前日ほとんど寝てないのと、良い感じの酔い加減で眠りについてから4時間ほど経った23時半ごろ。
フライシートを叩く音で眼が覚めた。

なんと・・・!
またしても雨が・・・!

連休前までは雨の予報は無かったのに。
どうして今年はこうまでも雨に祟られるのか・・。
いや、まだ日付もまたいでない時間だ。きっとこのあと雨は止んで、明日起きる頃にはすっかり快晴の夜空が広がっているはずだ。

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雨が降る事をまったく予想していなかったので全室においていたバックパックが少し濡れてしまった。
とりあえずレインカバーをつけておく。

雨はこの前の涸沢よりも強く降っているようだ。
それでも天気は回復すると信じて、再びシュラフにもぐりこむ。
そして明けて午前3時半。

雨は止まなかった。
今日の行程を考えると、4時半には出発して13時には戻って来なければならない。
加えて甲斐駒の上部では岩場もあり、巻き道も砂礫状の花崗岩でスリッピーだ。雨のコンディションでは自分一人ならまだしも嫁さんは連れて行くには不安が大きすぎる。
つまり、この時点で雨が止んでいないという事は、完全にアウト。

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外に出るとポツポツとテントに明かりが灯り、ある人は出発の準備に、ある人はどうするか迷っているのだろう。

なんとなくやるせない気分になり、お湯を沸かしてコーヒーを一杯飲む。
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雨の山にもだいぶ慣れてきたが、それでもやっぱりちょっと残念だ。
しかし、こうなったらもう割り切って今日はゆっくりして帰ろう。

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コーヒーを飲み終えて、余ったお湯を水筒に流し込んだあと、三度シュラフにくるまる。
徐々に明るくなっていくテント内の天井を相変わらず振り続ける雨音を聞きながらぼんやりと眺めているうちに、いつの間にかまた眠りに落ちていた。

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朝9時過ぎ。
朝食も軽く済ませて、雨ですっかり濡れてしまったテントの撤収に取り掛かる。
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まだテントは結構残っていたけど、それでもところどころ空きが出来ていた。
この時点では雨はほとんど上がっていたけど、相変わらず甲斐駒方面は雲の中。そして時折霧雨のような雨が降ったり止んだり。
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1晩お世話になったテントをしまい込んで、撤収完了。
フラットで寝心地の良いテント場だった。今度は晴れている時に来てみたい。。。

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北沢駒仙小屋をあとにして、北沢峠のバス停に来ると、10時のバスが行ったばかり。
次のバスは・・・なんと13時!
3時間も待たなければならないとは・・・。
ゆっくりしようと決めたとは言え、バスの時間くらい確認しておけばよかった。反省。

取りあえずバス停に荷物を置いて長衛荘でお茶でもすることに。
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あんクロワッサン、おいしかった!

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幸い、バスに乗るハイカーが20人以上集まったので、臨時のバスが11時半ごろに出てくれた。
満員のハイカーを乗せて、バスは北沢峠をあとにする。

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12時13分、仙流荘前のバス停に到着。
さすがに一気に標高が1,000m近く低くなったのでやや気温も高い。
バスから降りたハイカーのほとんどは駐車場に向かい、そのまま帰路に着いたようだった。
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仙流荘前の第2駐車場もほぼ満車。

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こちらはその仙流荘で立ち寄り湯に。
ここのお風呂はなかなか綺麗で良かった。
この時間に降りてくるハイカーも少ないようで、入浴客も少なかった。

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温泉でさっぱりしたあと、駐車場脇にある大量の案山子を見に行こうとしたら・・・なにやら「ナニコレ珍百景」で紹介されたセクシーな木があるらしい。

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こ・・これかwww
案山子も覗いてるしww

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そして大量の案山子に隠れて
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ちょっと遊んでみたり。


なんだか最後は全然登山っぽくなくなってしまったけど、こうして久々の南ア登山は幕を閉じた。
それにしても奥穂と言い甲斐駒と言い、来年への宿題が早くも2つ出来てしまったな・・・。
まあ、それはそれで良いか。

南ア登山 仙丈ケ岳 終わり。