地元の駅を朝5時10分に出発。
途中、電車の窓から見える空はどんよりとはしているものの、まだ雨は降っていない。
これなら大丈夫か・・・と安心していたのだが、奥多摩駅についてびっくり。
フツーに雨が降ってる・・・。

到着してすぐのバスに乗らなければ、あと1時間近く待たなければならない。
取りあえず雨による中止か強行かの判断は鴨沢のバス停についてから考える事にして、小菅行きのバスに飛び乗る。
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7時58分、深山橋でバスを下車。
以前雨は降り続いている。取りあえずこの場所では思案しようにも荷物も下ろせない。
バックパックのストラップを閉めて、ここから約20分の歩き、しかも雨の中か・・・と息をついた時、1台の車が道路わきに停まった。
すると車に乗っていた運転手さんが
「どこまで行くの?」
と声をかけてきた。

まさ「鴨沢までですー」
運転手さん「良かったら、乗せてあげるよ。」
まさ「!マジっすか!!」

雨の中20分近く歩かなければならないと思っていた矢先、これはとてもありがたかった。
正直、ここで20分雨の中を歩いていたら、登る気も失せて昨日のうちに撤退していたかもしれない。

心優しい運転手さんにお礼を言って後部座席に乗せてもらう。
運転手さん一人かと思っていたら助手席にもう1名いて、どうやら見た感じ親子?のようだ。
話を聞くと、日原方面から二軒小屋尾根を上がって、芋ノ木ドッケに上がる予定だったらしい。が、どうやらこの天気で諦めて帰る途中だったらしい。
本当に感謝!

このハイカー親子さんのお陰もあって雨に濡れることも無く8時5分、鴨沢バス停に到着。
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お礼を言ってハイカー親子を見送った。

さて、ここからが問題だ。
雨はまだ降っているが、空を見ると雲が薄く先ほどよりも明るくなっている。
そして心なしか雨も弱くなってきているような。
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自宅から持ってきたお湯でコーヒーを入れて、飲みながら待機。
ちなみに撤退するなら奥多摩行きのバスは9時32分。あと1時間ちょいある。それまでに雨がこれよりも酷くなるようなら撤退だな。。。
粘ること30分、雨は徐々に小降りになり、ほとんど小雨の状態にまで回復した。
取り合えず歩ける状態にはなった。ここまで来たら登らないわけには行かない。
もしどうしてもダメなら途中で撤退もありだ。なんて言っても今日はソロ。進むも戻るも、決めるのは自分ひとり。

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そうと決まれば急いで準備。緩めていた靴紐をしめて、バックパックにはレンカバー。
レインウェアは上だけヘリウム2を着込み、8時43分、アプローチ開始。
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雨の中歩いているハイカーは自分だけ。
途中下山してくるハイカーと何人かすれ違ったが、どのハイカーもレインウェアを上下とも着込んでいた。
上の天候はまだ回復していないのだろうか。

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9時3分、小袖乗越に到着。
この天気にも関わらず駐車場には結構車が停まってる。

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9時8分、雲取山方面への登山口に到着。
さて、ここからいよいよ山道。まあ、もし雨が酷くなったら引き返せば良い。取りあえずは七ツ石小屋を目標にスタート。
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ここの辺りは標高600〜700m。
紅葉ままだまだ降りてきていない。青々といた木々が雨で暗く感じるトレイルを多少明るくしてくれている。

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9時22分、いつもの廃屋を通過。意外にも頑丈なんだろうか、この建物。

一人で山に来るのは実はまだ2回目。
でも普段一緒に良く山に行く隊員Tは俺よりペースも早いから、歩く時も多少離れていることが多い。
嫁さんと来る時はその反対。俺が先行して、嫁さんを待つスタイル。
必然的に普段から山を歩く時は周りの景色をキョロキョロと眺めながら歩くのがクセになった。
自分の歩くスピードで移り変わっていく景色を見ながら山を登るのは、なんだか山と対話しながら歩いている気分になって飽きない。
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そうこうしてるうちにいつもの休憩ポイント、標高1,150m地点に到着。
ここまで約55分。まあまあ良いペース。
バックパックは下ろさず、一息入れてすぐに歩き出す。
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さらに15分、10時17分に堂所通過。

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堂所の先に赤いもみじが散らばるトレイルが。
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上を見ると見事な紅葉!
もちろん青空が良かったけど、これはこれで雰囲気があって良い!

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ここまで歩いてきて、雨は弱くなったり多少強くなったりの繰り返し。
しかし、基本的にほぼ樹林帯なので、直接雨の強さをあまり感じることなく歩けている。現にレインウェアはこれ以上雨が強まるなら下も履こうかと思っていたけど、ソコまででもない。

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登山口からほぼ2時間、11時5分に七ツ石小屋に到着。
雨と汗の影響で少し体が冷えてしまったので、小屋でしばし休憩させてもらう。

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小屋番の人に休憩料300円を払ってお茶を頂く。
冷えた体に暖かい飲み物はありがたい。

生憎の天気ですね〜と話をしていると、やはりこの天気のせいもあっていつもの週末よりもハイカーは少ないらしい。上がってきてもここで引き返すグループ、カップルなども既に数名いたようだ。
自分もここで少し長めに休んで、この先どうするかを考えようかと思ってます、と話すと、明日の方が天気は確実に崩れるからねぇ・・・とため息。
そうなんだよな、どうしようか。

少し考えていると2人組みの若いハイカーも休憩に入ってきた。
どうやら奥多摩小屋にテント泊で来たらしく、一人は初めての登山だそうだ。もう一人のハイカーさんと、これで登れれば他の山は大抵良い思い出になるよ、と話す。

そうだよな、これで降りたらそれまでだけど、もうちょっとだけ登ってみようかな。
奥多摩小屋に本当はテントを張りたかったけどこの天気じゃ展望も期待出来ないし。
他にテント張れるところとしてはここ七ツ石か鷹ノ巣か・・・。
でも明日は朝9時くらいからどうやら雨が降り出すようだ。そうするとそれまでには下山したい。でもテン泊もしたいとなると、鷹ノ巣避難小屋にテントを張って、翌朝浅間尾根経由で峰谷に降りれば良いかもしれない。

そうと決めたら、取りあえず七ツ石山まで行って、折り返し石尾根経由で鷹ノ巣を目指すことに決めた。
雲取&奥多摩小屋は、今シーズンまた来るだろうし。

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幸い雨も小降りになってきたようだ。
という事で、七ツ石小屋をあとにして七ツ石山を目指して出発!