9月24日 月曜 3日目。
泣いても笑っても今日が最終日。最後くらいは晴れの涸沢を見たい・・と思っていたけど、朝5時30に起きて最初に聞いた音はまたも雨音だった。
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今日は雨だろうが晴れだろうがとにかく下山日。
とりあえず身支度を済ませ、テント以外のものを一旦パッキングして小屋まで移動し、朝食を採る。
その後、テントの撤収。

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二日連続で雨に打たれたHUBBA HUBBA HP。雨漏りする事は無かったが、さすがにフライも水を含んでしっとりとしてしまっている。ただ、初日にサイドのガイラインを追加して、小まめにテンションをかけ直していたのが功を奏したのかインナーまで濡れてしまうことは無かった。
ともあれ、雨を簡単にはたいて手早く撤収。

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テントを片付けた後にはHUBBA HUBBAのカタチに乾いた地面が残っていた。

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それにしても今回このコンパネを借りておいて本当に良かった。
2日で1,000円を高いと見るか安いと見るかは個人によるだろうけど、幕営する場所によっては絶対借りた方が良い(数に限りはあるけど)。これによってインナーのボトムの岩場からの保護、雨による濡れの軽減、そして何よりフラットな寝心地を得る事が出来る。
ちなみにサイズはおそらく2m×1mくらいか。HUBBA HUBBAと比べるとやや小さいのだが、全然問題は無かった。
テントの撤収を済ませてしまえば、もうここに戻ってくる事はない。
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穂高が見えなかったのは残念だが・・・。また必ず登りにくる、と思いテント場を離れる。

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東からは雲の隙間から太陽の光が差し込み、
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涸沢小屋とテント場を照らしてた。雲の影とのコントラストが美しい。

ヒュッテ前に置いていたバックパックにテントを詰め込み、歯磨きをする。
もう時間は8時前。ほとんどのハイカーは小屋を離れて下山、あるいは穂高方面へと進んでいた。
そんな時だった。

「虹が出てる!」

思わず叫んだ。

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雲の切れ間から差し込んだ光が、朝まで降っていた雨のお陰で水分をたっぷりと含んだ涸沢の空気に反射して、向かいの涸沢小屋を覆うように見事な七色のアーチを描いていた。

ヒュッテ前にいた人たちもみんなで一斉に写真を撮り始める。
2日間雨に祟られた涸沢だったけど、最後の最後にこんなプレゼントをくれるなんて。
随分と長いことかかっていた虹は、まるで「また、おいで」と言っている様だった。

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こうして最後にすばらしいプレゼントを貰い2泊の涸沢ライフは終わり。
天気は最後までスッキリしなかったけど、またここに来よう。来年にでも。そして今度こそは奥穂リベンジ!
そう堅く胸に誓い、8時25分、下山開始。
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この日はパノラマコースは天候不良のため閉鎖されていた。
ので、もちろん来たコースを戻る。
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朝陽に光る緑。
天候はどうやら回復傾向のようだ。
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朝方までの雨をたっぷり吸い込んで瑞々しい苔。

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荷物も多少軽くなり、しかも2日間たっぷり体力を温存していたせいもあって1時間ほどで本谷橋に到着。
今日は休憩しているハイカーもほとんどいない。
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実はこの辺りから急にお腹が痛くなり、超ハイペースで進む。
限界突破ギリギリ、約40分で横尾到着。危なかった・・・!
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スッキリしたら太陽も出てきた。足取りも軽く横尾を出発。
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横尾からちょっと登山道をそれて梓川沿いの道を歩いてみた。
こっちは広々としていて実にキモチいい!
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屏風岩にもサヨナラ!
※ちなみにこの川沿いの道は資源運搬用。ルートも徐々に本来のルートからは離れていってしまうので、横尾からすぐのところか入ったら、次の出口で登山道に戻った方が良い。

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天気も良くなってきて、初日のような木漏れ日トレイル。
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11時16分、徳澤園通過。横尾から大体45分。だいぶ早いペースだ。
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大きく右に回りこんだトレイルから、大天井岳方面が見えてる。
こんな天気の時、また歩いてみたいなあ、あそこは。

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天気の崩れはもうなさそう。
あーあ、ホント1日でもずれてくれればね・・・。まあここまで来て言っても仕方ないんだけどさ。

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12時01分、明神館到着。
徳澤園からはなんと約30分ほどで到着。嫁さんペース早すぎw

明神館でちょうどお昼だったので、軽く食事を取ることに。
そして、そう言えば行きに会えなかったインスタのフォロワーさんにもご挨拶。お昼時の忙しい時間にも関わらず快く応対してくれた。
今年はついこの前まで双六小屋で働いていて、そのあと明神館。あと1月くらいここで働いて、また来年には双六小屋で働くらしい。
良いなあ・・山小屋勤務。想像する以上に大変なこともあるだろうけど、それ以上に山が近いもんなー。
ましてや上高地!ここからなら奥穂日帰りも出来るらしい(この翌日24日にフォロワーさんがやってた!すご・・・!)
またどこかの山で会えると良いね。
てか来年双六行ってみようかな・・・鷲羽岳登りたいし良いかも。
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そんなこんなで12時33分、明神館を出発。
ゴールの上高地へ。
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明神岳は今日は山頂は雲の中。

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小梨平を抜けて・・・
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河童橋から穂高!
涸沢を8時26分にスタートして約4時間半、上高地に到着!
帰りは早かった!
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バスターミナルでバス待ち中に、涸沢から運んできた水でシメのコーヒーを頂く。
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もちろん上高地ソフトクリームも!
ヨーグルトとのミックスおすすめ!

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上高地から沢渡の駐車場に戻り、その後は梓湖畔の湯で2日ぶりのお風呂!
さすがに常念の時ほどじゃないけど、やっぱり山のあとのお風呂は気持ち良い〜。

こうして3日間の涸沢DAYSは終了。
今回のブログタイトルは、実は中々決まらなかった。と言うのも天候により奥穂が登れない可能性も考えていて、そうすると奥穂を入れるとちょっと話が合わなくなるなあーと思っていた。
結果として涸沢で過ごすまったり山生活、って感じだったけど、これはこれでありだったなー。
まあ、ホンネを言えば奥穂・涸沢岳は登りたかったけど・・・。初日に岳沢から上がればよかったかなー。
でも、また来年、今度はもう少し早い時期に行ってみようかな。

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帰宅の途中、諏訪湖SAより。
今年はあと1回、北アに行きたいと思いつつ・・・。
涸沢DAYS 終わり。