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山へ、森へ、歩いたり、走ったり。

2012/12

2012年最後の月の半分が過ぎましたな。
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今年最後の山本。
最近はこの手の本はよほど興味がないと買わないことにしてる。
どこの本も示し合わせたようにこの時期は雪山関連の特集ばかり。毎年同じ内容なんだよね。思うにあの手の本、読んでいてまあ楽しいけど、読者のスキルに対応した情報じゃない気がして。
だって、雪の高尾山に登った人があの本の特集を読んで、雪洞泊とかしちゃったらどうするんだろう?まあ居ないかなそんな人は。でも分からないですよね、今はホント怖い。一足飛びにどこでも行ってしまう。もちろんハードルを上げていく事はステップアップに繋がるだろうけど、ハードルの高さは自覚しないで平気で飛ぼうとする人がいるって感じですよね。

まあ、それはさておき今回山と渓谷を買ったのは『百名山』について興味があったから。
と言っても、今までさほど百名山を意識していたツモリはないし、自分の場合登りたい山を選ぶ時の基準には全くもってなっていない。それでも興味があるのは、やはり先駆者の思いがどのように詰まっているのか、というところにあるかもしれない。続きを読む

すごくどうでもいい事ですが、
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好きな山スタイルは短パン+タイツ。です。

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今年3月、雪の七ツ石でも短パン。

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真夏の赤岳でももちろん短パン。

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北アでもバッチシ短パン。
とにかく短パン。続きを読む

12月の始まりに行ったタワ尾根〜長沢背稜から早一週間。
このblogを読んでいる方は既にご存知とは思いますが、初の破線ルート(タワ尾根)で人生初の道迷いを経験しました。それもかなり豪快に(--;
自戒の意味と、今後の参考のために自分がロストしたケースについて考察してみようと思います。
と言っても原因は明確なんですけどね。

まず、タワ尾根の構成について簡単に。
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登山口となる一石神社を起点として、一石山〜人形山〜金袋山〜篶坂ノ丸(すずさかのまる)〜そしてウトウの頭〜タワ尾根ノ頭とつらなる、地図上ではほぼ一直線の尾根で、一石山までは一気に標高差で約400mを登る急登が続き、その後は比較的緩やかに標高を上げてきます。
居智頭、篶坂ノ丸の手前と、ウトウノ頭の手前付近で急な登りがあるものの、それでも素直に歩いていればほぼ問題は無いはずのルートです。

しかし、今回自分達はウトウノ頭から先を、タワ尾根ノ頭方面ではなく、四間小屋尾根方面へと進んでしまいました。
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通常であれば考えられないルートミス。
これが何故起きたのか。同行した隊員Tとも下山後話し合った結果、大きな原因は『方向感覚が間違っていた』という点。
恐らく多くの道迷い・ロストの根本的な原因となるところだと思います。
では、何故その方向感覚が間違ってしまったのか?
これにも明確な原因がありました。それがもう一つの、最も大きな原因、『思い込み』です。続きを読む

翌、12月2日日曜日。

6時起床予定だったのだけど時間よりも早く目が覚めてしまった。
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というより寒さのためあまりよく眠れなかった。
シュラフやダウンを着込んだのでかなり暖かかったのだけど、やはり背中からの冷気で何度も目が覚めてしまった。今回は雪の上では寝ないだろうと思い、アルミシートも短いものしか持って来ておらず、これは足元に敷いたのだけど、今考えれば上半身の下に敷いておけばもう少し眠れたかもしれない。
なんだか毎回これは失敗するな・・・。

テント内の気温は−3℃。思ったよりも冷え込みはゆるかったようだ。
前室のフライを開けて外を見てみると、東の空が黒→赤→青と美しいグラデーションを見せてくれていた。
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反対側、テントのほうはまだこんなに真っ暗なのに。
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トイレを済ませたりしばらく空を眺めたりしばらく外をうろうろ。
小屋のハイカーさんももう起きているようだ。
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外気温は−6.5℃。

おきてから約20分、あっという間にテントの方まで明るくなってきた。
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フライシートの裏側は結露が凍結してバリバリ!
うひゃー!続きを読む

日没も近づいた16時20分、長沢背稜を酉谷避難小屋へ向けて出発。
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ウトウの頭から支尾根に迷い込まなければ、体力的には全く問題はなかっただろうし、何より既に到着しているはず。疲労が積もって重い体に、後悔ばかりが頭をよぎる。
それと同時に、「そんな事言ったって避難小屋は近づいてきてはくれないもんな」と、とにかく考えるより足を動かせ、という命令が下半身に流れていく。
不思議なものだ、こんな疲れてるのにまだ歩けるんだなぁ・・・。

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前方には残照を浴びて赤く浮かぶ雲。
太陽はもう雲取山の向こうへと沈んでしまっている。あとはこの残照が空を照らしている間にどこまで進めるか。

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長沢背稜の合流点から酉谷小屋まではほぼ標高差の無い、山腹をトラバースするようなトレイルが続く。
が、昼間の降雪のため細いトレイルは滑り易く、時折崖に近いような痩せた場所も通過する。
たとえ積雪があったとしても普段であれば全く問題は無いのだが、今は疲労のため踏み込む足一歩一歩に意識して注意を向けないと危ない。
当然頭も疲れているので余計に神経を使う。
加えて迫り来る日没。予想上に遠く感じる酉谷山。文字通り、避難しているような気分だ。

そしてなんとか辺りを照らしていた残照も徐々に暗くなっていき、ついに辺りは薄暗く、周りの山も見えづらくなってきた。
日没。
秋冬の登山では最も気をつけなければならない、日没後の山歩きをしなければならなくなってしまった。
とにかくまずはヘッドランプを着けなければ。
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酉谷山山頂と避難小屋の分岐でヘッドランプを装着。
北から吹きつける風は容赦なく体温を奪い、手袋を外すとあっという間に手がかじかんでしまう。
しかしこの分岐まで来れば避難小屋まではあとわずか、のはずだ。
ヘッドランプが照らし出すトレイルに一歩一歩足を乗せるように丁寧に歩く。ここまで来たら速さよりも「確実・安全」に進むことが最優先だ。続きを読む

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篶坂ノ丸へと続くトレイル。
冬枯れの木々を覆うガスが寒々しさを一層演出しているようだ。

金袋山からのトレイルでは断続的に雪が降り続き、徐々にその勢いは増してきていた。
それでも雨が降るよりはマシ、と思いながら先へと進む。

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重量級のバックパックで思うようにペースが上がらない状態で、なんとか篶坂ノ丸に到着。
ここに来ると雪、というか霰に誓い粒ははもう本降りに近く、トレイルにははっきりとその粒が見て取れる。
気温も冷え込んできているので、地面に落ちても溶けない。このままだとすぐに積もりそうだ。

そんな心配は上の写真からわずか5分後に現実となった。
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トレイルにはあっという間に積もった雪。
事前に最も懸念していた、落ち葉の上に積もった新雪は簡単にトレースを消してしまう。
幸いこの辺りは尾根なので、筋から外れないように注意しながら進む。

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雪は確かに懸念事項だけど、それよりも今シーズンの初雪にテンションアップ。
この浮かれ気分、後々に痛い目を引き起こす原因になっていたかもしれない。。。
続きを読む

11月最後の30日金曜、同行する隊員Tとの待ち合わせ場所にて。
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今回は奥多摩へ前日入りして仮眠を取り、その後出発する、という計画。
と言うのは、一つは破線ルートを歩く関係で早めに登り始めたいという点。
もう一つは隊員Tの愛車ジムニーがいよいよサヨナラを向かえる事になったため、それじゃあ最後に車で行こう!という話になったためだ。
自分もかつてジムニー(1300の方だけど)に乗り、手放したあともこの隊員Tのジムニーで様々なところへ行った。我らにとってジムニーは愛車以上の存在なのだ。そんなジムニーのラストを飾るべく、いざ奥多摩へと出発!

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奥多摩には日付も変わった土曜、12月1日の深夜2時過ぎに到着。当初東日原の駐車場で仮眠をする予定だったのだが、日原街道が深夜工事のため朝4時まで通行止めになっていた。
そのため奥多摩駅まで戻り、駅前の邪魔にならない場所に車を停めて仮眠をとる。

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朝4時を過ぎて再び東日原へと向かい、そこでさらに1時間ほど仮眠。
起きて準備を済ませて、東日原のバス停へ。

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バス停でトイレを済ませていると早くもバスに乗ってハイカーが来てしまった。
あれ・・・車で前日入りしたのにwまあ良いのだ、時間はそれでも早い。

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諸々支度をしたら、7時52分、東日原バス停を出発。
まずは車道を進み一石神社を目指す。続きを読む

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