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最近連日のように報道されている山岳や山麓、さらには海岸や民家でも目撃或いは被害のある、熊。すでに前年度の目撃回数を今年は4月〜9月の集計だけで上回り(7115件)人的な被害も8月の時点で57件と、前年同時期の36から大幅に増加している。

今までの登山ではあまり気にかけた事はなかったのだが、今年7月以降山に行く回数が増えたため、我が家もついに熊鈴を先日購入、前回の霧藻ヶ峰登山から実戦導入。結果として熊との遭遇は無かったのだが、それがただのラッキーだったのか、熊鈴のおかげだったのかは分からない。

そもそも今年何故これだけ熊の目撃回数が増加しているのか。
一つは良く言われている「猛暑」の影響により、本来熊の主食である木の実が減少していること。
通常熊の行動範囲は1〜3キロ四方程度だが、今年は木の実を求めて数キロ〜時には10キロを超えて移動しているらしい。先の海岸で目撃されたケースは生息地の山岳部から海岸までは約10キロあり、冬眠前に餌を求めて移動する範囲としてはかなり広範囲だ。
10キロも山岳部から移動すれば通常人里にまで及んでしまう。このために目撃回数や被害が増加していると考えられる。

加えて考えられるのが近年の山ブームだ。参考データとしては、今年の富士山登山者数が遂に40万人を突破したらしい。7月の山開きから8月の閉山まで約2ヶ月、バラツキを考慮しても平均すれば1日辺り6000人強が富士山に登っていた事になる。
富士山だけではなく周辺の山々でも登山者が増加しているため、相対的に熊を含む野生動物との遭遇率が上がっているとも考えられるのだ。

確実では無いにしろ、温暖化の影響で猛暑日が増え、結果的に熊のエサとなる木の実が不作となっている事に関しては、人間活動がその根底にある事は間違いないだろう。
そして元々自然の中に入り込み、自然を楽しむのが登山だったりする。彼らからすれば招かれざる来訪者であるのは人間側になる。
その意味でも熊鈴やラジオなどでまず人間の存在を相手に知らせる事はやはり重要なのかもしれない。
接近遭遇してしまった場合の対処としては、とにかくパニックにならないこと。騒ぎ立てるとかえって熊を刺激しかねない。そしてゆっくり熊を見たまま後退り。
それでも危険な場合の為にカウンターアサルトなる熊撃退アイテムがある。のだが、これまた結構お高いワケで。
主成分はカプサイシンでいわゆる劇薬。少しでも皮膚に触れれば激痛に襲われる。そのため万が一風下から風上の熊に使おうものなら逆にこちらが撃退?されてしまいかねない。また、ある程度飛距離はあるものの霧状に噴射されるため十分に熊を引き付けて使う必要がある。
最終手段的に保険として、あれば安心、と言うモノでもないので必要かどうか非常に悩む。
今月末予定の雲取山付近の奥多摩地域でも熊の目撃情報はあるみたいなので、あった方が良いんだろうけどね…。
ちなみに購入時には身分証の定時とかも必要らしい。


今年は猛暑の影響で暑い陽が続いたけどここのところ急に気温が低くなってきてる。
熊の冬眠も間もなくとは言えこれから紅葉も本格的になるし、安全に楽しく秋山を楽しみたいものだね。
カウンターアサルトはともかく…。