テントを張り終えた奥多摩小屋は、こんなシチュエーションでまったり出来たらいいなー、と想像していた通りの快晴!
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これだけの天気、贅沢すぎてこのあとどうするか迷ってしまう。
雲取ピストンでピークハントも気持ち良いだろうし、テント場でまったりするのも最高だろうし。
取りあえず、まずはどちらにしてもやらなきゃならない事、水場へ水汲みに行く事に。

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本格的に冬になる直前のこの時期は雨量が少なく、水場が涸れることもあるのだけど、不思議と奥多摩小屋の水場はやや細いながらも充分な量が流れていた。
冬になって雪が降れば雪を溶かして水を得る事も出来るけど、やはり流れている水があれば良いことには違いない。そういった意味ではここの水場は本当に安心感がある。

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さて・・と。
水もたっぷり汲み終わってテント場に戻るとこの風景。YUさんも初テント、無事に張り終えたみたい。
ちなみに、奥多摩小屋の水場はテント場から谷に5分下りて、登りは7分くらい。
なんとなく足にズンと疲労がたまっている感じ・・。
YUさんに聞いてみたら、今日はテント場でまったりするそうで。

うーん。
よし、俺もまったりしよう!
雲取はもう何度も行ったしね・・・と、こうやってなかなか山頂を踏めないんだよね(^^;
ま、いいのだ。こんな天気だもん、ピークハンターになる必要はないんだ。
そうと決めたらまずはビールでしょ!
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YUさんの初テント泊と、再会を祝してカンパイ!
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そして山おでん!
時折冷たい風が吹くので、暖かいおでんはタマリマセン。お昼ごはんもまともに食べてなかったので一層美味しく感じたかな。そう言えばカラシを出すのを忘れていた・・・。

その後は奥多摩の空を眺めながら、YUさんと山談義。
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会うのは2回目だけど、まともに会話するのはこれが初めて。
それでもすぐにすんなりと話が出来るのは、やっぱりお互い山が好きだからだろうか。
何よりYUさんも気さくでとても話し易い、爽やか山青年って感じです。

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本来ならまったりにせよ、雲取山へピストンにせよ一人で過ごすはずだった山だけど、図らずも連れが出来たことに感謝!お陰で会話も弾むし、そしてビールの消費も良いペース!

と、ここでまたサプライズが2つ。
一つ目はこの日、山blogのEASY HIKINGのosonさんが来ていたこと!
ちょうどテントを張り終えて、YUさんはまだテント設営中だったみたいだけど、自分らの目の前を3人組みで雲取方面へと歩いていたのだ。その装備がいかにもUL慣れしている雰囲気だったのでよく覚えていたのだけど、あとから「今日はEASY HIKINGのosonさんも来てるみたいですよ」と教えられて、初めてさっきの3人組だ!と気づいたのだった・・・。
そのあと奥多摩小屋の前で3人がどこに幕を張るか話し合っているところにも遭遇したのだけど、なぜ気づかなかった俺・・・orz。

さらにもう一つ。これはもうホントびっくりしたんだけど、先日仙丈ケ岳に登ったとき、仙丈小屋から北沢峠に下りる際にほぼ同じペースで歩いていた中年夫婦のハイカーがいたのだ。
その旦那さんは自分の父親と同じくらいの年齢だったと思うけど、装備が若々しいので良く覚えていた。
(グラナイトギアのニンバストレースに森山伸也さんばりのサンバイザースタイル)
その全く同じ人が、ちょうどYUさんとビールを飲みながら話している目の前を下山していったのだ。
思わず追いかけて声をかけようかと思ったけど・・・あちらとは仙丈ケ岳でも大した会話もしてないし、わざわざ追いかけて「仙丈ケ岳にいましたよね!」なんて言ったらストーカーみたいなんで、止めておきました(^^;
それにしてもこの日はなんだか不思議な日でした。
YUさんにも会って、有名ブロガーさんにも会って(というか目撃)、仙丈ケ岳のハイカー夫妻、そしてこの日はペロさんも近くの川苔山に来ているし。
山のもたらす縁を感じずにはいられませんでした。


気がつけばすっかり太陽も西に傾き、夕焼けが期待出来そうな空模様。
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YUさんと二人で奥多摩小屋まで行ってみると、しだいに山肌がオレンジ色に染まっていく。
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奥多摩小屋のぬこも!
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真っ赤、ではないものの、爽やかな秋晴れの終わりにふさわしい夕焼け。
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こんな夕焼けが見たかったんだ〜!(YUさんに撮っていただきましたw)
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あっという間に西の雲の向こうへと沈んで行ってしまった・・・。

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太陽も沈んで徐々に暗くなっていく夕暮れのテント場。
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気温も低くなってきて、時間は17時23分。
一旦お互いのテントに戻ってそれぞれ晩御飯を食べることに。

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この日は完全に手抜きw
本当はフリーズドライの釜飯を食べようかと思っていたのだけど、結構寒くて暖かい汁物が欲しかったのと、スライス餅を消費したかったので正麺ミソ味に餅投入、+セブンイレブンのごぼうサラダ。
セブンイレブンのこのサラダシリーズは本当に秀逸。一人用としても充分な量があるし、一泊の山行にはベストだ。パッケージも缶などではないので食べ終わればスペースはほぼゼロ。開発者は山登りやる人としか思えないですな。

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その後しばらくこちらのテントで、お互い残ったお酒を消費すべくプチ宴会。
山好きは2人集まると話も止まりません。
そして翌日の下山について相談をしていたのだけど、
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自分は日曜午後から用事があったので、前回同様早めに下山することを考えていた。天気もおそらくお昼過ぎくらいまでが限界だろうと思っていた。ただ、前回と同じ浅間尾根ではつまらないので、どうせなら降りたことのない水根ルート(トオノクボ側)で水根に下山しようかと思ってることをYUさんに伝えると、以前このルートは下山で使ったことがあるらしく、相当急な道がかなり長く続くとのこと・・・。そうか、やっぱり奥多摩でも屈指の急登だからやはり下山もキツイか。。。
それなら、今年5月に登った稲村岩尾根を下るのはどうだろう。
こちらは確かに急なんだけど、スイッチバックが多いのでさほど苦にはならないはず。
それを話すと、YUさんも同行したいとの事。
初のテント泊だし、本当はゆっくりしたかったんじゃないかなーと思ったのだけど、気を使ってくれたのかな。
それならばと、せっかくなのでこちらこそよろしくです、と下山もご一緒させていただくことに。
東日原発のバスは10時10分。CTで約4時間ほどなので、余裕を見て明日は5時30分の出発に決め、それぞれのテントへと戻る。


テントの外に出ると空には雲ひとつなく、満天の星空。
そう言えば昼間会ったハイカーさんによると、すでにおうし座流星群は始まっているとの事。
歯を磨きながら空を見ていると、北の方角に1つ流れ星を見ることが出来た。
今日一日が良い山だった、と言うシメのご褒美かな。
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ちなみにこの日の夜は結構寒かった。
念の為、ベースレイヤーにはアウトラストのロングスリーブ、上にpatagoniaのcapilene4、ダウンベストにダウンジャケットを重ね着して、下半身はタイツ+ダウンパンツ(ちなみに途中で寒くて目が覚めて、フリースを一枚シュラフの中に敷いたらなんとか寝る事が出来た)。
シュラフは夏用のナンガ250DXだったけど、そろそろ限界かな。


それにしてもこの日は色々なことがあったな。
本当に充実した一日だった。
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外は風もなく穏やかなようだ。
明日も良い山行であることを祈りつつ、21時24分に就寝。
少し冷えるシュラフの中で丸くなり、いつの間にか眠りについていた。