明けて7月1日日曜。富士山の山開き当日の朝3時30分に予定通り起床。
前日高山病で頭が割れるように痛み、布団に入ってからもしばらく頭痛と軽い吐き気があったのだが、寝る前に飲んだ酸素タブレットが効いてくれたのかすっかり頭痛も吐き気もなくなっていた。
寝る前に隣にいた男性二人は、夜中1時過ぎに目が覚めたときには既にいなかった。どうやら深夜強行で山頂を目指したらしい。
こちらも眠い目を擦りながら小屋の外に出てみると
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やや雨が降っていたらしく地面は濡れている。
それよりも問題なのが濃い霧。風も強く雲の流れが速い。
小屋の奥にある登山道手前には登山客が濃い霧に足止めを喰らっていた。
話しかけてみると、どうやら見晴館から先に進んでみたものの、ガスが濃すぎて登山道が途中で分からなくなり引き換えしてきたとのこと。
ここで無理をすれば怪我をしたり、最悪遭難という事にもなりかねない。
一旦小屋に戻り、しばらく天候が回復するのを待ってみる。

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ちなみに東の方向。
うっすらと水平線が赤くなっているのが分かるが、果たしてどうなるだろうか。。。
それにしてもガスがすごい。雲もだいぶ低いようだが、山頂からはこれでは何も見えないのではないだろうか。
待つ事30分。
4時過ぎに一旦小屋の外に出てみるとかなり明るくなっていた。
そして東の空に視線を移すと
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これは、もしかすると・・・
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!!
見えるかもしれない!!
慌てて小屋に戻り嫁さんを起こす。
うっすらと箱根の山が雲海に浮かんでいる。

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待つ事20分、ついに
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見えた!
上下を分厚い雲に挟まれながらも、その隙間からグググッ!という感じで力強く太陽がその姿を現す!
なんとも幻想的な光景に息をのむ。
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2012年7月1日、富士山山開きの朝のご来光は、本七合目標高3,200mの見晴館からバッチリ頂きました!
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宇宙イチでかい元気玉も出来た!

昨晩の天気予報を見た限りでは、ご来光は無理だと思っていたのだけど、諦めないでよかった!
俺の高山病もよくなったし、ご来光も見れたし、天候もなんとか大丈夫そう。
という事で、急いで荷物をまとめて出発の準備をすることに。

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朝ごはんはオニギリ。
前日の受付時に、もしかすると既に出発していてどこかで朝ごはんを食べるかも知れないと思い頼んでいたのだが、小屋で頂くことにした。
ちなみにこのときもお味噌汁を頂いた。本来であれば出ないであろう、女将さんには本当に感謝、感謝。

朝ごはんを済ませて、パッキングも完了。出発準備が整ったところで小屋の方に挨拶とお礼をして外にでると
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だいぶ明るい。ガスも薄くなったし、これならヘッドランプなしでも安全に歩けるだろう。
ちなみに、こんな登山プランが組めるのもこの時期だけ。そしてツアーだとこうも柔軟なプランは組めない。
もちろん、判断はすべて自己責任になるので自信が無い人にはツアーがオススメなのは間違いない。
しかし山開き後本格的な富士登山のシーズンともなると、天候が多少悪くても無理してでも小屋を出発しなければならず登山者への負担はかなり大きくなる。
むしろ初心者や、初めての人ほどこういった柔軟な対応が出来るようなプランが良いと思うのだが・・・。
この辺りは、今回富士山を登りながらずっと考えていたこと。
後の記事でまとめようと思う。

さて、前置きが長くなってしまったけど、ご来光に後押しされて5時38分、見晴館を出発。
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ここからの行程はCTなら2時間10分。コンディションを考えれば2時間半でいければ上出来だろう。
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行ってくるぜ、見晴館!