山の団十郎、南アルプスの名峰・甲斐駒ケ岳。
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その姿は、中央道からみてもすぐにそれと分かる、極めて個性的で、圧倒的な存在感を放つ。
駒ケ岳の名のつく山は日本全国に多くあるけど、その中の最高峰がこの甲斐駒。
そんな甲斐駒ケ岳に初めてトライしたのは、2008年8月2日、夏も真っ盛りのころだった。



例のごとく深夜から高速を飛ばして、芦安の駐車場に車を駐車、登山口である北沢峠行きのバスに乗り込んだのは朝5時4分。
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既に多くのハイカーがバス待ちをしていた。中には駐車場にテントを張っている猛者も。

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ほぼ満員だったバスに乗ること約1時間ちょっと。6時24分に北沢峠に到着。
何台ものバスが止まり、ここにも多くのハイカーが登山準備中。ここは南アルプスの登山ルートの起点となるポイント。仙丈ケ岳や北岳などもここを基点とするのだ。

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そんなハイカーに遅れを取るまいとこちらも準備運動。

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7時21分、甲斐駒ケ岳に向けていざ出発!
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歩き始めるとしばらくは緩やかな林道。
道路脇には朝陽に苔が照らされている。

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歩き始めて10分ほどで北沢駒仙小屋に到着。
ここがこの周辺の登山の言わばベースキャンプ的な場所。
ここにテントを張って、仙丈ケ岳&甲斐駒をピストンするのは定番中の定番。といいつつまだやった事無いんだけどね。

北沢駒仙小屋を後にしてしばらくは沢沿いのトレイルを進む。
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北沢駒仙小屋から20分ほどのところにある仙水小屋でウェア調整。

仙水小屋から樹林帯を抜けると、岩稜帯に入る。
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その前方には、摩利支天の先端が見えている。

そして、仙水峠までくると
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まさに摩利支天の真下!その大きさと迫力に圧倒される。ここはすごいです。

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振り返ると、南アルプスの女王・仙丈ケ岳3,033m。
その端正な山容はまさに女王の名にふさわしい美しさ。いずれは山頂を極めたい山だ。

仙水峠まで無事に来ると、ここからが本番。標高2,264mの仙水峠から、2,752mの駒津峰までの標高差約500mを一気に登る。今でも記憶に残る急登だ。雰囲気的には奥多摩・東日原の稲村岩に至るまでのトレイルに似ているだろうか。

ここの登りはホントにきつかったのだけど、一気に標高を稼ぐので今なら気が楽なルートかも。
それより標高を上げるごとに見える景色はとにかくすばらしい。

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南側には鳳凰三山。オベリスクがこんなにもはっきりと見える!

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さらに標高を上げると、鳳凰三山の向こうに富士山が顔を覗かせていた。

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そして西に目を向けると富士山に続く日本第二位の高峰・北岳!
この当時は、北岳ってどの山か分からなかったかも知れないなあ・・・。
でもこのアングルの写真、何枚も撮ってるんだよね。きっと知らないなりにも引き付けられるものがあったのかもしれない。

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途中で小休止。涼しい顔してるけど俺はだいぶグロッキーだったw

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2600mを過ぎてようやく森林限界を抜ける。
南アルプスは北アルプスより緯度が低いので、その分森林限界が高いのだ。
(北アは大体2400m〜2500mくらい)

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9時41分、標高2,752m駒津峰に到着。
甲斐駒山頂もすぐ近く・・に見える。
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甲斐駒バックに。

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駒津峰からの景色もすばらしい!
徐々に雲が湧いてきてしまっているけど、またその雲海がたまらないのだ。

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そしていよいよ甲斐駒山頂へアタック!
しかしここからが大変だった。
岩場のアップダウンの繰り返し。思えばいわゆるアルプス系の岩稜帯を歩いたのはこれが初めてだったかも知れない。

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途中、アホみたいにでっかい六万石を過ぎて

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さらに岩場のアップダウンを繰り返し

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徐々にトレイルが白く、花崗岩に変わってきたら山頂はもうすぐ。↑の前方が摩利支天の頭。
この時は時間の関係で行かなかったけど、今度登ったらぜひとも行ってみたいもんだ。

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11時6分、甲斐駒ケ岳2,967m登頂!
結構、いやかなりキツかった記憶しかないなー。
今登ればもう少し楽に行ける気がする・・・。




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無事に山頂を極めた後は一休みして早々に下山。
下からだいぶ雲が湧いて来ていたので、天候が急変する可能性もあったからね。

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そんな甲斐駒は、仙水峠まで降りてくると、まるで自分達が安全なところまで下山したのを見届けたかのように、雲の中へその姿を消していった。
山頂に行った時は快晴だったし、ホントにこのあとすぐに山頂は見えなくなってしまったんだよね。

その後北沢峠から芦安行きのバスに乗り、甲府市内のクソあっついビジネスホテルで一泊して翌日帰宅。
このときそう言えば隊員KかTが、駒仙小屋にテント張るのもいいねーなんていってたけど、この当時に俺にはテント泊なんてまだまだムリ!とか思ってたんだよね。
それが今じゃテント泊の方がいい!なんていうようになってしまっているのだから、人って変わりますねぇw

甲斐駒は結構キツイ思いをして登った山だったので、今の自分でもう一度チャレンジしてみたい山。
もちろん仙丈ケ岳もセットで行きたいところ。
そして急登で有名な黒戸尾根も、いつかチャレンジしてみたい・・もちろんテント泊で。

※明日の山行がパーになってしまったので、鬱憤晴らしに過去登山アップしてみやした(^^;