機能などが省かれているものの、機能・価格と比べると最も理想的なモデル。IPX4相当の防水性能(ちなみにティカXP2もIPX4)。コズモからのステップアップにはもってこいのモデル。


うーむ。
こう並べてみるとなかなかに甲乙つけがたい。
個人的にはBDのStormが気になるところだが、あの重さ、頭につけると慣れるまでは結構違和感ありそう。まあなれちゃえば良いんだろうケドね。それに防水もIPX7まで必要だろうか?
例えば土砂降りの状態だったとしたら、IPX7くらいのものが必要かもしれない。でもそもそもそんな状態では歩かないし、歩くべきじゃないと思う。
それからヒートシンクも、例えば積極的に雪山に行くのなら欲しい機能ではあるものの、おそらく使用限界はせいぜい2,000m前後の雪山くらいか。そのくらいなら確かに欲しい機能ではあるが、今後厳冬期の雪山に行く事を想定すると雪山用にはまたセパレートモデルが必要になるだろうな。
そう考えるとヒートシンクも必須の機能ではないかもしれない。

あとはレビューで気になったのは、SPOTを購入した人が「エネループが使えない」と書いているものがあった。
が、実際調べてみたらSPOT+エネループの組み合わせで使用している人は結構いるし。
個体差?


・・・なんて事を、食あたりで寝込んでいる間悶々と考えておりましたとさ。