胸突き江戸屋を出発して程なくして前方にうっすらと山小屋の影が見えてくる。
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須走口・吉田口の山頂までのルートでは最後となる山小屋、御来光館だ。
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6時52分、標高3,450mの御来光館に到着。
ここもまだ開業していないので、一息ついて先に進む。
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あいにくガスが濃くてトレイル周辺以外の展望は望めない。それでも登山道には殆んどハイカーがいないので快調に標高を稼ぐ。
嫁さんも今日は調子が良いようだ。

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九合目の鳥居。
この鳥居にはよく見ると小銭があちらこちらに刺さっている。
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その昔、江戸時代に富士山に登頂した人は山頂で小銭をばらまいたそうだ(前日にご老人に教わった)。
これはもしかしたらその名残かもしれない。
先人の慣わしに従い、自分も小銭を隙間に差し込んでゆっくりと鳥居をくぐる。
鳥居から一登りすると7時17分、九合目に到着。
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いよいよ山頂まであとわずか。
こうなると自然と歩きも速くなってきてしまうのだが、落ち着いてペースを乱さないように、残り僅かとなった山頂までのトレイルに挑む。
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と、しばらく進むと前方から下山してくるハイカー。どうやらツアーの人達らしい。
ここで初めて富士山でのちょっとした登山渋滞が発生。
とは言え、ピークに比べれば全然大したことない程度。
かえってオーバーペースにならなくて良い、くらいの気持ちでさらに進むと
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トレイル両脇にかなりの残雪が。
この残雪のためにトレイル自体が狭くなり、前方で多少つまってしまっているようだ。

これは参ったな、と上を見上げると、ハイカーの列の先に山頂の鳥居が!
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この折り返しを登れば、いよいよ山頂か!
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もう目の前!
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初めての登頂から9年ぶりに見る鳥居。その姿が霞んで見えるのは濃い霧のせいだけじゃないかもしれない。
気がつけば9年前のあの時と同じように、山頂の鳥居をダッシュで駆け抜けていた。

そして
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7時43分、嫁さんは初めて、俺は二度目の富士山山頂に到着!
嫁さんもいつもよりちょっと重い荷物を背負って、よくぞ標高差1,800m弱を登りきったね。お疲れ様!
見晴館を出発してから2時間ちょっと。当初想定していたCTよりも30分ちかく早く到着。
これも登山道が空いていた事、そして日が昇るのを待ってから登ったことが良かったのかもしれない。

山頂は残念ながら霧が濃くて展望は無いけど、紛れもなくここは富士山山頂。
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山開きの登頂を待っていたハイカーで山頂は混雑。
それでもピーク時に比べればガラガラなんだろう。
9年前はどうだったかな、もう少しハイカーも少なかったかもしれない。
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山頂の山小屋もまだ開業できず。入り口前には雪が残ったままになっていた。
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山頂の気温は約1度。
氷点下までは行かないが、風が多少あるため体感的には結構寒い。

そして今回ご来光と共に目標だったお鉢巡りだが、
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残雪と濃霧のため危険と判断。
今回もまた剣が峰を踏む事は出来なかったが、また次回の目標が出来たという事で良しとしよう。

しばし到着の感動浸りつつ、体も冷えてきてしまうので下山する事に。
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8時3分、下山開始。
富士山山頂よ、まだやり残した事があるからいずれ来るぞ!
それまで噴火するなよ!