高丸山からの急な下りを降りてくると、続いて日陰名栗山への取り付きに出る。
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かなり角度のある下りを降りてきて、しかも昼飯ヌキ状態。かなりグタグタになっていたので迷わず巻き道へと進む。
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陽の当たる場所は紅葉が進み、日陰になるところはまだ緑が残っている。
霧の立ち込めるなか、鷹ノ巣避難小屋へと道を急ぐ。

※ちなみに10月22日に、この巻き道(おそらく高丸山方面の巻き道)付近で熊が目撃されたそうです。
自分が歩いている時は幸い気配はありませんでしたが、ハイカーも少ないので注意は必要そう。

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苔ももう色が変わってきていて、冬が近いことを感じる。
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時折谷側の視界が開けて、色づく森が目に飛び込んでくる。
山の秋の深さを感じるようだ。

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高丸山を降りてから約25分、13時53分にようやく鷹ノ巣避難小屋に到着!
霧の向こうに小屋のシルエットが見えたときは本当にホッとしたな・・。
3名ほどのハイカーさんがベンチで休憩をしている他は、小屋の中も無人だった。

さて、今後のプランだが選択肢が幾つかあって、
1:昼飯を食べたあと浅間尾根経由で下山
2:もったいないので避難小屋に泊まって明日下山
3:さらに勿体ないのでテントを張って明日下山

取りあえず、とにかく空腹とウェアが汗で濡れてしまっているので、乾かしながら昼飯を食べてから考える事にする。
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小屋の温度計を見ると外気温は約4度。
なるほど、肌寒いわけだ。
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昼飯はコーンスープパスタ。オクラと魚肉ソーセージを具として投入。
これ、夏ごろのワンダーフォーゲルに載っていたのを見て美味しそうだったのでいつかやろうと思っていたんだよね。ちょっと水の量が多かったけど、体も暖まるし何よりパスタのゆで汁を捨てなくて良いし、クッカー1つで出来るので汚れ物も最小限で済む。さすがって感じです。
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紅葉見ながら遅めのランチ。

昼飯も食べ終えて、さてどうしようか。
周りを見ると、雨もすっかり止んで霧も晴れてきている。テントを張ろうと思っている場所も幸いあまり濡れていない。これならテント張っちゃっても良さそう。もしこれから雨が降ったとしても、避難小屋の屋根下に荷物を退避してテントの撤収も可能だし。

そうと決まったら早速バックパックからテントを取り出し、早速設営しよう・・・と幕営ポイントに来たときだった。

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!なんと!!
鷹ノ巣山方面に青空が!
えええ?ついさっきまであんなにガスガスだったのに。
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振り返ると木々の間から太陽の光が差し込んできている。
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それまでガスで見えなかった森に一気に生命が吹き込まれていくように、色鮮やかに姿を変えていく。
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なんてことだ、まさか晴れ間が出るとは全く予想していなかった。
こうなったらプラン微修正、急いでテントを張って、予定していなかったけど鷹ノ巣山山頂に行ってみようか・・。

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慌ててテントを設営し終えるころにはすっかり辺りは明るくなり、雨なんて降っていなかったかのような天気に!
いや・・山の天気は変わりやすいというのを、こんなに分かり易く実感したのは初めてかもしれない。
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なんて気持ちの良い青空!
そして鷹ノ巣テント場、独占状態!サイッコー!

早速荷物はテントにデポ、サコッシュに必要なものだけ入れて急いで出発。またいつ天気が変わるとも分からないし。
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影もこんなに濃く出るほど太陽が出てきた。
背中に当たる光が暖かい。
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この日初めての青空+紅葉。
太陽の位置も絶妙で、ばっちり順光で撮れる!
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太陽の光で急激に水分が蒸発して靄が発生してる。そんな尾根を一人山頂へと歩く。
荷物もないからかもしれないけど、やっぱり天気が良いと足取りも軽くなるね。
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途中、尾根の紅葉を太陽が鮮やかに照らし出していた。
ああ、こうゆうの見たかったんだよ!
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落ち葉の尾根道。
ちょうど歩いている上の辺りは晴れて青空が出ているのだけど、前方がどうも白くガスっているように見える。
もしかしたら山頂はガスかも・・。

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予感は的中、山頂手前辺りからガスに飲まれてしまい、鷹ノ巣山はホワイトアウト状態。
ここはこんな感じのときが多いな〜。
山頂には誰もいない。もう時間は15時過ぎだもんな、そりゃそうか。
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でも、一時でも晴れ間が出たから「やったぜ!」

展望の無かった鷹ノ巣山を後にしてテン場へと戻る。
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やっぱり降りてくるとガスが晴れてくるね。
ちょうど鷹ノ巣山が壁になってくれてるような感じだ。

テント場に戻ってくると、先ほど山頂へ向かう時にすれ違ったハイカー夫妻がテントを設営していた。
軽く挨拶をして、晴れてよかったですね〜、こちらは鴨沢からずっと雨に降られてましたよ、と話してみると、ハイカー夫妻は稲村岩側から上がってきたらしく、なんと東日原からの稲村岩尾根側は雨は降らなかったらしい。
時間帯もあるのかもしれないけど、どうやら雨にやられていたのは西側の方だけだったようだ。という事は、あのあと奥多摩小屋に行ってても天気はあまり良くなかったかも知れないな・・・。

その後はテントに戻り、水を汲んできてからやっとの思いでビールでカンパイ!
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時折ガスがふわっと降りてくるけど、すぐに抜けてしまう。かといって風が強いわけでもナシ。
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少し寒くなってきたので、テントのなかに入り一人宴会は続く。
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テント内の気温は、16時21分の時点で温度計では約9度。でもこれ多分正確ではない気がする。
外は5度前後。テント内もダウンベストと、足はシュラフをかけていてちょうど良いくらいだったのでおそらく6度とか7度くらいだったんじゃないだろうか。

その後はしばしテント内でワイン飲みながら今日の写真を見返したり、地図を見たりしながらまったり。
仲間や嫁さんとの山も良いけど、こういったソロでのテントはなんか良いね〜。